★<アフガン攻撃>「ブッシュを裁こう」ビデオ完成
・米国によるアフガニスタン攻撃を国際法によって裁き、戦争犯罪として告発
しようと、法律家や人権活動家が進める「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」
(代表、前田朗・東京造形大教授ら)の取り組みを紹介するビデオ「ブッシュを
裁こう」(35分)が完成した。大阪市の映画製作会社「マブイ・シネコープ」が
つくった。7月に東京であった“初公判”や、現地調査の様子などを盛り込み、
国際法についても分かりやすく解説した内容になっている。
法廷運動に参加した人たちや、ボランティアの若者に対するインタビュー、
調査団がアフガニスタンで撮影した被害状況の映像などを収録。初公判では
首都カブールの空襲被害者の遺族が、家族の悲惨な死の様子を証言しながら
泣き出す姿などをとらえている。
同法廷は、初公判で検事団(団長、土屋公献・元日弁連会長)が侵略の罪、
民間人攻撃など戦争犯罪、人道に対する罪を指摘。フィリピン、大阪府枚方市
など国内外で十数回の公聴会を開き、劣化ウラン弾被害などについて
専門家らが証言している。今月14日に“判決”と勧告が発表される見通し。
マブイ・シネコープはこれまでにも、沖縄の基地問題や米のイラク戦争反対
運動をテーマにしたビデオ・映画作品などを手がけてきた。代表の木村修さん
(55)は「アフガン攻撃に続き、イラク戦争が世界の反対にもかかわらず
行われた。あきらめるのでなく、違法性を問い続ける意味でこうした運動が大事。
“判決”の場面なしに裁判を映像作品にするのは難しかったが、自衛隊の
イラク派兵が近づいているこの時期に完成したかった」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031203-00001073-mai-soci