人間に臓器を移植するには豚の臓器が一番らしいな。
俺も反対ってわけじゃないけど
ラエリアンの人達はどうも世界から弾圧されたがっているように見える。
自分達が何をしようと自由だというなら、弾圧も同じだろうよ。
745 :
725:03/02/16 23:30 ID:Lm4Ufa8O
>>741 っつーか山崎ってコテハンはタダの煽り屋だから相手にするだけ
損だと思われ。
ジーンリッチなんてモノを未だに盲信しちゃってるし、議論にすらならんよ。
746 :
朝まで名無しさん:03/02/18 01:24 ID:JdgSFNVW
もうこれは「できる」って立証されて
事実できてしまっている以上今後も生み出されるますね。
是非いかんに関わらず。
封印するなら技術そのものをきれいさっぱり捨てなくては。
そうでないなら――生まれてほしくなくても生まれてくる。
で、どういうことが起きるか?
そのシミュレーションをあらゆる角度で検討しなくては
いけない。それがまだまだ不十分なのだ。
ここのレスを見ていても本当に表面的にしか考えてない
(特に賛成派)と感じる。
クローンは現段階でもわかるように「代替物」としての
役割を負わされている。曰く
死んだ人を生き返らせる。
死んだペットを生き返らせる。
死ぬかも知れない自分のコピーとして。
死んだ(使えない)臓器などの補充品として。
さて、代替物が量産可能であるとなれば人間のする
ことは「消費」であろう。過去レスでも出てたが
・兵士
・臓器提供者
・合法的な生体実験の検体
・合法的な性愛玩具としての人間
とまあ、いくらでも考え付く。もっとおぞましいことを
考え付くのが人間だが、私の想像力ではこんなとこ。
747 :
746:03/02/18 01:39 ID:hz+FPzuM
クローンの悲劇は男女の性行為の後の偶然性からではなく
(実は必然かもしれないが)、ある意図の下で目的を
(役割)を負って「生まれさせられる」点にあると思う。
それは「生まれて来たこと」を喜ばれる存在ではなく
「何かに使われること・その使命を果たすこと」に「価値」
を置かれた「者(物)」なのだ。
それをしていいのは「神」と呼ばれるものだけではないか?
クローンを生み出そうとするのは「神」を標榜する行為では
ないのか?これも過去レスにあったが、まさにフランケン
シュタインの轍を踏む行為であると言いたい。
クローンは深刻な人種差別を引き起こす恐れがあると思う。
人間社会がもっと成熟して均質化した世界ならばクローンも
可能なのかも知れない。しかし実際はそうではない。
総ての「道具」(そう、クローンは生み出した者にとって
「道具」なのだ)は使う人間によって善きものとも悪しき物
ともなる。
そして最大の問題、クローンとして生み出されてしまった
者の「存在理由」。
・死んだ子供を生き返らせたかった
・同じ型の血液が必要だったから
・移植用の臓器が足りなかったから
・兵隊の補充用として 云々・・・
これほど悲しく残酷な存在理由があるだろうか…
何かの代替物でしかない自分…
こんな悲しい存在を生み出してはいけないと思う。
良いとか悪いとかいっても意味無いような気がする。
クローンを作るのは当事者が決めれば良いことであって
個人の自由なんじゃないかな。
宗教とか倫理とか道徳とかを持たない日本人は
新しい技術に対してはポジであるべき。
749 :
725:03/02/18 03:02 ID:Ar7r1Uz5
うーん、どうにも感情論のリピートにしかならんのかね。
>>747 神云々は議論になんないでしょ。明確な基準や論点が無い
ただの感情にすぎない。君はそう思うかもしれないが
俺はそーおもわん、で終わっちゃうし。
んで、使命云々は例えば「家を継がせるため」に男女の性愛で
生まれてきた人をも否定する事になる。
んでね、上でも書いたんだけど人まるごとのクローンは
そー心配しなくていいと思うよ。あんまメリット無いし。
合法的な〜云々はよっぽど法改正しないと無理。
クローンだって「人」だからね。人権剥奪は出来ん。
犯罪としてやる、ってんならクローンじゃないトコで
今でも行われてるわけで。
問題は、部分クローンの可能性を君みたいな人が
クローン技術っつー一括りの認識でで摘んじゃってねえ?って事になる。
臓器、血液云々はすべて部分クローンで解決するのよ。
この技術が確立すれば、今病院で苦しんでる人の大部分が
完治する可能性が高い。
んでも、現在の流れは君の様にクローン=人の複製って認識で
全ての研究を閉ざす方向に動いてる。
コレはどうなん?って話な訳だ。
で、部分クローンが出てくると今度は人や生命の定義っつー問題が出てくる。
今考えるべきはこの辺だと思うがなあ。
クローンを頭からダメって決めつけるんじゃなくて
クローン技術が社会に及ぼす実利とデメリットをちゃんと秤に掛けて。
750 :
715:03/02/18 03:59 ID:liMJ/XU2
>>746 の予想する危険に概ね同意。
程度や用途の差こそあれ、消費行為に繋がってゆく危険性はあるだろう。
部分クロ-ンでも生殖クローンでも。
ただ、個人的には部分クローンの医療的な可能性は、
人類にとって大きな貢献になるとは思う。
当然、貢献と同じくらいの危険性も含んでいると認識した上で、
それでも有用であろうと考えている。
私は別にどこの宗教にも属してはいないが、
>>746が使った「神」という言葉のもつ意味はなんとなくわかる。
これが直接、特定の宗教の「神様」を指していないこともね。
751 :
朝まで名無しさん:03/02/18 17:12 ID:kcC/JyHJ
人まるごとのクローンは体外受精で子供を生んだ時と同じ扱いになるだろう。
>>746 の推論は杞憂にすぎないと思うが。
違法に行われる場合があるやも知れんが、それは現在も同じ状況だ。
部分クローンはどうやって作るの?
マジで教えてください
>750>746
「神」の意味が俺にはわからない。
これも教えてください。
>>746 日本人は宗教上の神は信じないが「神の様な存在」に関しては実は極めて敏感だったりもする。
しかし、だからと言って前提に神の存在を置いて議論ができるかと言えばそうでもない。
この議論を進めると、どうしても宗教や倫理観に抵触するので、
冷静に議論を進めるためには一度それらから距離を置く必要があると思う。
また極論を言えば身体を消費すると言う話に対してはクローンよりも義足や義手、人工臓器の方が
遺伝子による差別に対してはヒトゲノムに関する研究の方が、より直接的で危険度も高いと言える。
一つの技術がその後の全てを決定するわけではないし、
現代社会では一つの技術を封印しようとしても完全に消し去る事は不可能だ。
ならば、その様な技術が存在していると言う事を前提にして
その技術をどの様に社会に受け入れさせコントロールして行くかを考えた方が建設的だと思うが?
どちらにしても「人の定義」と「生命の定義」を決定しないと技術が及ぼす影響ついての話をする事もできない。
クローン技術について考えるならこの問題を先ず解決するべきなのでは?とも思うがどうだろう。
754 :
612:03/02/18 22:43 ID:fJAAOZBJ
>>753 宗教や倫理をさしおいて何を議論するのでしょうか?法は少なくともその根拠の
一部に倫理を持っているはずだ、というのは理系の人間の妄想でしょうか?
麻薬製造という技術は封印は不可能ですが、社会はこれを禁止するという方法で
コントロールしています(マリファナが合法な国にも禁止されている薬物は
ありますのでそのようなツッコミは要りません)。しかし禁止されれば完全に
消し去られているかと言えばそうでもない。要は、もしそれが危険であると
判断されたならば、それが一般人の手に入らず、しかも継続的に監視・規制して
いくシステムがあれば事は足りるのです。クローン研究を焚書坑儒する必要は
ありません。もちろん、危険だが重要という事になればモルヒネのように厳密な
管理下で利用できるというオプションもあり得ます。
ヒトの定義も生命の定義も、未だに生物学に存在しません(ことにヒトの定義に
ついては、そもそも生物種という概念も幻想かも知れないほどです)。しかし
その決定を社会科学に任せてしまうのは、生物学に携わる人間としてははなはだ
危惧を覚えます。いやさ、生命の定義が完成する事、それはある意味で生物学の
完成を意味するのですから、そんな仕事を他の学問に恣意にされてたまるものですか。
>754
危険があると判断するのは誰?
宗教は国によって価値観とかが全然違ってくるわけだから
それを同じ場でってのもどうかと思うけどどうよ。
少なくとも麻薬みたいに人体に影響を与えるものみたいな絶対的なものじゃないから
宗教の理由で禁止するのはただの弾圧に近いと思うんで、それらをとり入れて話し合うのは無理じゃないかな。
それと、微妙に差別用語みたいなのと投げやりな文章を見受けられるけど冷静に話し合おうよ。
質が低いと思われるし、子供でもないんだし。
756 :
715:03/02/19 02:13 ID:RIvbbc4Z
生命について考えるとどうしても倫理に行き着く。
倫理観は国や団体のみならず、個人においても微妙、あるいは大きく違う。
違っているから平行線をたどる。
でも個人的に思うことは、
対象が生命に至った場合、最終的に行き着く先が倫理であるならば、
倫理を外すのではなく倫理そのものを同じテーブルの上に置く必要があるのではなかろうか。
最も重要な根っこの部分を見ない議論……というのもどこかで限界を感じる。
と、個人的な考えです。
757 :
725:03/02/19 03:16 ID:TwNqXEZl
>>754 法は社会契約だとおもいまつ……。
>>755の言うとおり、倫理や宗教は共通の認識で語れないモンなんだから
根底にしちゃうのは間違いでしょ。
マリファナにしても、禁止は倫理じゃないと思うんだけど。
麻薬=悪なんじゃなくて、麻薬の常習性習慣性が及ぼす害ってのが
利を上回ってるって「判断」の上で禁止してると思うんだが。
>>756の言うように倫理を考えるってのは意味があるね。
こういう議論をするなら、せめて誰もが理解しうる倫理を明確に
打ち出さないとだめっしょ。たとえば儒教とかって。
単純に倫理倫理言うだけだと、前にも書いたけどお前はそう思っても
俺は違うで終わっちゃう訳で。
んでも、やっぱメリットデメリットを秤に掛けるべきだと思うんだがなあ。
758 :
612:03/02/19 04:11 ID:BZpaLxci
>>755 >危険があると判断するのは誰?
何についてでしょうか?あと、差別用語など使った覚えはないのですが。
>>757 例えば裁判所が被害者の心情を考慮するのは倫理が法に影響し得ることを
示すものではないでしょうか?法の条文にしばしば書かれる正義とは、社会契約
だけから導き出せるので
しょうか?(これは純粋な疑問です)
>お二人へ
「神」について恐らく私は上の人々と同じ定義を持っていると思いますのでそれを
お話しします。「神」というのは、高度に人間によってコントロールされている
わけではない状態の総称です。神を畏れる(恐れる、ではなく)というのは
「人間にはまだ分かっていない事があり、その予測は絶対ではない」という
感覚ですかね。また、「可能だからといってなんでも実行してしまうという恣意に
対する禁欲を求める」というような感覚でもあるでしょう。
1960年代までの人間が科学を過信して「神を畏れなかった」ために公害問題を
予防できなかったという表現も可能でしょう(勿論問題はそこだけに存在した
わけではないですが)。
これらは宗教に近い感覚ですが、大概の宗教は自然に対して一定の譲歩を求めて
ますから、比較的コンセンサスに近いのではないかと思います。ヨーロッパ社会で
自然科学がキリスト教に「勝って」しまった為に現代のような状態になっている
のですが、現代ではむしろこのときの「勝利」を純粋に信奉する人は減っている
と聞いています。
この辺りの話については講談社現代新書「優生学と人間社会」をお読み頂ければ
さらに詳しく書かれています。
759 :
715:03/02/19 14:58 ID:RIvbbc4Z
>>757 最初に「共通点ありき」でなくても、私は一向に構わないと思っています。
誰もが理解できる共通の倫理観の提示なんて、難しすぎて無学の私にはわかりません。
ある程度共通の倫理なら、日本の法や道徳の中、
あるいは国際法などにその精神を見出せるのでしょうけれども、
全ての人間において真に共通の……となると私には適当な言葉が浮かびません。
私が「これは共通だろう」と思っても、たいていはそうでない場合が多いです。
儒教の教えでさえ、倫理観にそぐわない人もいるでしょう。
ひとつの問題が生じた時、それぞれ見解が異なる。
そこから共通点を探っていけばいいだけの話だと思っています。
その時、意見の相違が倫理に突き当たったなら
今度はその倫理の共通点を探っていけばいいのでは? と。
「俺はこう思う」「おまえはこう考えている」の次が終わりではなくて
「なぜそう考えるのか」に繋がっていけばいいのでは、と思っています。
この作業はきっと個人個人のものだから、ひとつの掲示板の中でループが起こるのは当然と考えています。
Aという人がこの作業をした後に、Bの人が同じように行うことはありえるし、
それを否定はできません。
そして恐らく、倫理とは個人おける哲学や思想の理論の源泉であろうから、
どうしても物別れに終わるケースもある、と私は認識しています。
考え方によっては
「クローン技術を人間へ適用する倫理」はいままでになかったもの(似たものはあっても)なわけだから、
無いものにいきなり共通点を……というのも難しい話のような気もします。
この技術が、いまある「生命」や「人間」の考え方を部分的、あるいは根本的に変える可能性があるため、
私はすこし「畏怖」を持ってこの技術を慎重に捉えています。
もちろん技術のもたらすメリットとデメリットを秤にかけた上で。
以上、長文すみません。
>612
理系の人間の妄想
何についてかってのは
要は、もしそれが危険であると判断されたならば、それが一般人の手に入らず、しかも継続的に監視・規制していくシステムがあれば事は足りるのです。
↑これ。
宗教がその人にとって絶対なら、クローンを作る宗教の人達の主張も絶対となるけど。
つーわけで宗教を入れるのはどうかと思うがどうですか?
クローンの賛否もいいけど、どうしてそんな考えに至るかを考えることも大事じゃない?
自分の主張だけして他人の意見を聞いてない人が多いんじゃない?世界的に。
とりあえず社会の認識の低さが気になる。
763 :
612:03/02/20 02:55 ID:RULfXUYs
>>762 ロジックは示して頂きたい物です。鉄砲が危険だと判断された日本ではそれが一般人の
手に入らず、しかも警察と法によって監視、規制されているのではないですか?
もちろんリークはありますが、規制の目的は根絶ではなく社会に影響を及ぼさない
レベルにまでリスクを抑える事にこそありますからこれで充分でしょう。
まあ、宗教について今すぐには考えないでも良いです。しかし、クローンについて
正しい知識を持っており、宗教に理解のある人間ははこちらの意見など聞こうとも
しないと思っているような人に限って、今度は宗教の側の意見を全く無視する傾向に
あるのも皮肉な話だと思います。
>612
鉄砲が危険じゃなくてそれを使う人間が危険なんじゃないの?
根本的な解決をしないでその場しのぎの行動をとるのは不適切だと思うが。
「これは危なそうだから禁止」って考えが危険な気もする。
前に言ったかもしれないけど、クローン人間が危険なのではなくそれを扱う社会に問題がある。
もちろん作る側も問題があるけど。
クローンを作る上で起こる問題を全部知ってるわけじゃないけど、どれも社会の扱い方で解決するのでは?*
クローンに反対するならその問題の解決に努力すべきだと思う。
下の文だけど、俺の解釈が間違ってたら申し訳ないが宗教家の振舞いに問題があると思う。
762で述べた通り 自分達の意見を主張するだけで社会の評価を意識しているとは思えない。
宗教やってる人と話してみたけど、相手には悪いがワガママを言っているようにしか見えなかった。
765 :
753:03/02/21 02:38 ID:8JUiDLmI
>>763 俺は何らかの形で規制をする事自体は問題は無いとは思う。
問題は「どの様な形で」「どの様な目的を持って」「何処まで」規制をするかに在るのでは?
そしてメリットとデメリットから論理的に導かれた規制の他に宗教が個人的な範囲で規制をかけるのは無問題だが
宗教や倫理の面から現実的に規制をするのは結局の所弾圧になってしまうと思うわけだ。
その理由なんだが、クローン技術を容認にするにせよ否定するにせよそれらの理由の根源が宗教(倫理)から来る世界観に在るのだとしたら、
それは何処まで行っても個人的な世界観の域を抜けていない筈。
個人的な世界観である以上、その世界観を守る為に行われる規制はある種の弾圧と言われても仕方が無いと思う。
規制を個人的な世界観を守る為で無くす為には議論をせざるを得ない訳で、
その議論の際には個人的な世界観から来る意見(=正当な理由の存在しない意見)は
相手にとって見れば自身の考えを押し付けにしかならない。
そして逆説的には意見の押し付けでなく、正しい意味で議論をする為には、
相手が理解できるような正当な理由が存在する意見を言わざるを得ない訳だ。
宗教や倫理を前提に置いて話す人は、この事を失念してしまっている場合が極めて多い。
宗教側の意見を無視しているのではなくて、前提を受け入れられないのだから議論が成立できないのだ。
そう言った意味では宗教に理解が在ればあるほど、宗教の側からの意見を遠ざけるのは正しい気がします。
766 :
753:03/02/21 02:59 ID:8JUiDLmI
法律に関する事だが、
日本の法律に関していえば、規制に関しては憲法に明確な基準が存在しており、
その基準から外れる規制は違憲とされるはず。
憲法の基準自体も極めて論理的に導く事が出来る基準であり、
基本は(社会全体に対する)メリットとデメリットを比べていたと記憶している。
確かに法律は全体としては一つの倫理体系の下に存在しているように見えるが、
現実的には反対で基準に沿って法律が存在している為に倫理体系の様に見えるだけで、
実際には法律はある固定の倫理によって決定されている訳ではない。
・・・だったと思う。
俺も理系の出身なんで詳しくは分からないです。
だれか知っている人、正しい説明よろしくです。
767 :
715:03/02/21 22:53 ID:IqivFlyp
>>765 論理的で貴方のお話はよく分かる。
議論を進めるためには、相手のわかる「言葉」を用い、
相手に理解してもらうように努力することは私も同感です。それは「双方」が行うべきであることも。
ただ、双方が努力することは良いのですが、倫理・宗教を排除して、という考え方はどこか違和感を感じました。
貴方は「宗教や倫理の面から現実的に規制をするのは結局の所弾圧」としています。
これを議論の場に当てはめると、
宗教や倫理を排除した形で行うのは、
貴方のもつ「宗教の側からの意見を遠ざけるのは正しい」という倫理において正当化されていますよね。
つまり、個人的世界を守るための「弾圧」を無意識のうちに行っている様な気がします。
これは屁理屈ではなくて、どのような意見にも個人の倫理は介在するということなのだと思います。
私は無宗教ではありますが、倫理を持っています。
同じように貴方の中にも、私とは違う形で倫理が存在しています。
貴方が他人の「宗教・倫理」の意見がわがままに見えて押し付けに感じるのは、貴方の中に倫理があるからだと思います。
この場合貴方の倫理において、他者の倫理を排除しようとしている構図になっている点に
私は違和感を感じたのかもしれません。
つまるところ、倫理を排除することは完全な自己存在否定か人としての超越でしかありえないのではないか、と思われるのです。
クローン技術が「何」であるかを考えることならば、倫理は必要ないと思います。
ただ、技術を人に適用することが前提の議論では、
議題が人に関することなので、結局また倫理に突き当たると思います。
ここで倫理を排してしまうと論拠が根無しになってしまって、かえって空転するのではないかと。
それこそ行ったり来たりの無駄なループになりそうな危惧をわたしは感じています。
大事なのは冒頭で申し上げましたが、
相手のわかる言葉で伝える、ということで、この部分は貴方とまったく同意見です。
ただ、私は突き当たった倫理を無視するのではなく、向き合うほうが重要だと思っています。
宗教の見地から意見する人は、宗教の言葉を用いたとしても相手に理解してもらう「努力」が必要なだけだと思うのです。
768 :
朝まで名無しさん:03/02/22 01:01 ID:lfCJysjc
ハッキリ言って、本来この問題は宗教は無関係。
ラエリアンだとか宗教団体が関係してくるのはもちろん
「宗教的には〜」とか言って、ムリヤリ宗教と絡めて
語る奴もウザイ。
>>767 >「宗教の側からの意見を遠ざけるのは正しい」という倫理
少し誤解があるな。
俺は議論をする際に「倫理や宗教は排除しなければならない」とは考えている訳ではない。
異なる宗教感や倫理観を持った集団で議論を成立させる事を共通の目的とした場合、
「他人が理解できるようにする(正当な理由をもたせる)と、結果的に倫理や宗教から離れていってしまう」と考えているだけだ。
以上の論理から議論を成立させる為には「宗教の側からの意見を遠ざける」と言う行動は結果的に「正しい」と考えている訳だ。
これは倫理ではなくただの思考の帰結なので矛盾点を指摘されれば直にでも変更をする。
俺自身にももちろん倫理や宗教観は存在するが、
それらに対しての等しくこの論理が適応されている事を踏まえれば
「貴方の倫理において、他者の倫理を排除しようとしている構図」にはならないと思うが?
結局、
>倫理を排してしまうと論拠が根無しになってしまって、かえって空転する
の部分に全てが集約されている様に感じる。
この言葉から推論すると貴方は「倫理が論拠に成り得る(論拠に正当性を与える)」と考えているのだと推察するが
この事を論理的に立証できると考えているだろうか?
あー何か自分で書いておいて分かり難いバカな文章だから恥かしいけどフォローなw
要するに後半俺が何を言いたいかというとだ、
宗教・倫理側と科学の間の溝は
「倫理が論拠に成り得るか否か(論拠に正当性を与えるか否か)」と言う点に存在し、
科学の側がこの命題に対して論理的に否と結論を出されてしまった場合(不可能ではない)、
宗教・倫理を唱える側は論理的にそれらを論破し命題を肯定しない限りは
現実的に法規制などに倫理や宗教的な視点からの影響を与える事は出来ないというわけだな。
実際、倫理等を含めた上で話をする場合でも、ここら辺から埋めていかないと何時までたっても平行線だと思う。
そして現実的には倫理・宗教の側から意見をいう人は、この事に対する明言を避けている場合が多い為に我侭にしか見えないんだろうな。
771 :
715:03/02/22 09:47 ID:BPthavtO
>>769 なるほど。では倫理を排除してやってみるといい思います。
しばらく、また私は黙っていることにします。
貴方のおっしゃっていることとまったく同じとはいかないが
似たような流れを
>>670以降にこのスレッドは行っています。
もう一度やってみるのもいいのかもしれません。
倫理が介在すると議論が平行線をたどり収拾がつかなくなる。そこまでは同意見です。
進めるためには倫理を外した形で……と貴方と同じように考えたこともあります。
しかし、最終的にたどり着くのが倫理。外しても外しても、たどり着くものです。
論理の中にある自分の倫理、他人の倫理に気づかないならそこまでになってしまうのですけれども。
この、クローンを人に適用するという議題は他の議題よりも倫理面で殊更根深いのかもしれません。
そんな理由から私は倫理を外すことがそもそもの誤りではないか、という結論に達しています。
それと、倫理が論拠に……の下りは
倫理が論理の構成をする個人の最終単位、下地のようなものだと感じています。
違う誰かに対しての正当性を主張するものではなくて、
自分自身に対しての正当性を主張するものであると。
言葉遊びに近くなりますが、
倫理とは論理を構成する土台やパーツ、ねじや接着剤のようなものなのかもしれません。
根無しと表現したのは、これら論理を構成する素材を一つ一つ省く作業で、
結局論理そのものが崩壊するのではないか、という危惧です。
それと蛇足になりますが、科学が倫理を「否」とすることは無いと思います。
新しい科学を用いたことによって生まれた「新しい倫理」が「古い倫理」を否とするのではないでしょうか。
科学そのものには正否を決定する意思は無いと思われます。
正否を決定するのは科学を利用する「人間」……ですよね。
ともあれ、微妙にスレ違いになっていますので私はクールダウンします。
本筋であるクローンの話に立ち返らないといけません。
私も改めてすこし勉強がしたい。
それでは頑張って。
773 :
753:03/02/22 18:26 ID:dUsScayL
>>771 何かやっぱり俺の主張が誤解されている気がするな。
俺は「倫理を排除」しようとしているわけじゃないんだって。
「議論を成立させる(決裂させない)為には倫理的な側面のみから主張する意見は控えるべき(控えざるを得ない)」
と言っているだけだ。
最終的に倫理を振り切れないとしても、
自身についての最終的な決断をさせる事で倫理的な問題を解決する事もできるハズだが?
それこそ輸血や臓器移植の問題と同じように。
>>670からの流れにしても定義を決定後>711に置いて
論理的かつ全く倫理が介在する必要も無く
>>670の主張が論破されて議論は集約された様に見えるが、
この様な形で「人の定義」を議論する事は不可能だとも?
論理の中に倫理が存在するのは解るが倫理しか存在しない論理は既に論理ではないのでは?
倫理が論理の根拠とならない限りはな、だからこそ
>>769の後半で尋ねたのだけどな。
>自分自身に対しての正当性を主張するもの
これに対しては俺も同意権だよ。
俺は個人が自身で納得する分に倫理を使う事には肯定する。
しかし他者にこれを当てはめようとする(規制をかける)には違和感を感じるわけだ。
現在でも臓器移植を自分の意思で拒否する人もいるし、輸血さえも拒否をして死を選択する人もいる(選ぶ事もできる)。
これは輸血や臓器移植(そしてそれに伴う研究)を倫理や宗教の面から規制をされていないからこそ、
可能な事ではないのかと考えるのだが?
蛇足の部分についてだけど、
倫理や宗教の面から正否を決定しているのも人間だよ。
まぁでもここら辺は確かにスレ違いかもな。
お互いの話もすれ違っているので、この話はここら辺で止めて置くのは正しいかもしれないな。
774 :
715:03/02/24 06:15 ID:qyy71cPt
>>772 ブリジット・ボワセリエ博士は、バリバリの当事者ですね。
ラエリアン・ムーブメントの信者でもあり、
今回のクローンベイビー誕生(客観的な科学的証拠が提示されてないためまだこれは自称)の中心人物。
技術的な統括者にあたります。
彼女の行動が、彼女の倫理によって決定されているわけで、
彼女の意見(論理)の端々にラエリアンの倫理を見ることが出来ます。
>>773 黙っている、と申し上げましたが少しだけ。
上記ラエリアン・ムーブメントの主張に対して私も意見はありますが、いまはノーコメントとします。
倫理を控えた形での議論は、貴方に申し上げた通り、私には出来そうも無いからです。
>>772の提示してくれた、ボワセリエ博士の意見に対して賛否を出し合うことは、
まさに核心だし、良い流れになりそうですね。
775 :
753:03/02/25 03:08 ID:5vcR9TEY
>>772 俺は彼女の考え方に関しては、彼女のが本当にそう思っているかどうかは別として、
「別にそう考える人がいても良いじゃない?」って程度の関心しかなかったりする。
むしろ、この手のラエリアンの行動に対する周囲の反応の方が気にかかるぐらいか。
ただ倫理はどうであれ、主張する目的を達成する為の行為としては失敗(間違い)だったのは明らかだとは思うがね。
現行の技術での危険性を考えれば宗教的な誘導による承諾を盾に取った「人体実験」と疑われても仕方が無いわな。
こうなれば、向うの国の法がどうか知らないが違法とされる可能性も高くなる訳だ。
違法となれば善悪はともかく、法を多くの人が価値判断の基準の一つにしている以上、
行為の否定が宗教自体の否定にすりかわり、
最終的にはクローン技術に対する心理的な抵抗感に変化していく可能性も低いとはいえない。
こうなれば明らかに当初の目的からは外れる訳だ。
むしろここら辺に関するラエリアン側の考えの方が興味はあるかな。
まぁこれくらいの論理は向うも十分に承知していると思うからラエリアンのは
売名か問題提起を真の目的とした虚言だとは思うけどね。
>>774 核心と言えば核心の一つかもね。
でも良い流れになってくれればとは確かに思う。
俺としては「倫理を外すことがそもそもの誤り」という結論に至る道理に関して大きな興味があるから
残念と言えば残念だったりもするのだけどね。
止まってるぽいので一つ聞いてみますが
皆さんはクローン人間に賛成、反対どちらですか?
どちらでもない、というのもありかな。
哲学的な理由は無しにしてほしいです。
反対
>777
出来れば理由もお願いします。
779 :
朝まで名無しさん:03/03/02 18:05 ID:ycvkU7UC
TBSでクローンやってる
780 :
朝まで名無しさん:03/03/02 18:14 ID:Icm4Nlqz
核分裂の技術を核兵器に用いることを止められなかった人類に
クローン人間の研究そのものを禁止できるわけがない。
781 :
朝まで名無しさん:03/03/02 18:14 ID:SqtNlYnv
ちょっと反対。クローンが兵として使われるとおもわれ。
あとただでさえ世界人口多いんだから。
でも臓器とかの移植に使ったりとかはいいと思う
進行のスピード=世界の関心度
784 :
LEXIUS:03/03/06 18:28 ID:hytjKzb4
私 も 反 対 だ !
理由もお願いします。
そしてそれの筋が通ってることを願います。
>>785 あなたは
>>776?
あなたご自身が賛成か反対か、あるいはそれ以外か、
筋の通る理由を述べてみてはいかが?
788 :
朝まで名無しさん:03/03/09 07:59 ID:taytiyae
まずやっちゃえよ。
犠牲が出たとしても人類の科学の発展と言う功績がそれを遥かに凌ぐ釣りをもたらす。
789 :
朝まで名無しさん:03/03/09 09:45 ID:0mZs8dJC
790 :
朝まで名無しさん:03/03/09 10:15 ID:qZvBCsdT
自分のクローンはいらない。苦しみは一人でいい。
791 :
776:03/03/09 23:53 ID:9kNwWg9S
ごめん、特に賛成反対じゃない。考えてないってわけでもないけど。
色々な人の意見が聞きたいだけです。
あえて言うなら、主張する人達は自分の考えだけを押しつけないでもう一度自分の主張を考えてほしい。
そして自分とは違う主張する人はどうしてこんな考えを持つのだろう、と考えるのもいいと思う。
792 :
山崎渉:
(^^)