<<狂牛病関連情報蓄積スレ その12>>

このエントリーをはてなブックマークに追加
161(4)

Q: 大臣は「辞任すべきではない」というふうな声の中に、「過去のことまで遡
って責任を取らせるはどうか」ということがありますけれども、今日の報告書の中
には、「EUのステータス評価に対して、評価の中断を要請したことは政策判断の
間違いである」と断じていますが、これは大臣の就任された後のこともこれには含
まれているわけですが、この政策判断の間違いというふうに断じられている部分に
ついては、大臣御自身はどうお考えですか。
 
A: 私も間違いだと思います。当初から、私はEUステータス評価を受ける、受
けないにかかわらず、BSEの侵入を防げなかったということは事実ですが、何故
色々と情報を提供してくれているわけですから、警告をしてくれているわけですか
ら、そういった情報を的確に、迅速に関係省で検討し、国民に知らしめて、危機対
応マニュアルを作らなかったのかなという反省をしております。それから、この
「政策判断の間違いだ」という指摘と同時に、色々な経緯はあったということも記
述しています。その経緯ということについて私なりに考えますと、私は6月の半ば
頃だったと思いますが、そのことを事務当局から聞きました際に、「事務当局の説
明はOIEで新たな基準を採択し、EUもその基準に準拠した新しい評価をすると
いう情報だ」ということでした。「それはいつ頃行われるのか」と聞きましたら、
「もう総会は終わっているし、すぐにもそういうことになるのではないか」という
ことでしたから、その前にずいぶん経過がございます、この評価を受けるについて
は、化粧品とか、医薬品とかということが基本だという話がありますが、そういう
ようなこともありまして、是とした、了としたわけでありますけれども、現に7月
には、現に7月にはEUも、このOIEの新しい基準に準拠した評価に改めています。
ですから、すぐそういう新しい評価にするというようなことが、私が了とする大き
な判断材料でありましたけれども、しかし、9月にBSEが発生して、私も事務方
にこれでよかったということにはならないのではないかと厳しく叱責した次第でご
ざいまして、そのことにつきましては私ども大きな責任を感じております。厚生労
働省や都道府県等とも、きちっとした危機対応マニュアルを作っていれば、BSE
発生直後のあのような混乱は避けられたのではないかと、これは非常に大きな
反省点です。