宅間守という生き方

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980朝まで名無しさん
弱者はいたぶるもの。女は犯すもの。他者は騙し、奪うもの。
こうした獣じみた世界観に生きている人間は、自らが逆境になった時、他者から
騙され、奪われ、いたぶられていると感じるものだ。

他者は騙し、奪うもの。

こうした価値観を獣じみたと表現したが、実際の動物は宅間ほど獣じみてはいない。
他者を信じることや愛する事を甘ったるい幻想だと感じる人間は、自分の感覚の方
を幻想だと疑うべきだ。

動物にも利他的行動は広く見られるし、コンピュータシミュレーションでも、
他者との協調、利他的行動は自然発生しうるという結果が出ている。
私の飼い猫は私を餌を与えてくれる存在として利用してもいるだろうが、
実際の感覚としては彼女は私や私の家族に甘え、家族が旅行に行ったりすると
明らかに寂しがっている。(ように思える)

もちろん、動物の中にも宅間守はいる。そっちの進化論的解釈はちょっと
知らないのだが、きっと宅間守も自然発生しうるんだろう。

2ちゃんねるはもはや薄汚いゴミためと化して久しい。かつて各専門板
が盛況を誇り、どんな事でも必ず知っている人間がいるすごい場所だった時
代を知る人間としては寂しい限りだ。
専門板は過疎化し、ニュース系などの板では、脊髄反射で書いたかのような、
刺激に対する、感覚。それも強者への妬みと弱者への蔑みに代表されるよう
な下劣で幼稚な感覚が垂れ流されている。
アウトローを気取る子供たちや大人になりそこなった人々が、安全な場所か
ら、競ってただ単に反社会的、反道徳的なだけのメッセージを打ち込む。

一定水準以上の品性と知性を備えた人々は、大半がもはや2ちゃんねるを
去ったと私は思う。(例えばこの板のひどい発言を読んでまだ居座れる人
間は、私も含めやっぱりどこか感覚が鈍磨していると思う)