拉致事件を本音で語れ! 偽善排除 27

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当時は日帝支配の時代でしたから、普通学校では、日本の皇民化教育が行われて
いました。
毎朝授業が始まる前に全校生徒が集められて朝礼があり、その時に全員で
「皇国臣民の誓詞」の斉唱をさせられました。そして同時に「宮城遙拝」を
させられました。「皇国臣民の誓詞」とは、「われらは皇国臣民なり、忠誠を
もって君国に奉じん・・・と言う文章を声をそろえて言わされるもので、
天皇に忠誠を誓うと言う趣旨の内容でした。私は漢文を勉強していましたので
何とか意味はわかりましたが、ほとんどの生徒は何を言わされているか分から
ないまま斉唱していました。「宮城遙拝」とは東の皇居の方を全員向かされ、
「天皇陛下に向かって宮城遙拝」というかけ声に従って何も言わずに 深々と
お辞儀をするものです。この「宮城遙拝」についても意味をわからずにしていた
生徒がほとんどでした。また、週に一回、修身の時間に教育勅語を言わされ
ました。教育勅語は全員が暗記させられ、もし正確に言うことができなかったら、
水の入ったバケツを頭より上の高さに持ち上げられさせられて、長時間立たされ
るという罰を受けました。この教育勅語も意味の分からない生徒がほとんど
でした。ですから修身の時間はみんな嫌がっていました。