【崩壊】日本の治安【寸前】

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45名無し
留守にしていたため続報が遅れて申し訳けありません。
一日遅れになってしまいましたが、産経の記事の報告をします。

■治安 襲来する事件(1)     産経新聞 5/01
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【田園の凶行】
地方に拡散、変わる意識
 出羽三山の一つ羽黒山のふもと、のどかな田園風景が広がる山形県羽黒町で惨劇が起き
てからちょうど一年がたった。
 平成十三年四月二十八日午後三時半。佐藤加代子さん=当時(五一)=は長女(一七)と自宅
で、歯科医院で治療を受けていた夫の彰さん(五三)を迎えに行く準備をしていた。「ごめん
ください」。土間から男の声が届いた。「はーい」と言いながら、土間に急ぐ加代子さん。
昼下がりによくあるシーンはここで一変した。

 二人の男が突然、加代子さんの体を押さえつけた。中国人の安峰(二四)、徐岩(二一)の両
被告だった。抵抗され、もみあいになると、安被告はためらうことなく、左胸を包丁で深
く突き刺した。

 安被告は左手中指をかみ付かれ、倒れた後もそのままだったが、胸から引き抜いた包丁
の刃先で口をこじ開け、指を抜いた。さらに、加代子さんのうめき声を聞くと、口に洗濯
ネットを詰め込み、電気コードで両手を縛った。絶命寸前の体に冷酷すぎる扱いをしたの
だ。

 一方、別の中国人、劉洋被告(二一)と日本人暴力団組員の伊藤昭被告(五一)は、逃げよう
とした長女の顔や両手足を粘着テープで縛りあげ、右足をカッターで切り付けた。長女は、
「十六歳の命も終わりか」と思ったが、すきを見て粘着テープを緩め、ウサギ跳びで逃げ
て窓から庭に出た。

 再び追いかけた伊藤被告が長女の顔に粘着テープを巻いたが、これ以上犯行を続けるの
は無理と考え、四人は何も奪わずに逃げた。わずか二十分間の出来事だった。
46名無し:02/05/02 04:10 ID:D6yL20vs
四人組の強盗団は、山形出身の伊藤被告が東京都内の暴力団組長に「骨董(こつとう)品
を盗む。億単位だ。運ぶにも人がいるから中国人を三、四人よこしてくれ」と依頼して、
犯行直前に結成された。

 日本語学校に通うため来日していた安被告は、徐々に学校に行かなくなり、欠勤がちだ
ったアルバイト先も辞めさせられていた。就学生だった徐、劉の両被告とは二月ごろに知
り合い、すでに強盗などの犯罪を繰り返していた。

 「日本で生活を続けるための資金を得たい」「日本語学校の学費を払って在留期間を延
長したい」…。事件当時、不法滞在だった三人は、金欲しさから犯行に加わった。

 四人と襲われた佐藤さん一家とは面識もなければ、間接的なかかわりもなかった。伊藤
被告が佐藤さん宅に骨董品があるのを知っていただけだ。

 「犯人に対する憎しみを思いだすためにそのままにしている。いつか連れてきて謝罪さ
せたい」と彰さんは力を込めた。

 事件のあった屋敷の居間では、長女の血痕がカーペットに残る。タンスや窓ガラスには、
警察が指紋採取のために付けたチョーク跡もそのままだ。

 しかし、これとは対照的に、大きく変わったものもいくつかある。

 敷地内に茂り、死角となっていた樹木は根っこごと取り除いた。犯人たちが侵入してき
た入り口は鉄製の門にし、「娘たちを恐怖感から解放する」ため、新たにドーベルマンな
ど二匹の犬を増やした。

 さらに、さまざまな防犯グッズもそろえた。先端から催涙ガスを噴霧できる警棒、スタ
ンガン、サバイバルナイフ…。

 「どうしても安全確保に走ってしまう。こんなものをそろえる必要なんかなかったの
に」

 彰さんは今年三月末、勤務先の鶴岡市役所を退職した。「私が役所から帰るまで、娘た
ちは怖がって学校から家に帰らない。私が家にいた方がいいと思った」。これからは、自
宅そばの畑を耕して農業を始める。

 ジャパンマネーを目当てに繰り広げられる来日外国人犯罪は、凶悪化とともに地方拡散
化が顕著となっている。平成十三年中に全国の警察が摘発した来日外国人は一万四千六百
六十人(うち中国人が全体の約四割で最多)で、殺人や強盗などの凶悪犯は四百三人と前年
比26.7%の増。さらに、発生地域別では、東京が横ばいであるのに対し、四国は十年前の
三十六倍、中部は十六倍、東北は九倍となっている。

 「これまでは、良からぬ輩(やから)がいる所に行かなければ、犯罪に巻き込まれること
は少なかった。しかし、今は近づかなくても被害に遭ってしまう」と警察庁の幹部はため
息まじりにつぶやいた。

 日本人の防犯意識が変わらざるをえなくなっている。