統一教会にとっては、キリスト教もユダヤ教もイスラム教も、また当然ながら仏教も、本質的に全て敵なのだ!
なぜなら、文鮮明が望む統一教会による世界統一宗教国家なぞ、統一の信者とそのシンパ以外認めるはずがないからだ。
統一のお家芸であった「共産主義者=サタン崇拝者」の教義の裏には「ユダヤ陰謀論」が隠されているのだ。
なぜなら「共産主義=国際ユダヤ陰謀組織=悪魔崇拝者」という構図が、有名なユダヤ陰謀論の古典である「シオン賢者の議定書」から連なるこのトンデモ思想の根底にはあるからだ。
文鮮明は、西側諸国の保守勢力に取り入り、宗教活動の自由を得るために、表向きの教義からは「ユダヤの陰謀」を隠していたに過ぎなかった。
共産主義の没落と共に、統一が金科玉条としていた「共産主義者=サタン崇拝者」のお題目が求心力を失った今、統一は、その悪魔主義的教義の奥に隠し続けてきたユダヤ陰謀論を秘かに流布させる事で、存命のための活路を見出そうとしているのだ。
神から自分たちに与えられた摂理が実現しないのは、全てユダヤの陰謀と言う訳なのだ。まさに藁藺草ではないか!(笑