【アーミテージ・レポートに見る日本に対する情報管理ガイアツ】 2000年10月にリリースされたレポート。以下のことはほとんど 取り上げられていませんが、非常に重要です。 以下『INSS Special Report The United States and Japan: Advancing Toward a Mature Partnership』から 11 October 2000 (米国防大学国家戦略研究所(INSS)特別報告 米国と日本−成熟したパートナーシップへの進展) 『Intelligence』の章。 <In coordination with U.S. policymakers, the Director of Central Intelligence must work with Japan to broaden cooperation in a way that fits with Japan's national security priorities. Transnational issues, such as illegal immigration, international crime, and terrorism all require coordinated interagency programs in both countries.> <CIA長官は、アメリカの政策決定者たちとともに、日本の安全保障上の 優先事項に見合う方法において協力を拡大するために働かなくてはなら ない。不法入国、国際犯罪、テロリズムのような国境を越えた問題すべ ては、両国において対等な相互機関プログラム(一連のガイアツ・ター ムで役所の垣根を取っ払ったということ)を必要とする。>
ここはそれ以外にも重要な指摘がなされているのですが、概して日本 語翻訳、紹介文は、意図的としか思えないほどソフトにしかも要所を外 しているように思えます。 ともあれ一連の日本における個人情報関連の法制化の動きが、まさ にここに既に方向性として示されているのです。 以下に重要点を抜粋しましょう。 <As a national-level issue in both countries, U.S.-Japan intelligence cooperation needs national-level management. Cooperation needs to take new forms and to expand existing relationships.> <両国における国家のレベルの問題に関しては、米日情報機関の協力に よる国家レベルの管理が必要だ。協力においては新しい形式を取ることと、 既存の関係拡大が必要である。>
<Japanese leaders need to win public and political support for a new law to protect classified information.> <日本のリーダーたちは機密情報を保護する新法に関して公的(国民的)、 政治的支持を勝ち取る必要がある。>