>>870,
>>871 日本の歴史上初めて、生まれついた時から法的な形で皇太子→天皇
の地位が約束された希有な存在。
それが現皇太子で、歴代皇太子、他の兄弟(秋篠宮殿下、紀宮殿下)
とは決定的に違うところ。
本来、皇太子の第一の役割は、天皇の考えを正しく理解しそれを体現
する存在となること。
天皇に(気に入られ)後継として認められる存在であり続けること。
決して皇太子という地位は、固定的なものでも、権利として与えられる
ようなものでもない。
天皇の意に沿わない場合は、長男といえども立太子出来ないことも
あり、また皇太子となった後でも廃太子となることもある。
子は親の背を見て育つ、という面は確かにあるが、単なるプライベート
な親子関係ではなく、家業に関わる継承という面では、プロジェクトを
司るマネージャーにおける人事権と予算配分権と同様に、現実問題として
親としての後継指名権が大前提となって各種の指導が強制力を持った形で
活きてくる。
天皇皇后両陛下の場合、教育、子育てを間違えたということではなく、
手枷足枷をされた(外部から制限を受け人事権等を奪われた)状態での
教育を余儀なくされ、その制限ゆえに肝心なところでの指導力、強制力を
発揮できない状況が、殊皇太子の教育においてはあったということ。
これは、昨年末の天皇誕生日文書回答においても示されている。
>私も皇后も、相談を受ければいつでも力になりたいと思いつつ、
>東宮職という独立した1つの職を持っている皇太子夫妻の独立性を
>重んじてきたことが、これらの様々な問題に、気が付くことの
>できない要因を作っていたのだとすれば大変残念なことでした。