>>403 最近は「国交正常化を1年以内に」と言い出して波紋を呼んでいる様ですが、
これも前提条件としての「拉致/核/ミサイルを包括的に解決して」に重みを
置いて解釈すれば、メディアの報道とはまた違った意味合いが見えてきます。
最近の小泉首相の発言を纏めれば、主旨は以下の様なものとなるでしょう。
・北朝鮮は(全く信用出来ない国であり)何時また拉致を繰り返すか分からない。
拉致を繰り返させない為にも、日本への脅威を取り除く為にも、
「拉致/核/ミサイルの包括的解決を前提とした」国交正常化を急ぐ必要があり、
2年と言わず1年以内にも実現したい。
さて「拉致/核/ミサイルの包括的解決」が1年以内に可能なのでしょうか?
六者協議での核問題の進展具合や1年9ヶ月に及ぶ拉致問題の停滞を考えれば
その困難は明らかでしょう。ミサイル問題は未だ議題にもなっていません。
停滞打破のため異例の第二回訪朝を敢行した小泉首相には、北朝鮮を相手にした
交渉の困難さが身に沁みている筈です。では「1年以内」の根拠は何なのか?
拉致問題だけならば日本の妥協も考えられますが、核/ミサイルとなると日本の
安易な妥協を米国が許す筈もなく、小泉首相がそれを知らない筈もありません。
拉致/核/ミサイルを1年程度で解決させ得る方法が一つあります。
レ ジ ー ム チ ェ ン ジ です。
小泉首相の発言は果たして、そこまで読んでのものなのでしょうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040702-00000167-kyodo-pol 人は他人の発言を自分の都合の良いように聞くものです。
北朝鮮はこの発言を「パフォーマンス好きの小泉の功名心の現れ」
として聞くでしょうが、米国政府はこの発言を
「小泉がレジームチェンジを承諾したサイン」と受けとめるでしょう。