北朝鮮系銀行への公的資金投入阻止

>>435
北朝燃 料買い付けの記事にはもう一点思うところがあります。
それは今回の危機で被害を被っているのは敵対階層ではなく核心階層なのでは？

『北、脱北者の処罰を強化』
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/01/10/20030110000004.html
『＜北朝鮮＞金日成広場でＮＰＴ脱退宣言の市民大会』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030112-00000067-mai-int
１２月２４日の金正日総書記の人民軍最高司令官就任１１周年中央報告大会での
キム・インチョル人民武力相の演説は、幹部連に対する喝入れでしょう。
『＜北朝鮮＞金日成広場でＮＰＴ脱退宣言の市民大会』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030112-00000067-mai-int
『人民軍が準戦時状態に突入』
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/01/15/20030115000003.html
と、金正日は着々と国内体制の引き締めに手を打ってきています。
最後の記事の「準戦時状態では、指示通りに従った方がいい。一歩間違えれば
見本にされ、大変なことになる可能性がある」という脱北者の証言から、
国内体制の引き締めが一定の効果をあげていることがわかります。

しかし同じ記事のなかで「冬になると、住民らが最も苦労するのが薪の集めだ。
今年の冬はいつになく事情が悪いが、意外に凍死する人はほとんどいないと、
先日国境を越えたある北朝鮮住民が伝えた。 〜〜
〜〜その理由は、各地の炭鉱が国家的な生産目標を達成することよりも、
カネ稼ぎに熱中しているため、住民らの暖房に少しは余裕が出ているというのだ。」
とも伝えています。国家戦略物資の筈の石炭が闇市場へ横流しされているのです。
昨夏の経済改革の効果が思わぬところで現れていると言えましょう。

「火力発電所など大半の発電所はエネルギー不足で稼動を中断して
久しいが、一般家庭にはまだ燃料がある」という部分も興味を引きます。
暖房を石炭ストーブに頼る階層の人達は困っていないが
電気暖房に頼る階層の人達は苦境にある、という事なのではないでしょうか。