<<狂牛病関連情報蓄積スレ その12>>

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Q: 私の方から農政クラブを代表しまして2点ほど質問をさせていただきます。
その後に農林記者会幹事社からの質問に移らさせていただきたいと思います。まず
第1点目なんですが、今日の報告書は非常に厳しく行政の対応を指摘しているわけ
なんですけれども、未だですね大臣は辞任すべきだという声も少しあるわけなんで
すが、ご自身の進退について改めて御所見を伺いたいと思います。
 
A: 只今申し上げましたようにBSE発生以来ですね、国民の皆様の間に生産者
はもとより、消費者の皆様方に至るまでですね、大変なご迷惑をお掛けしていると
いうことについては、農林水産省の責任者として大変申し訳ない気持ちでいっぱい
であります。それでありますだけにですね、私としては当初から何故我が国にBS
Eが進入したのかと、何故これを防ぐことができなかったのかと。ゼロリスクとい
うことが、難しい問題であるとしても、厚生労働省や都道府県とともに万が一に備
えた危機対応マニュアルというものをしっかり作っていれば、今日のような混乱は
避けられたのではないかと、深い反省に立っております。深い反省に立った上で、
私自身農林水産省の改革に対しまして、断固として取り組むという決意で今日まで
努力してきた所存でございます。その農林水産省の改革の目指すところは、農林水
産省の行政を生産者サイドから消費者サイドへ軸足を大きく移して、そして消費者
保護第一という視点で、食品の安全の問題或いは農林水産政策の推進ということで
真剣な取り組みをしてきた所存でございます。今まさに改革の途上にあると私はか
ように自負いたしておりまして、この度の
けて、この報告を厳粛に受け止めてここで示された改革点、改善点というものにつ
いて真剣に対応をしていくという決意で今日の日を待っていたわけでありますし、
当然ながらこの調査検討委員会の御議論は公開で行われております。従いまして、
私どももこれまでの経過からしてどういう方向付けで改革を進めていったらいいか
ということについても、色々委員会の御論議を踏まえて示唆を与えていただいてい
るとこのように思っております。今日なお具体的に消費者保護第一という視点に立
って食品の安全性についての問題についてですね、法整備を含め或いはまた食品安
全行政についての行政組織としての新たなるシステム作りということについても具
体的に御指示があったわけでございます。特に5日金曜日の閣議では関係閣僚会議
の設置についても言及がありまして、5日にはそうした関係閣僚会議がスタートす
ることになるのだろうとかように思います。まさに私といたしましては、こうした
問題解決の真っ直中にあるとその途上にあるというそういう認識の下に、最後まで
やり抜かなければいけない。投げ出すわけにはいかない。国民の皆様方の寛容にな
お許しを願いながらその責めを果たさせて
りたい。色々なご意見には真摯に受け止めつつ、謙虚な気持ちで職責を全うし、一
日も早い国民の皆様の信頼回復と言うことに全力を尽くしていきたいというのが私
の只今の決意でございますので、ご理解をいただきたいと思います。