961 :
私の考え:
もうすぐこのスレも使い終わるが(次もやるの?)私の意見も書いて落ちることにする。
まず、冤罪うんぬんとは別に、制度自体としては、私は死刑を許容する。
「人権論」としてみるならば、いかに個人の尊厳が近代法の基礎にあろうとも
「たとえ何万人人を殺そうとも、自分はその応報としては生命を奪われない権利」
なるものを認めることは承服しがたい。
ところが、一方、冤罪の場合の取り返しのつかなさも問題である。
「冤罪なら、終身刑や無期刑でも、失われる月日は取り返せない」という反論も
あるだろうが、根本的に違うのは、冤罪だと判明した場合に、被告人が刑事補償を
受ける主体として存在しているか、主体自体が消滅しているか、の差である。
もちろん刑務所で獄死すれば終身刑や無期刑でも同じだと反論されるだろうが、
最初から「殺す」ことを前提にしている刑罰と、「刑務所で生存させる」ことを
前提にしている刑罰とは、同列ではない。
それではどうすれば良いのかといえば、
案1:死刑に執行猶予を設け、実質的には極力執行を回避して限りなくゼロに近づける
(中央大学の斎藤信治教授の案)
案2:再審が認められなくても、無実を徹底して主張している場合には、特別な執行停止の
制度を設ける(大阪大学の佐久間修教授の案)
が現実的と考える。
以上の案によれば死刑が実質的に執行されなくなって廃止と同じになる、という反論もあるだろうが、
「何万人殺そうと、絶対に死刑にならない制度」(=死刑廃止)
と、
「一定数殺せば理論上は死刑になりうるが、その例外の道が広がっている制度」(上記の案)
とは、やはり考え方はまったく違う。
後者を支持したい。そのうえで、結果的に判決を受けても執行がない状態が到来しても仕方ないと思う。
962 :
847:03/02/07 00:39 ID:6QbCD2jB
>>961に賛成。
でも、これも難しいんだろうね。
廃止派・存置派ともに、極端な意見の人は
強く反対するだろうから。
>>948 その刑を下す主体を「国家」とするか「社会」とするか、
或いは「共同体」とするかで印象は変わってくるだろうな。
それはさておき
俺の考えでは「国家」は俺を含むこの共同体の人々の代理執行機関に過ぎない。
それを踏まえた上で
不可侵の権利というものを少なくとも俺は認めない。
単純に言えば俺の権利を認める相手に対してのみ、
俺は権利を認める。
964 :
947:03/02/07 00:42 ID:Y4kV4WaZ
>>969 横レスに感謝
>どっちにしても「現実にありえない話をしても意味ない」って事なんだと思うよ
って事なんです
>>961 案2は駄目だろ。
それは事実上、死刑は本人が望んだ場合しかあり得ないという事になってしまう。
966 :
朝まで名無しさん:03/02/07 00:51 ID:Wlku2+Xh
>>956 >その辺を考えれば、左翼が死刑廃止派だという意見が正しいならば、残りの右翼はみんな賛成側にいるってことだからね。
中庸は存在しないのか・・・・?
中庸は存置派。
>>961 その辺が落し所でしょうね。
ただ、刑罰の軽重というものを考えた場合、
事実上の終身禁錮刑となる虞がある執行猶予付死刑では
無期懲役との比較で軽重が逆転してしまうので
死刑執行までの猶予期間は刑務作業への従事を義務付けるような
死刑の厳罰化も同時に実施した方が良いかと思われます。
>>961 冤罪死刑に対するあなたの考えには、まったく賛成。
ただ、それだったら
>そのうえで、結果的に判決を受けても執行がない状態が到来しても仕方ないと思う。
こうまで考えておきながら、なぜ死刑存続にこだわるのかな?
そういう制度になったら、よほどのアホな被告人でもいない限り、死刑判決を受けても
実際に処刑される人間は、結局ゼロになるはず。
そして、いったんそうなれば、死刑執行の再開など事実上不可能だろう。
(何年も実質処刑がない状態が続いたあとで、処刑を再開したら、政府は
袋叩きになるだろう。なぜなら、「処刑されなかった死刑囚」と「処刑される死刑囚」とで
不平等の問題が発生するから。しかも、生命にかかわる不平等だから、反響は大きい)
それなら、最初から死刑廃止で終身刑代替にしたほうが、すっきりしないか?
結果は実質同じだし、死文化した死刑判決を受けても、誰も自分が処刑されるとは
思わなくなる。執行されない死刑判決をするくらいなら、執行できる終身刑判決を
やったほうが筋が通る。
そこまで考えて、なぜ「死刑」にこだわるの?「死刑」という“名前”だけが欲しいの?
969 :
朝まで名無しさん:03/02/07 01:12 ID:Wlku2+Xh
>>921 >それは公文書に記録されている分だけだろ。
いや、その辺も全部含めての話なんだけどね。
殺人がでれば、一大ニュースで、当時の瓦版が売れに売れまくったんだけどね。
まあ、疑問に思ってみるのはいいことですよ。
970 :
朝まで名無しさん:03/02/07 01:29 ID:zAsrI0X6
>>958 >>966 ま、スレも残り少ないことだし
極 左 中 中 右 極
左 翼 左 右 翼 右
~~~~~~~
このあたりが反対派だというなら
残りは全部賛成派なんでしょ
971 :
朝まで名無しさん:03/02/07 01:52 ID:zAsrI0X6
>>968 俺もそう思う。
>>961の案は、賛成派と反対派の妥協案ではなくて、反対派の案よりも賛成派に不利なものではないかな。
賛成派が死刑のメリットとして主張しているものがほとんど消えるでしょ。
その上、廃止派が死刑を廃止することによるメリットと主張しているものも、なし崩し的な死刑廃止では効果が出にくいだろうし。
972 :
朝まで名無しさん:03/02/07 02:09 ID:70BAaAdQ
>>971 賛成派、反対派というより冤罪死刑回避の為の妥協案の一つじゃないの?
冤罪死刑反対派も冤罪の余地が無い者は罰として死ぬべしと思うのがスジだろうし。
973 :
944:03/02/07 02:13 ID:VxwNDoLg
>>960>>964 なるほど・・・すれ違っていたようです。
>>938は、上で冤罪率の話をしていたので、その人達の死刑に対するスタンス(絶対否定派がいるか)
を知りたかっただけです。他意はありません。ですから仮定が馬鹿馬鹿しいのは当然です。
>>940でそのスタンスを知ろうとすること自体を「馬鹿馬鹿しい」と言われたと思い、
>>944でスタンスの説明に
終始してしまいました。激しく勘違いしてすみません。
僕は死刑賛成ですが、執行官が「仕事で殺す」事だけは引っかかってます。
>>971 そうか?
死刑賛成派にしても冤罪、つまり、無実の人間をも死刑に処すべきだ、
なんて乱暴な奴はいないだろうし、
賛成派の主張する可視化出来ない死刑の犯罪抑止効果も
現状、すなわち、非公開かつ執行までに長い期間を要する死刑制度下でも
その抑止効果在りとするなら、
賛成派は性急な執行そのものには価値を置いていないのではないか?
975 :
朝まで名無しさん:03/02/07 04:26 ID:70BAaAdQ
冤罪死刑のみ反対の立場で行けば、一番理想的なのが
「冤罪が発生しない死刑存置の状態」で、次が
「冤罪の余地がある者のみ執行停止(再審の機会を与える)で死刑存置の状態」、そして
「死刑廃止」の順番にならんかな?
なんで2番目の選択肢を無視して、いきなり死刑廃止になるんかな?
976 :
朝まで名無しさん:03/02/07 09:24 ID:S5NAQPzJ
>>961 次スレはこれをたたき台に議論してみたいなあ。
ちょっとは具体的で新鮮味がある。
>>975 無視をしているわけではないと思いますよ。
1.冤罪のない死刑存置システム
2.冤罪を認知し、修正する機能をもつ死刑存置システム
3.死刑廃止システム
の3通りあるわけですが、具体的な方法がないと話が進みません。
もっとも、そういう意味では、今のところどれも大差ない。
だから、まだ無理やりにでも具体的方法がある3に話がいきやすい。
977 :
朝まで名無しさん:03/02/07 09:34 ID:M+0xP2ob
>>976 欧州を中心とした死刑廃止の流れがあるからね。
前例のあるものは真似するのも容易だから。
978 :
朝まで名無しさん:03/02/07 09:38 ID:S5NAQPzJ
>>975 補足:
私としては、2段階の議論があると思います。
1.(理論)日本で社会的混乱を避けつつ死刑を廃止することは可能か?不可能か?
2.(実践)日本での死刑制度はどうあるべきか?
結構、この二つがごっちゃになっているように思います。
確かに死刑存置の具体的方法を考えてるときに廃止の話をされると無視されたように
感じるかもしれませんね。
979 :
朝まで名無しさん:03/02/07 10:01 ID:k2QemA0E
>>961は興味深いけど、重大な欠点がある
とくに
>案2:再審が認められなくても、無実を徹底して主張している場合には、特別な執行停止の
> 制度を設ける(大阪大学の佐久間修教授の案)
の案だけど・・・・・仮に冤罪でない死刑囚であるケースをかんがえると、
「本当に反省して、死刑も覚悟している死刑囚」は、文句を言わないので死刑執行される。
一方、「反省せず、死刑を逃れようとしている死刑囚」は、嘘をついたりして無実を主張する
から、結果的に停止を申し立てて、死刑を逃れることになってしまう。
つまり、反省した死刑囚が死刑になり、反省しないうそつき死刑囚が助かる、という
矛盾した状態になりかねない。
そういうケースが続出したら、国民の死刑への支持率はたぶん激減するだろうね。
それだったら、すべて終身刑で統一してちゃんと運用したほうが、マシじゃないのか?
メリットとしては、冤罪死刑は確かに防げることと、死刑という名前が残るので
存置派にとって自己満足になることくらいか。
980 :
朝まで名無しさん:03/02/07 12:48 ID:zAsrI0X6
>>972 >冤罪死刑反対派も冤罪の余地が無い者は罰として死ぬべしと思うのがスジだろうし。
冤罪の可能性が無い者だけ死刑にするのは不可能だし、デメリットだらけだから主張できないけどね。
デメリットについては
>>979が書いてくれてる。逃げ、隠れ、嘘をつけば刑が軽くなるという問題。
>>974 >>961案だと、死刑執行が0になる可能性が高いでしょ。
>>975 >なんで2番目の選択肢を無視して、いきなり死刑廃止になるんかな?
上にも書いたように、2番目の選択肢は問題だらけだから。
たとえば、ある犯罪者が冤罪じゃない場合でも
自首・自白→死刑 黙秘・否認→執行停止
現行犯→死刑 逃走・証拠隠滅→執行停止
というように、反省した犯罪者より、反省してない犯罪者の方が罪が軽くなるでしょ。
そうなると、情状酌量などにも反するし、犯罪捜査が崩壊する可能性がある。
2番目は無理だよ。
981 :
朝まで名無しさん:03/02/07 13:12 ID:k2QemA0E
「冤罪の可能性がない者だけ死刑」というのは、厳密な意味では
不可能と思うが、近似的な意味ならば、
・本人が100%事実を認めている
・衆人監視で、客観的証拠が存在する
などの場合だけ死刑にする、ということになるだろう。
となると、そうでない場合(例:本人が否認)はどうするかといえば、
無期とか終身刑ではなく、完全無罪にしなければ筋が通らない。
同じだけの罪を犯した疑いがあるのなら、有罪なら同じ罰でなければ
おかしい(司法制度がめちゃめちゃになる)し、有罪にできないのなら
無罪しかない。
要は、たとえば何十人も殺した凶悪殺人事件なら、死刑か無罪か
二者択一しか論理的に成り立ち得ないのであって、
「冤罪だと困るから無期にしておく」なんて選択肢はありえない。
冤罪だと困るなら無罪しかない。
982 :
朝まで名無しさん:03/02/07 13:18 ID:k2QemA0E
まあ、
>>961の二つの案のうち1番目の「死刑執行猶予制度」は
まだ考える余地はある。
たとえば、
・罪を認めて反省orおとなしくしている死刑囚
・無実を訴えている死刑囚
は執行猶予をずっと続ける
・開き直って殺人をまたやりたいと公言し、態度が粗暴で
真に手をつけられない死刑囚
だけを処刑する
・・・という案だな
ただ、精神が狂った人間でない限りそんなことは起こらないと思うので、
これも実質的には死刑廃止に近く、終身刑を「死刑」と言い換えるだけのような
状態になるだろうな。
983 :
朝まで名無しさん:03/02/07 16:29 ID:vjmz4TMY
>「人権論」としてみるならば、いかに個人の尊厳が近代法の基礎にあろうとも
> 「たとえ何万人人を殺そうとも、自分はその応報としては生命を奪われない権利」
>なるものを認めることは承服しがたい。
「承服しがたい」理由は何だろう?
「何万人」もの人が死んだ後で、いまさら犯人一人を死刑にしたところで
何になるのだろうか?というのが、死刑廃止の価値観の底辺にあるもの。
984 :
朝まで名無しさん:03/02/07 16:41 ID:7E0nVpVS
そんな価値観は認めない、絶対に認めない、もう既に被害者が
死んでいるのだから、いまさら犯人を捕まえても仕方がない
といってるのと同じことだよ
殺人犯は他人の人権全てを奪った者だから、当然人権はないのだよ。
985 :
朝まで名無しさん:03/02/07 17:14 ID:yi7sJLjo
>死んでいるのだから、いまさら犯人を捕まえても仕方がない
>といってるのと同じことだよ
死刑反対の立場によっても捕まえて償わせる意味はあるだろう
民事でも加害者の特定に役立つわけで
987 :
朝まで名無しさん:03/02/07 17:27 ID:KvLjWWD6
人を殺したから捕まって裁かれてるわけで
そのやってはいけない殺人を司法はしてもいいというのは矛盾している
よって死刑はダメ!
DUTCH、米国。 薬、犯罪の上の貿易統計
アムステルダム-オランダの健康省は、木曜日に米国による主張を拒絶しました。 薬政策アドバイザー、将軍 バリーMcCaffrey、オランダの刑務所はその豊富な薬政策のために非常に込んでいました。
水曜日にロサンジェルスのロイターと話をして、McCaffreyは、マリファナのような弱い薬に対するオランダの耐性が刑務所人口中の爆発、および薬物使用者の数の中の急騰に寄与したと言いました。
「オランダのものは一貫して害軽減策に続きました...彼らの国では、薬乱用がそれらの若者の間で評価します、行った、方法、を上へ、この政策およびそれらの刑務所人口の下で、行った、方法、を上へ"。McCaffreyは言いました。
アメリカの予防のアプローチが対照的に、大成功だった、とホワイトハウス・アドバイザーは付け加えました。
「私たちのモデルは、50パーセントずつアメリカで薬物乱用の割合を引き下げることに帰着しました。 コカイン使用は70パーセントずつ下がっています;「薬に関連する殺人は、3分の1ずつ下がっています」と彼が言いました。
オランダの健康省では、McCaffreyの最新の統計がオランダの殺人割合がアメリカのを矮小にした先月彼の浪費するステートメントと同じくらいの不信で挨拶されました。
米国の4分の1未満でオランダの殺人割合を置いた、統計のオランダの中央の事務局は、そのとき図を生みました。 レベル。 木曜日に、健康省は、McCaffreyを否定するためにデータの別のセットを生産しました。
健康省スポークスマンによって急速に作られたオランダの図によれば、オランダには100,000人の住民ごとのためのおよそ160人のヘロイン麻薬常用者がいました。
アメリカでは、比較的には、約430人の麻薬常用者が100,000人につきいた、とスポークスマンは言いました。
オランダの刑務所統計は同様の話を話します。 省によれば、73人がすべての100,000から、アメリカに記録された645よりかなり下に、オランダで刑務所刑に服しています。 健康省によれば、18歳の間のインドアサ消費は、さらにオランダにおいてはるかに低い。
>>987 それは既出だけど、死刑廃止論の本質部分ではない。
たとえば、人身の自由を侵していけないはずだが(監禁犯)、
それをやった者の自由を(刑務所に監禁して)奪っていいのか、
というのと同じ。
だから、
「一般人がやってはいけないことを刑罰でやっていいのか」
というだけでは、批判理由にはならない。
もともと、刑罰でやられているような行為(自由の拘束、一定の金銭や財産の
剥奪、そして死刑)を私人が勝手にやったなら、死刑に限らず、「いけない」に
決まっている。
だから、あくまでも「生命を奪う」という死刑の特殊性に着目して論じるべきだろう。
990 :
山崎渉:03/02/07 17:36 ID:nT/SeELl
(^^)
991 :
朝まで名無しさん:03/02/07 17:45 ID:7E0nVpVS
人を殺したから、捕まって、裁かれるから命を奪われるのだよ。
その理屈だと、監禁罪で捕まえられた奴は、罰金刑だけかい
ボクサーは人を殴ってもいいのだよ。国は人の命を奪っていいのだよ
憲法31条にも、書いてあるがな、人の命を奪ってよいと
992 :
朝まで名無しさん:03/02/07 18:48 ID:ur10pj4k
993 :
朝まで名無しさん:03/02/07 18:55 ID:zAsrI0X6
994 :
朝まで名無しさん:03/02/07 19:08 ID:zAsrI0X6
995 :
朝まで名無しさん:03/02/07 19:16 ID:rf4W7JpK
>>993 被害者だけ無惨にバタバタ死んでく。加害者は生存
たしかに少ないな
996 :
朝まで名無しさん:03/02/07 19:44 ID:ur10pj4k
997 :
朝まで名無しさん:03/02/07 19:45 ID:ur10pj4k
判例は31条を根拠にしているぞ。
998 :
朝まで名無しさん:03/02/07 19:46 ID:ur10pj4k
そろそろ。
999 :
朝まで名無しさん:03/02/07 19:46 ID:ur10pj4k
どうして鬼畜のかたを持つんだろうか。
1000 :
朝まで名無しさん:03/02/07 19:47 ID:ur10pj4k
1000ゲット
1001 :
1001:
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