<<狂牛病関連情報蓄積スレ その12>>

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Q: この中にはその農林関係議員についての記述もあるんですけれども、この後、
政と官の関係の中で、大臣がこのまま留任されて続投される中で、政と官の関係
を見直すに当たって、例えば外務省のようにそういった農林関係議員の圧力みたい
な物を排除することとか、具体的な方策というのは、大臣どのように考えますか。
 
A: 国会・立法府というのは、国権の最高機関です。それから政治家、国会議員
というのはそういった主権者たる国民の代表であります。ですからそういった方々
の現場を踏まえた様々な意見というものは非常に貴重だと思いますし、私自身も地
方議会議員という時代から、言わば現場の声、現場の理論というものは、重視して
いる立場でありましたけれども、この貴重な良い点は、これはこれで傾聴すべし、
しかし理不尽な話は毅然として排除すべし。これは総理もおっしゃってることはそ
のとおりだと、このように思います。
 私どもはそういう意味では、やはり我々大臣を始め政治家が、しっかりリーダー
シップをとって、事務次官以下を指導すると、いわゆる政治主導で、しっかりした
対応をするということが出来れば、いろいろ言われているようなそういう問題は起
こらないと、このように思っておりますし、農林水産省は、総理からも「政・官・
業の問題については、毅然として律するべし」ということも指示受けまして、私ど
もは毎週主に月曜日ですけれども、大臣・副大臣・大臣政務官5人で集まって、重
要な案件について、政治家同士で議論をした上で、そこでまとまったことについて
は、事務次官を通じて事務方に指示をしているということでありますので、それは
大臣はじめ政治家がきちっと対応するということが出来なければ、私は特に国民主
権の政治というものは難しいと思います。
 私どもは現にそういうやり方に大きく変えておりますので、先程来申し上げてお
ります農林水産省改革の断行の途上にあるということでは、相当私どもは新しい
やり方で対応して行くということを、是非ご理解頂きたいと思います。
 
Q: 生産者重視から消費者重視という軸足を変える意識なんですけれども、これ
まで長い間生産者を見ていた行政が、役人に染みついていると思うんですけれども、
どうやって意識を改革して行こうというふうに思いますか。
 
A: この間も皆さん方の前に情報戦略タスクフォースという私の直属のチームを
作って、そしていろいろ議論したことを発表させて頂きましたが、それはどうして
今までこの染みついたものを変えて行くんだということは、それは中々言うは安く
行うは堅しということなんだろうと思いますが、それだけにやっぱり私どものリー
ダーシップが必要なんじゃないでしょうか。私ども例えば雪印事件の後の全箱検品
の問題も、当初全箱検品というのは2年も3年もかかるということでありましたけ
れども、「2年も3年もかかっていたらたまらないと、1年で全箱検品せよ」という
私の強い指示によりまして、そういう体制で今やってるわけでありますから、小泉
総理が聖域なき構造改革ということで、厳しい状況の中でリーダーシップを発揮
して行くということに我々も見習ってそういう姿勢で臨んでいくと、そういう農林
水産省になりつつあると私は確信します。当初はいろいろありましたけれども、今
の体制は非常に皆さん方がご心配されるようなことではなくて、大改革に向けて
最も良いチームワークを組んで、努力していると。成果が挙がりつつあると、この
ように思っております。やはり大臣のリーダーシップですよ。大事なことは。