>>114 > 1938年1月4日に次の記事がニューヨークタイムスに載った。
これもまたとっくに否定されているものを持ち出してきたに過ぎないのですねぇ。これに対する
否定は色々あるし私がやっても良いんだけど、いちばん面白いのをご紹介しましょう。
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おいおい、インターネットはおろかファクシミリ、テレックスもない1938年に、アメリカで発行
されているニューヨーク・タイムズを、日本軍が占領する南京市で一体どうやったら即日に読めるん
だ?いったいそんな報道がアメリカであったことを当日に安全区委員達に誰が伝えるんだ?1月4日
の段階ではまだアメリカ大使館も封鎖されていたから、国際電報局のあった上海まで行かないと電信
も使えないんだけど。親切な新聞屋さんでもいたのかね。
おまけに、この事件が起きたとされる1938年1月3日頃は、外国人記者は南京にはいない。1937年12
月15日に退去命令が出されていたのである。つまり、この記事のニュースソースは外国人記者ではな
く、実は日本軍が流したものなのである。つまり、日本軍が自分達の起こした事件を中国兵の仕業に
仕立て上げていた可能性があるのだ。
ttp://plaza25.mbn.or.jp/~hinode_kogei/war10.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−
この最後の日本軍によるデッチアゲ説は、南京大虐殺否定派であられる故板倉由明氏も同様に指摘して
います。
「 結局どうもこの記事は、噂を埋め草記事にしたガセネタのような気がする。NYタイムズにも続報
はなく、このような裏付けのない記事を、都合が良いからといって検証もせずに歴史の資料に使っては
いけない。」