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Q: 一応関連を調べた上でその場合組織だけでなく当然予算関係の絡んでくる話
でなかなかその従来の発想では難しい面があると思いますがそれは予算含めてやる
と言うことですか。
A: はい。総理は夏頃を目途にまとめる努力をしてほしい。と言うことは15年
度の予算にきちっと反映させるべしと言うことでございますので当然のことでござ
います。
Q: 大臣。あの野中元幹事長がですね誤った政策を行った最高責任者が責任を問
われないと言うのは政治への不信がとれないのではないかと言うことを言っている
のですが、その声にたいしては、大臣はどうお答えでしょうか。
A: そういう厳しい先輩の御叱責に対しては、謙虚に受け止めて私自身の信念に
基づいてこの仕事を仕上げていく、ひとつひとつ実をあげていくということでそう
いう御叱責には答えてまいりたいとかように存じます。
Q: 大臣。野党が問責決議案を今週通中にも出す動きがある訳でそれに対して公
明党が同調する動きがあると。仮に可決した場合の考えは。
A: そういう仮定の話にはお答えできません。私は今日の報告書を受けてこれを
厳粛に受け止め、ここで示された改革案、改善点に向かって全力を尽くすというそ
の気持ちでいっぱいであります。なお、総理からもしっかりやるべしと言う強い指
示もございましたので私の念頭にあるのはなんとかそういう気持ちでこの困難を克
服していきたい。というのはBSE問題という困難性を省をあげて副大臣や政務官
、渡辺事務次官をはじめとする事務方の諸君、省をあげてチャレンジしていくとい
うその思いだけでございます。
Q: 1月に就任した事務次官や生産局長、畜産部長が処分の対象となっているに
は1月以降も行政上運営上の瑕疵があったということでしょうか?
A: そういうことではありません。熊沢前次官も永村前畜産部長もBSE発生当
時からの責任者で2人からも自主返納の申し出があったということで、私はそうい
う判断をしてくれたのは適切であった思っております。
Q: 渡辺次官、梅津畜産部長、須賀田生産局長の過去の官職時の責任を問われた
訳ではないと書いてあるが、ではこの3人に対しては、どういう責任があるのか?
A: この度の報告書は、組織全体の問題として農林水産省は厳粛に受け止めなく
てはならないと考えている。したがって現在事務方としての最高責任者である渡辺
事務次官をはじめ組織全体としての姿勢を正すと言う意味で処分を措置したわけで
あります。