<<狂牛病関連情報蓄積スレ その11>>

このエントリーをはてなブックマークに追加
114(2)

 BSEの病原体は脳、目など特定の臓器にたまるため、農水省は一貫して枝肉や
牛乳は安全と主張してきた。それなのに枝肉を買い取り、まして焼却処分することは
「出来ない相談」だった。
 翌17日も対策本部は会合をもつ。岩永峯一政務官は「安全だと言ってきたのを信じ、
学校給食で牛肉を使い続けてくれている教育委員会、先生がいる。信頼は裏切れない。
肉自体は安全です」と訴えた。江藤氏は一喝した。「そんなことは通用しないんだよ、君」
 小林局長ら農水省側が「方法については私たちに任せてもらいたい」と粘ると、
鈴木宗男代議士が声を張り上げた。
 「(在庫の)1万3千トンは全部、国が引き受けますと言えば何でもない。キロ2千円なら
260億円、キロ千円なら130億円で済む話なんだよ。予算措置は江藤先生なりにとって
もらえばいい。いいか、簡単なことなんだよ、あん?」
 26日、国が事実上買い取る「牛肉在庫緊急保管対策事業」が決まった。92億円の
予算がついた。
 ただ同省の担当者たちは「買い上げはのまされたが、恐れていた焼却は盛り込まずに
済んだ」と胸をなで下ろしていた。保管肉を焼けば、危険だと認めることになる。同省は
25日、業界団体への説明会で「肉は将来、市場に流通させる可能性がある」と伝えた。