朝銀がやったことを邦銀がやったら磔獄門ですよ。

ふむ、
金正日体制を相手に「引くべき時があるか」という議論が宙に浮いたままになっていました。
以下に太陽政策の目玉とされる「離散家族」について私の意見を述べて終わりとします。

私は太陽政策を、金正日相手に引いたため失敗した政策の代表例としました。
これには当然ながら異論がある筈です。特に「離散家族」は太陽政策の成功として
喧伝される事が多いと思います。これについて私の見解を述べておきます。

平壌が北朝鮮に於けるショーウィンドウである事と同様、「離散家族」は太陽政策に於ける
ショーウィンドウです。太陽政策の実態は金体制の延命と問題の先送りでしかありません。
経済交流と人的交流を通じて北朝鮮の国体に風穴をあけるというならば、鎖国体制により
国体を維持している北朝鮮を刺激し摩擦が生じる事は、太陽政策の実施にあたって避けら
れない事の筈でした。ですが韓国は北朝鮮を刺激する事を嫌い摩擦を避け、北朝鮮の
鎖国体制に穴をあける努力を怠りました。そして太陽政策の本質を捨て、単なる金体制の
延命と崩壊の先送りに終始しました。その事実を糊塗すくために、ショーウィンドウとして
選ばれたのが「離散家族」です。以下の記事にそき様子が見て取れます。
　再会を避ける北朝鮮居住の家族たち
　http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2002/09/05/20020905000028.html
　離散家族の処遇が急変
　http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2002/11/07/20021107000008.html
韓国にも拉致被害者がいます。ですが北朝鮮からの奪還もならず１１時間の再開のみで
拉致犯の元へ返さざるをえないところが、太陽政策の限界でしょう。
　北朝鮮による拉致被害者が３６年ぶりに家族再開
　http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2003062884268

なお、北朝鮮に対して国際包囲網を築き圧力を掛けた結果がここに現れています。
　秋夕の離散家族再会、５００人に増加
　http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2003063099468

過去の実績からは、金正日に対しては引いては良い結果が得られません。
まずは、押して押して押しまくるべきでしょう。