【政権交代妨害】自民別働隊=日本共産党

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121良心的党員の叫び
日本共産党には、実は、大衆運動vs議会主義 という、革命の基本路線の対立が、トラウマ
のようにのしかかっている。

「大衆運動路線」というのは、例えば、イラク反戦とか、賃上げ要求とか、とにかく政治課題
に応じてデモや集会を組織し、それを通じ人々を革命の法に導いていくやり方だ。
かつて、労働運動は総評=日本社会党が握っていたこともあって、共産党はこの路線をとる
ことができなかった。しかし、共産党でも、袴田里美は、この大衆運動路線を主張し、のちに
除名された。現在のトロツキスト諸派は、大衆運動路線。最近は、共産党の議会主義路線に飽
き足らず、トロツキストが組織する大衆運動を共産党シンパや党員が支持するという「ねじれ
現象」さえ起こってきている。

これに対し、議会主義路線とは、選挙運動を党活動の中心におき、出来るだけ多くの議員を
各級自治体や国会に送り込み、議会における民主主義的なプロセスによって多数派を形成する
ことで、革命を達成するという手法だ。多数派形成に当たっては、他の諸派との連合もありう
るが、この場合は必ず共産党が主導権をとらなくてはならない。宮本顕治=不破=志位は、
この路線を採った。不破が、綱領改訂で革命や帝国主義の規定削除にこだわったのも、それに
よって「ソフトムード」を演出し、多くの票を獲得し、議会主義路線をつらぬきたかったからだ。

議会主義路線は、1970年代の共産党の大躍進で、成功するかに見えた。
しかし、その後翳りがあらわれ、綱領改訂という不破の必死の努力もむなしく、今回ついに
議席1ケタ台になったことで、基本的に破綻を有権者によって宣告された。

今回の共産党の大敗は、宮本顕治以来の日本共産党の議会主義路線への破産宣告だ。
こういう重大な事実も頬かむりして、「基本路線に誤りはなかった」と居座りをきめこむ、
不破=志位指導部は、断じて許すことが出来ない。
こうした指導部の誤魔化しは、小泉と同罪だ。
しかもその上に、自民党の下野を邪魔していることは、国民に対する裏切りといってもよい。

不破=志位よ、直ちに指導部を辞任せよ。