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生産局畜産部:
◆食肉等流通体制整備事業
1 .事業の目的
食肉については、UR 合意により毎年関税率が引き下げられてきたことを
はじめとし、輸入品との競争が激化してきている。
また、口蹄疫や腸管出血性大腸菌O157問題に加えBSEの発生により、
安全衛生的な食肉に対する消費者のニーズは、ますます高まってきている状況にある。
さらに、BSE 検査の実施に伴い、特定危険部位(SRM)の焼却や検査結果が
でるまでの間の副産物の区分管理が必要となってくる。
このような状況に対応するため、BSEへの対応が可能でかつ効率的・衛生的な
食肉の処理・流通を図ることにより、低コストで安心できる食肉等を消費者に提供する。
2 .事業の内容
(1 )施設等の整備
@HACCP 手法を取り入れた高度な衛生管理基準を備えるとともに
環境調和を重視した基幹的産地食肉センター及び食鳥処理施設の整備
A家畜市場の環境・衛生対策等のための施設及び鶏卵等の処理・流通
における高度な衛生水準を有する施設の整備
BBSE 検査に対応するための区分管理施設やSRM 焼却施設の整備
を行う。
3 .事業実施主体都道府県、市町村、農協等
4 .所要額(補助率)
801 百万円(1 /2 以内、1 /3 以内)