自作自演デマ流した外務省公安

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1朝まで名無しさん
4月9日、イラクでの人質事件が発覚した直後から対策本部がおかれたアンマンの日本大使館
を取材した。一言で言えば連日、悶々としていた。対策本部長の逢坂副大臣の会見での文言
が判で押したように毎回同じ内容――要は政府側は全く情報収集できていないのだった。
そんな時に”人質の自作自演論”というものが日本で蔓延しているとメールで知人から知ら
された。驚いた。自作自演? バグダッドでもアンマンでも思いもよらぬ発想だ。なぜそんな
ものが。早速ウラを取った。
「日本人3人が拘束とのニュースが入った直後、僕の携帯が鳴り止まなくなったのです」と教え
てくれのは旧知の政治記者のA氏。かけてきたのは日ごろから可愛がっている自民党の1年生
議員3人だった。普段は横のつながりが何もない彼らが全く同じことを口にした。
「Aさん、あの人質事件は奴らの狂言らしいですよ!」
驚いたAがその情報の出所を資してみるととんでもないことが分かった。二人は外務省からで
一人は公安。お喋りな1年生議員に流して報道関係にリークさせ、それがネットの2ちゃんねる
などに瞬く間に流れた。このことを思い出すと今でも怒りで体が震えて止まらない。ことは国民
の人命に関わる一大事である。それを在外の日本人を守るべき当該役所が被害者を真っ先に狂言
者に仕立て上げて世論の攻撃の的にさせてしまう卑劣さ。某局の報道局長にあるAは言った。
「僕は元々保守派の人間ですよ。その僕にしても今回の自作自演の煽動はひどい、許せない」。
そして政府によって流布された官製デマにまんまと乗って煽動された情報通気取りのネット
おたくや物書きの危うさ。有事の際に情報の本質を検証できずにいいように利用されるのは
こういう訳知り顔の輩だ。
2朝まで名無しさん:04/06/02 19:23 ID:MHVDDmfX
外務省高官の「救出費用を本人負担にせよ」に至っては怒りを通り越えて呆れるばかりだ。
邦人保護は日本大使館の義務であり大きな存在理由であり、そのための税金であろう。火を
消さない消防署に税金を使われたくない。空き巣に入られて警察に届けたら捜査費用を請求
されたようなものだ。私は、東欧の某国で自分は中国人だと偽って女性を買いまくっている
日本大使館員を知っている。外務省には世論誘導の官製デマを流す通信費や職員が売春する
金はあっても同朋を救出する費用はないということか。一回実名出したろか?
メディアも酷かった。国家が煽動した被害者虐めに対し、「この国は個人を平気で見殺しに
する時代にきた」と警鐘を鳴らすのが本来の役目であろう。どころか、強いトコ付きしてバッシ
ングした連中のなんと醜悪なことか。たかが砂漠で追い剥ぎに遭ったことを武勇伝の如く自慢
しながら、人質事件発覚後は「自分は誘拐された時のために書置きを残してあった」と後出しで
3人を責めたコラムニスト。強盗に遭ったことを恥とも思わぬこのお坊ちゃんはあと10年この
ネタで食っていく気だろう。また、反自民を謳って当選するや、さっさと入党してしまった
かくも卑しい広島の国会議員は「反日分子と言ってやりましたよ」と一生上に媚びへつらい
風見鶏を決め込むのだろう。
批判の中には「国民に迷惑をかけた」というものがあるが、『週刊新潮』は3人をネット上の
ネタだけでバッシングした記事で74万部を完売したという。冗談ではない。迷惑どころか新潮社
にとって3人は大恩人ではないか。
3age:04/06/02 19:23 ID:17gSBFRF
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4朝まで名無しさん:04/06/02 19:23 ID:MHVDDmfX
もう一度立ち返ってみよう。すでに米兵による虐殺の証拠写真も続々と出てきている。大量
破壊兵器がなかった段階でこの戦争は大義なき侵略である。自衛隊はイラクの人々に復興
支援に来て欲しいと言われて行ったのか? NOだ。ブッシュに行けといわれた小泉が尻尾
を振ったのだ。日本はすでに米国の占領統治政策への加担をする国とみられている。読売新聞
は人質バッシングのロジックとして危険地帯に行くなという社説を展開させた。それ故に
バグダッドから自社の記者を撤退させたこの新聞社は報道機関としての責務を放棄したに等
しい。現場にいる記者の中でこの馬鹿げた社命に背いてでもバグダッドに残ると言い出す記者
は読売には一人もいなかったのか。
(ミュージックマガジン6月号 木村元彦)