367 :
:02/01/30 10:25 ID:vv4FgsGR
▽農水省、保管牛肉すべて検査を検討(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20020130CCCI127929.html 雪印食品の一連の牛肉偽装問題で、武部勤農相は29日夜、新たな偽装が発覚したことについ
て、「構造的な問題と考えざるを得ない。極めて遺憾だ」と厳しく批判した。その上で、買い
上げ対象として保管されている牛肉約92万箱(約1万2000トン)すべてについて、不正がない
かの検査を実施する方向で検討することを明らかにした。
農水省は全国259の倉庫のうち31の倉庫の牛肉の一部を取り出して目視検査していたが、
雪印食品の豪州産牛肉の偽装問題を受け、全倉庫でサンプリング検査する方針を決定した。
しかし、新たな不正発覚を受け、武部農相は「(不正が)さらにありうることを念頭におい
て、チェック態勢を強化する必要がある」と判断、全箱チェックができないか担当者に指示した
という。農相は「不可能に近い作業だが、こうしたことをして初めて国民の信頼を取り戻せる」
と強調した。
さらに、牛肉を実際に買い上げている6つの生産者団体に自主的な点検を求めるとともに、
国土交通省を通じて牛肉を保管する倉庫会社についても調査する。
368 :
:02/01/30 10:34 ID:vv4FgsGR
▽牛肉すり替え:関西ミートセンターはラベル自体も偽造か
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20020130k0000m040151000c.html 雪印食品関西ミートセンター(兵庫県伊丹市)が、既に社名が変更になっている食肉加工会
社発行のラベルを使っていた問題で、同センターがラベルの台紙そのものを偽造していた疑い
が29日、新たに浮上した。食肉加工会社は毎日新聞の取材に、「ラベルの台紙は本物と体裁
が違い、見たこともない。台紙自体を偽造したとしか考えられない」と説明している。ラベル
自体を偽造すれば、自由自在に肉の品名や品質保持期限などを偽装できることになり、同セン
ターが組織的、継続的に食肉の偽装をしていた疑いが強まった。
このラベルは、関西ミートセンター長(47)らが昨年11月、国の国産牛肉買い上げ制度を
悪用して、豪州産輸入牛肉を国産牛肉用ケースに詰め替えて申請する際、水増し請求した
1・4トン分の箱に張られていた。
ラベルは、神戸市内の食肉加工会社の熊本工場が発行したことになっている。しかし、印字
されている会社名はこの食肉加工会社の変更前の社名で、電話番号も同社とは無関係だった。
この工場の幹部は「以前の社名のラベルとしても、デザインが違い、住所も違う。許せない」
と怒っている。 [毎日新聞1月30日] ( 2002-01-30-03:01 )
369 :
:02/01/30 10:36 ID:vv4FgsGR
▽ラベルの社名、現存せず 不正常態化を物語る
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/disease/2002-1/0129-07.html 雪印食品の関西ミートセンター(兵庫県伊丹市)が昨年11月、国の「牛肉在庫緊急保管対
策事業」に約1・4トン分の架空牛肉を水増し申請していた問題で、既に社名が変更になって
いる食肉加工会社発行のラベルが使われていたことが29日、新たに分かった。このラベルは
水増し請求後、つじつま合わせのため輸入牛肉を国産牛肉に偽装した際に張られていた。社名
の変更は87年で、同センターは以前に取り寄せたラベルを使った疑いが強く、10年以上前
からブランドの偽装を頻繁に行っていた疑いが出てきた。
同食品によると、関西ミートセンター長(47)らは昨年10月31日、牛肉を預けている
「西宮冷蔵」(同県西宮市)で、豪州産牛肉約12・4トンを国産牛肉用ケースに詰め替えて
国産牛肉に偽装。同食品は11月5日、一時的に買い上げを行う業界団体「日本ハム・ソーセ
ージ工業協同組合」に量を13・8トンとして申請した。同センターは11月14日、不足す
る約1・4トン分を補うため、同センター内で再び豪州産輸入牛肉を国産牛肉用ケースに詰め
替えていた。
関係者によると、この1・4トンを詰めた箱に張られていたのは、神戸市内の食肉加工会社
の熊本工場が発行したラベル。品名や昨年9月の加工日、重量などが書かれていた。しかし、
書かれている会社名はこの食肉加工会社の変更前の社名だった。
この工場は「社名変更後、旧社名のラベルは使っていない」と話しており、以前からラベル
の悪用が常態化していた疑いが新たに浮上した。 [毎日新聞1月29日]
370 :
:02/01/30 10:40 ID:vv4FgsGR
▽農相が抽出調査済みの39倉庫も再調査するよう指示
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/disease/2002-1/0129-05.html 武部勤農相は29日の閣議後の記者会見で、市場から隔離した国産牛肉を保管している
全国の倉庫のうち、抽出調査済みの39倉庫も再調査するよう指示したことを明らかにした。
狂牛病発生後、昨年10月に始まった全頭検査以前に解体処理された食肉約1万2600
トンは全国259カ所の倉庫に保管され、焼却処分を待っている。農水省はすでにこの中から
一定の倉庫を抽出して伝票や保管状況を調べているが、国産牛偽装問題を受け、抽出調査の
対象にならなかった220倉庫の調査を週内にも始めるが、併せて既に調査した倉庫も調べ直す。
【早川健人】 [毎日新聞1月29日]
371 :
:02/01/30 11:00 ID:vv4FgsGR
◆ニセ国産牛、どうすれば見抜けるのか(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0129/042.html 偽装牛肉事件を引き起こした「肉の産地を偽る行為」とはどこまで見抜けるのか。
農水省は28日、在庫牛肉を保管している各地の倉庫すべてを調査することを決めた。
しかし、調査すれば、肉が本物かわかるのだろうか。あるいはどんな調査なら、偽装を
見つけられるのだろうか。
今回の買い取り制度では、買い取り申請された肉が、間違いなく全頭検査前に処理されて
売れ残った肉かどうかを証明するものは「営業倉庫の発行する『在庫証明書』」だけだ。
雪印食品関西ミートセンターの場合、この在庫証明書を改ざんしていた。となると、
伝票チェックでは、十分に検査したとはいえない。
食肉業界団体の複数の関係者は「箱を開けて中身を確認すること」を絶対条件にしたうえで、
「輸入牛肉と国産牛肉の見分けは、一部については可能だ」と話す。
ポイントはカット方法の違いで、リブロース、ヒレ、肩ロースなどは見分けやすいという。
牛肉の見分けに優れていると評判の、あるベテラン団体職員によると、リブロースの場合、
輸入肉はロース芯(しん)の部分しかないが、国産だと、芯の上に「かぶり」と呼ばれる肉と
脂肪部位がついているという。肩ロースも、国産肉は輸入ものより幅広なうえ、ネック(首)
部分がついているため違いがわかりやすい。
一方で、「ウチモモ」「ソトモモ」などと呼ばれる部分は、ベテランでも見分けが難しい。
これらはヒレなどより安いだけに偽装による利ざやが逆に稼げる、と指摘する声もある。
また、輸入牛肉と国産牛肉とではエサの違いから「指で脂を触ればわかる」ともいわれる。
しかし、いずれにせよ、検査者は最低でも1年は牛肉を扱った経験があり、国産と輸入モノの
両方を扱ったことがないと「目視での見極めは難しいだろう」という。
「検査ができる人材は多くない。業界関係者にやらせる手もあるが、みんな内心は『これ以上、
不正を見つけて肉の消費が落ちたら困る』と思っている。公平な検査は望めないのではないか」
と嘆く声もある。 (23:32)
372 :
:02/01/30 11:05 ID:vv4FgsGR
▽雪印食品社長ら首脳、偽装工作知っていた(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0130/001.html 雪印食品(本社・東京)による偽装牛肉事件で、同社のミート営業調達部幹部らが29日、
兵庫県警の事情聴取に対し、「輸入牛肉を国産牛肉に偽装していた事実を昨年中に知っていた
が黙認し、今年になって買い取り金を受け取った」と説明したことがわかった。県警はこれま
での調べで、同調達部だけでなく、吉田升三社長も含めた幹部らが昨年中に偽装の事実を把握
していた疑いが強いと判断している。会社ぐるみの詐欺容疑事件として、農水省の告発を受け
次第、強制捜査に踏み切る。
県警は29日から、同調達部長ら幹部社員から任意聴取を始めた。
県警のこれまでの調べで、同部長らがこれらの偽装工作を昨年11月上旬の買い取り申請前
後に知っていたことが判明した。さらに、吉田社長も含め、昨年のうちに社として偽装の事実
を把握しながら、申請取り下げなどの対応をせず、今年1月7日、内金として約2100万円
を受け取った疑いが強まった。(03:08)
373 :
:02/01/30 11:51 ID:vv4FgsGR
▽シール、用紙ごと偽造…関西センター国産牛水増し(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20020130i401.htm 雪印食品関西ミートセンターの社員らが昨年11月、水増し請求分の穴埋めのため、1・4
トン分の輸入肉を国産牛肉に偽装していた問題で、86箱に張られていたシールすべてが、用
紙ごと偽造されていたことが29日、わかった。シールはミートセンターが加工肉の箱詰めに
使用しているのと同じデザインで、センター内で印字、作成された疑いが強い。これまで判明
したシールはすべて、虚偽の日付や部位などを取引先に指定して作らせていたが、シールその
ものの偽造が確認されたのは初めて。兵庫県警も関係者から事情聴取を始めた。
問題のシールには発行元として熊本県内の会社名が記されているが、同社は3年前、神戸市
内にある食肉加工会社の熊本工場となった。記載された電話番号も工場とは無関係だという。
工場関係者は「旧社名を記したシールを使っていたのは10年以上前。デザインもまったく
違う。昔の会社の名前を使って偽造されたとしか思えない」という。
さらに、このシールは、同センターで使っているものと比べ、会社名と線の色が違うだけで、
品名や加工年月日、重量などを記入する欄のデザインや大きさがまったく同じになっている。
センターが偽装国産牛を詰め替えた際には、「北陸雪印ハム」などの取引先に、部位や重量
などを細かく指定して印字させたシールを取り寄せていた。
偽装牛肉を保管していた「西宮冷蔵」(兵庫県西宮市)によると、問題の偽造シールが張ら
れた牛肉は、以前から大量に入荷されていたといい、同センターが恒常的にこうしたシールを
使用していた疑いもある。 (1月30日03:53)
374 :
:02/01/30 11:57 ID:vv4FgsGR
▽本社分と関西の偽装、本社課長が指示(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/gisou/g20020130_03.htm 雪印食品の本社ミート営業調達部の担当課長が29日、兵庫県警捜査二課の調べに対し、
「本社の営業グループと関西ミートセンターの偽装は自分が指示した」と供述した。同部は
国産牛の買い取り制度で、同社の買い取り分を集約、業界団体への申請も担当していた。
県警は、関東ミートセンター(埼玉県)の偽装工作分も含め、担当課長が指示した可能性が
高いとみている。一連の国産牛肉偽装事件は会社ぐるみの犯行の疑いが濃厚になった。
調べによると、同部は同部営業グループと関西、関東両ミートセンターなど全国6か所の
食肉部門を統括。担当課長は同部で営業を仕切る立場で、前の関西ミートセンター長。事件は、
兵庫県警と警視庁、埼玉県警との合同捜査になる公算が大きくなった。(2002年1月30日)
375 :
:02/01/30 11:58 ID:vv4FgsGR
▽農水省、1万2000トン再検査へ(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/gisou/g20020130_04.htm 偽装発覚後、雪印本社や関東ミートセンターなど全国4か所のミートセンターの立ち入り調
査を実施した農水省や東京都衛生局では「まさか」の衝撃が走った。
農水省では今月24、25の2日間にわたって、雪印食品が買い上げ事業の申請をしていた
約280トンの牛肉を保存している全国8か所の倉庫の立ち入り調査をしていた。現在も伝票
などを分析中だが、調査は箱詰めの牛肉を抽出して目視で確認するだけのもので、すべての牛
肉は調べていなかった。
記者団に囲まれた武部農相は「ここまで不祥事が広がっていることは、(雪印食品の)構造
的な問題と考えざるをえない」と話した。同省は、今回の買い上げ事業で買い取られ全国の2
59か所の倉庫に保管されている約1万2000トンの牛肉を、倉庫業法を所管する国土交通
省と合同で再点検することを決めた。
都でも、23日から都内の同社関連施設に立ち入り調査を行い、特に関東ミートセンターが
偽装した牛肉を保管していた大田区の同社倉庫には連日立ち入り、約6700箱の牛肉を調査
している。24日に本社の立ち入り調査を行った際には、責任者が「神戸以外では不正はあり
ません」と言い切っていたといい、ショックを隠せない。(2002年1月30日)
376 :
:02/01/30 13:37 ID:91tzRFy4
▽「輸入牛ではと感じた」森町の道南雪印食肉加工場(読売新聞・北海道版)
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/news/news.htm#3news ミート営業調達部営業グループの指示で詰め替えられた輸入牛十二・六トンを加工処理した
渡島支庁森町の「道南雪印食肉」(鵜戸敬志社長)の新井田勝総務部長は「昨年十一月はじめ
に、雪印側から『牛正肉を送るので再処理してほしい。やれるか』と照会があった。輸入牛と
いう話はなく、(国産牛の)通常の処理の感覚で受けた」と経緯を説明した。
加工の際、肉を見た現場担当者が「輸入牛ではないか」と感じたが、そのまま依頼された通り、
大きな塊の肉を小さく切り分け、詰め替え作業を行い、札幌の冷凍食品会社に送ったという。
また、「量が多いので、通常処理以外でやれる日はないか」と打診され、発送時には雪印食
品のラベルが使われたという。
そして「システム上、加工した肉がどう使われ、どこに行くかについてはノータッチなので、
それ以上のことはわからない。こんなことになって残念だ」と声を落とした。
377 :
:02/01/30 13:57 ID:ChKIcb/e
378 :
食品安全庁:02/01/30 14:05 ID:ChKIcb/e
武部農林水産大臣記者会見要旨
( 平成14年1月29日(火) 10:44〜11:13 於:農政クラブ )
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/020129daijin.htm ○食品安全庁の新設との報道について
Q: 「食品安全庁」というものを農林水産省と厚生労働省の間で作る方向で検討を始めたと
いうような報道が一部にございましたが、これはどのような進捗でしょうか。
A: それは私も初めて聞いて驚いているわけです。皆様方ご案内のとおりBSEが発生して私
が直感的に感じたのは、行政上構造的な問題があると、また縦割り行政の弊害という問題もあ
ります。従って、私としてはこの問題解明に全力を尽くしていこうと、そのことに対しての強
い使命感を持って取り組んできたわけでございます。その際に過去の検証を徹底して行う、し
かも客観的にこの検証を行う、科学的な知見ということをもしっかり検討する必要があるとい
うことで、「BSE問題に関する調査検討委員会」というものを厚生労働大臣と私の私的諮問機
関として設けたわけでございまして、現在4回行われたわけでございます。委員会でも申し上
げておりますように、もう既に2,000ページ以上のありとあらゆる資料を提出して、なおかつ、
公開で行っているわけでございます。私が就任してから「BSE対策検討会」も公開でやってい
ますし、この「BSE問題に関する調査検討委員会」も公開で行っているというのは、これは国
民の皆様方の前にすべてを明かにしつつ検討していこうということでございます。3月を目途
に委員会としての報告をとりまとめていただくことを考えているわけでありますので、あと4
〜5回になりましょうか。それくらいのことを予定しておりまして、その報告を頂いた上で、
これを最大限に尊重して、畜産・食品衛生行政のあり方ということについて、私どもとしては
具体的に構築をする必要があるとこのように考えているわけでございますので、報道にありま
すように農林水産省と厚生労働省が新たに「食品安全庁」を設置する方向で検討を始めたとい
う事実はございません。
379 :
(1):02/01/30 14:11 ID:ChKIcb/e
▽武部農林水産大臣記者会見要旨
( 平成14年1月29日(火) 10:44〜11:13 於:農政クラブ )
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/020129daijin.htm ○雪印食品の牛肉偽装問題について
Q: 昨日、雪印食品が北海道産の牛肉を熊本産と偽っていたという新たな事実が発覚しまし
たけれども、これについての大臣の率直な感想をお聞かせいただけますか。
A: 率直な感想は、もう開いた口がふさがらないという、そういう表現がありますけれども、
私どもは国民の血税を断腸の思いで使わせて頂きながら、このBSE対策事業というものを進め
ているわけでございます。それに対して、これはなぜチェックできなかったのかというよう
なご批判もございますが、いわば、国産に偽装したという最初の事件については複数の共謀者
がいなければ出来ないものなんです。荷主と倉庫業者が共謀したからこそ、この事件というも
のが起こったわけでございます。しかも相当な重量ですから、一人や二人で出来るものではあ
りません。こういった問題がまかり通ると思うその倫理観、いわゆる一番食の安全ということ
の最前線に立つ食品業界でこういうようなモラルハザードと言いますか、許されざる悪質な詐
欺とも言うべき犯罪にも似た行為をやっているということは、本当に言語道断ということに尽
きると思います。その上、そういう背景があったにしても、北海道産の肉を熊本産ということ
でラベルを替えて、偽装して流通させるというようなこと、それがまかり通るなどということ
を考えてやっているということは、商道徳とか企業行動ということにおいて、いかに曹、こと
か、広げていくかということについて、私としては徹底究明と、前にも正確かつ徹底した調査
に基づいて責任の所在についても明確かつ厳正に行うということを申し上げましたが、なおこ
の件に関しては省を挙げて、これ以外にあってはいけないと思いますけれども、すべてチェッ
クする体制をとろうということで指示をしたところでございます。
380 :
(2):02/01/30 14:13 ID:ChKIcb/e
▽武部農林水産大臣記者会見要旨
( 平成14年1月29日(火) 10:44〜11:13 於:農政クラブ )
Q: 一点よろしいでしょうか。関連なんですけれども、農水省が先週末に雪印食品に対して
行政指導、5項目伝えましたが、その中の一項目に今大臣がおっしゃっていた「責任者の責任
の明確化、厳重な処分」という項目がありました。雪印食品は民間の上場企業で、市場からも
現に売り上げの減少ですとか事業の実害を受けているところもあるんですが、そもそも狂牛病
の侵入を許した農水省の責任というのは、国民感情から照らせばもっと明確化されて然るべき
だと思うのですが、昨日の委員会でもそういう質問があったかと思いますが、その辺につきま
して大臣はどうお考えでしょうか。
A: 雪印食品の問題は犯罪ですね。これは今私どもも告発の準備手続中でありますけれども、
犯罪要件を構成すると、このように思います。
それから、善意を踏みにじる行為なんですね。私は誠に厳正に雪印食品が、企業側が対応し
なければ企業自体も成り立たなくなるのでありましょうし、食肉業界全体が社会的信頼を失墜
することになるわけでございます。これは、消費者はもとより流通業者あるいは生産者が、
BSE対策で本当に深刻な状況の中で悪戦苦闘していることに対しても重大な影響を与える、
そういう行為だということを認識しています。BSEの発生につきましては先程申し上げました
ように、過去の検証というのは第3者委員会でやっていただいております。これまでの5回の
論議もありますが、私たち自身の色々な調査に基づきまして考えられることは、一言で言えば
「危機管理意識の希薄さ」というところに大きな原因があると思います。それが検査体制の足
かせになったと。ですから肉骨粉の問題についても私は今にして思うと、行政指導でなくて法
規制にした方が良かったのではないかと明言しております。しかしそのことによってリスクは
減少できたかと思いますけれど、絶対的に侵入を防げたかどうかということについては、私は
第3者検討委員会、調査委員会でも検討していただいていますけれども、リスクの減少
これを防げたか、ということについては私は絶対と言うことはなかったと、難しい話でありま
すだけに、それは第3者委員会で検討頂いているわけでございます。いわば行政の不作為とか
怠慢ということで特定のところに責任が帰結する問題ではないのではないかと思います。農林
水産省全体が危機管理意識の軽薄さということでこういう問題を生じせしめている大きなポイ
ントは、つまり危機管理意識であり、例えば行政指導であっても法規制であってもきちんとし
なければ、私はBSEを防ぐことはなかなか難しいものではないかと。危機管理意識が徹底して
いれば検査体制というものも今やっているように、全頭検査体制をとっていますが、食肉のと
畜から餌用にも食用にも安全を証明された肉以外は流通しない体制を作っていくことが出来た
んではないか、というふうに思うわけです。しかしこれらのことは、完璧に検証する必要があ
ります。また科学的な知見も得られなければいけませんので、私どもは第3者の調査検討委員
会に委ねて議論いただいて、先程も申し上げましたように、私はこういう問題が何故起こった
のかということを解明し、畜産食品衛生行政の抜本的なあり方と言いますか、そういったものを
構築するためチャレンジするのが、私の使命だと思って取り組んでいきたいと思います。「こう
いう時こそ」ということで真剣に私なりに全省をとく励したい思います。
381 :
(2):02/01/30 14:14 ID:ChKIcb/e
▽武部農林水産大臣記者会見要旨
( 平成14年1月29日(火) 10:44〜11:13 於:農政クラブ )
Q: ご趣旨はよくわかったんですけれど、1点確認したいのですが、行政の危機管理意識の
希薄さによって生じた路線上の政策の失策というのはあっていいのでしょうか。処分の対象と
いうことになり得ないということですか。
A: 私どもは熊澤前次官始め、幹部、関係職員を呼びまして、厳重に注意をし、指導をした
わけでございます。私どもは農林水産省組織全体で厳しく責任を感じながら厳正な対応をして
いくということが一番大事だというふうに思います。
Q: 雪印の話に戻りますけれども、検査後の牛肉を検査前と偽って今回雪印が申請したとい
う話が報じられましたが。
A: 最初のも含めまして、全省挙げて今再検査といいますか再チェックすることを指示いた
しました。従ってこれまで検品した倉庫も、もう一度徹底的に洗い直します。
Q: ラベルの貼り替えなんですけれども、物理的にはいとも簡単にできるわけであって、何
も雪印に限らず、今回色々発覚したことで実は食肉業界に広く蔓延しているのではないかとい
う懸念があるわけなんですけれども、その点は如何でしょうか。
A: そのようには思いたくはありませんが、今度の事件で今まではこの事業主体である団体
を通じて、いわゆるダブルチェックになっているわけですね。その時に市場隔離した分につい
てはですね、これまでチェックをし、在庫証明で倉庫を証明して明らかになっていくのですが、
このような事業を悪用して、悪質な行為、事例を起こすというような事は信じがたいという
思いなんですけれども、これは事実こういう問題が起こったということは、今後そういうこと
が起こり得るんだと、あり得るんだという前提で、全倉庫調査をやり直します。検品をやり直
します。そういうことに致しました。それからこのラベルの話ですが、これはいとも簡単にや
ろうと思えばできるものだということでございますが、これはJAS法も改正されて立入検査、
公表、それから最終的には改められなければ罰金刑ということになっております。また、厚生
労働省も食品衛生法の問題もあります。ですから公表されると企業は致命的な事になるはずで
すね。これは今まではいとも簡単にそういうことが、できるものだろうと、こう思ってやって
いたのだろうと思うんですね。ですからここで農林水産省はあげてチェックをしたいb竄チて
方法があるかと。法律でもございますのでどういう方法があるか、今日総合食料局長あるいは
生産局長の下で検討しております。全てチェックしますから、そういったことの結果ですね、
そういう不届きなことをやっていれば、公になっていくわけですから、それは当然市場から制
裁が出るだろうと思います。
382 :
(4):02/01/30 14:15 ID:ChKIcb/e
▽武部農林水産大臣記者会見要旨
( 平成14年1月29日(火) 10:44〜11:13 於:農政クラブ )
Q: いとも簡単にこのような不正が行われてしまう現状を改善することはお考えになりませ
んか。
A: 改善しなければならないでしょう。農林水産省は食と農の一体化ということを目指して
やっているわけですから。消費者あっての生産者であります。消費者の皆さん方に信頼を回復
するためにはそういった問題に対して、厳正に対処しなければならないと思っておりますので、
今申し上げましたような体制をとってチェックしていきたいと思います。
Q: それはJAS法の改正とかも視野に入るんですか。
A: それは今実態把握ということが優先であります。
Q: 雪印という組織が、企業体質が持った、この危機管理の希薄さと、農水省という組織が、
狂牛病いわゆる牛肉に対して持った危機管理の希薄さと、どう違うか、ちょっと教えて頂け
ますか。
A: 私どもは、今第三者委員会で過去の客観的な検証を行って頂いておりますけれども、行
政にはベストを尽くしても、いろいろな問題が残る場合もございます。
雪印の場合は犯罪じゃないですか。しかも単なる犯罪ではなくて、今大変な困難に直面して
いるBSE問題、これを解決しようということで、消費者の皆さん方に念には念を入れて安心し
て食肉を食べて頂けるような努力をするためには、17日以前の食肉を市場隔離し、しかしこ
れはそのままにして置きますと、やがて流通して来るんじゃないかと、そういう不安が、安心
につながらないというようなそういう声にも率直に耳も傾けて、これを完全焼却しようという
決断をしたわけです。
それから市場に滞留しているということが、一つの問題であり、流通の円滑化ということが、
今の消費が伸びないという、そういう一つの理由でもあると言われておりますので、流通の
円滑化と、食肉流通の円滑化ということで、税金を使ってやろうと、みんなでそういう方向に
向かって解決して行こうという、そういう善意の直向きな努力に対して、犯罪を持ってこれを
うち砕いていくと、そして信頼性を損ねる、という悪質極まりないことですから、私どもも雪
印対しては厳しい指導をして行くわけでございます。
農林水産省も危機管理意識の希薄さ、これは厚生労働省も併せて縦割り行政の問題があって、
と畜場でBSEを疑わなかったということも大きな問題でなんだろうと思います。そういうことの
問題について、これからそういう二度と起こらないように改めていかなければならない。
当初は私どもは厳しく厳重に注意をし叱責をしました。しかし私は過去のことにつきまし
てもいろんな専門家の意見を聞いたり、国会にありましても家畜伝染予防法の改正の時には、
衆参両院で引き続き指導するようにという、行政指導というか、そういうことでの対応につい
て全会一致で議決を得られていることなどもあります。いずれにしましても、私ども最終的に
は第三者委員会で、どういう提案なりご指摘なり問題提起があるかということを踏まえて、考
えなければならないと思っております。
383 :
●第4回議事録●:02/01/30 14:28 ID:ChKIcb/e
384 :
●第4回議事録●:02/01/30 14:35 ID:ChKIcb/e
○加倉井委員関連であります。全く同じ疑問を私ももっておりまして、動物衛生研究所が
陰性と判定して、これでみると、2 度陰性と判定しているのです。これは、我々国民の
方からみますと、動物衛生研究所が判定をするのにふさわしくないか、あるいはこのプ
リオニクステストという判定法が間違っているか、どちらかとしか考えられないのです。
この辺を、山内先生の今の質問に対する答えでいいですから、お答えをいただきたい。
○農林水産省伊地知衛生課長まず第1 点目でございますが、プリオニクス検査がなぜ
陰性であったかということでございます。プリオニクステストにつきましては、EU にお
いて公式に採用されている検査法の1 つでございまして、我が国においても、「牛海綿状
脳症に関する技術検討会」の意見をお聞きした上で、そういう検査をやるというサーベイ
ランスでの検査法として採用してきたものでございます。EU において行われた検査法と
他の検査法との比較評価によりますと、陰性である検体を陽性と誤って判定することは少
ないけれども、BSE の異常プリオンの量が微量であると、検体が陰性と判定されてしまう
ことがあるということが示唆をされております。今回のプリオンの量が微量であったために
陰性となったということで、そういう結果となったと考えております。
385 :
●第4回議事録●:02/01/30 14:39 ID:ChKIcb/e
○加倉井委員
それからもう1つは、山内先生もおっしゃったのと同じことですが、何でイギリスに何
週間もたって、わざわざ確認したかというのは、これは国民からみますと、日本には学者
の方、その他、試験検定機関に能力がないからイギリスへ出したのだと、当然考えます。
普通の人だったら、そのように受け取るのが常識です。これは本当なのかどうかです。お
かしいと思いますよね。こういう緊急事態が発生したときの、その対策の第1原則は迅速
ということです。早くなかったら、いろいろなものが消えていくわけです。それをわざわ
ざ1カ月もかけてやる。その中にイギリスへの問い合わせというのが入っているわけです。
これは全くおかしいわけです。こういういろいろなものの積み重ねが国民の不信というも
の、能力がないのではないかとか、そういうものにつながるわけですから、今の山内先生
のおっしゃったのに関連して、ぜひお答えいただきたいと思います。
○農林水産省伊地知衛生課長
それと第2点目でございますが、なぜわざわざ英国にまで確認をしたのかということで
ございます。対応といたしましては、「疑似患畜」としての対応というものは早急にとら
せていただいたということでございます。隔離とか追跡調査等はやらせていただいた。
ただ念のために、確定診断のために英国に送るということで、これにつきましては9月11日
の「第5回牛海綿状脳症に関する技術検討会並びに第1 回牛海綿状脳症防疫委員会」
の中で、英国獣医研究所に送付すべきであるとの助言がなされまして、それを踏まえて
お送りしたということでございます。
386 :
●第4回議事録●:02/01/30 14:40 ID:ChKIcb/e
○山内委員長代理 今の件ですが、まずプリオニクステストに関しては、これは確かに
検出感度が低い傾向があるので、今回の千葉のサンプルに関しては、後で濃縮をした上で
プリオニクステストをやったら陽性になったということも聞いております。もともとプリ
オニクステストは簡易迅速検査法であって、一方、通常のウェスタン・ブロット、もしく
は免疫組織化学検査、これは確認検査であって、現在、全頭検査でも行われているもので
あります。ですから、そちらの確認検査が陽性であって、片一方の迅速検査の方が陰性で
あっても、同等にみなすことはできないというように、私は考えたわけです。
それから「疑似患畜」にするというのは、これは科学者の立場からいいますと、やはり
科学的にちゃんと診断をしたものが行政的に疑似とされてしまうというのは、これは大変
困ったことであって、私は本来、やはり陽性のものは陽性と考えるべきだと思うのです。
その上で、再確認を英国に依頼したのであれば、それは納得はできると思います。前に配
られた資料をみますと、第1 回目は英国の方で調べて、第2 回目からはもう日本でやって
も大丈夫であるというのは、加倉井委員がいうとおり、日本の検査技術自身がもう信頼さ
れていないという、そこにはロジックはないと思うのです。「疑似患畜」にする姿勢とい
うのは、今回、別にBSE に限ったわけではなくて、口蹄疫の場合でも、ここにも書いて
ありますけれども、一昨年、宮崎に出たときに、あれはOIE の判断でいけば完全に陽性
だったと思うのですが、あれも「疑似患畜」で、北海道でウイルスが分離されて、初めて
陽性と確定している。ですから、疑似にするという、そういうプロセスが入ること自体に
疑問があるということです。
387 :
:02/01/30 15:03 ID:YtgWN7OG
▽「雪印食品に信用傷つけられた」熊本JAが提訴へ(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20020130i205.htm 雪印食品が北海道産牛肉を熊本産と偽って販売した問題で、熊本県内のJAグループは30
日、熊本畜産流通センター(熊本県七城町)のラベルを悪用し、センターと県産牛肉の信用を
傷つけたとして、同社を相手に損害賠償請求訴訟を近く熊本地裁に起こすことを決めた。
JAグループは、グループが出資する同センターのラベルの悪用は、生産者、消費者を欺く
行為と批判。具体的な賠償額は今後、検討し、熊本畜産流通センター名で提訴する。
米ヶ田研男・県経済連会長の話「熊本県産の肉に対するイメージダウンによる悪影響は計り
知れない。生産者の努力をないがしろにし、企業モラルが全くない」 (1月30日14:18)
388 :
:02/01/30 15:10 ID:YtgWN7OG
▽1月30日 雪印春日部施設でも牛肉産地偽装(読売新聞・さいたま支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news001.htm ・県、きょう立ち入り調査 「狂牛病不安の中、衝撃」
雪印食品が輸入牛肉を国内産と偽っていた問題で、新たに春日部市小渕にある同社関東工場
内の関東ミートセンターでも輸入牛三・五トンを国内産と偽って国に買い取り申請していたこ
とが二十九日、分かった。県はきょう三十日午前、不正表示の経緯確認などのため、同センタ
ーに立ち入り調査に入る。
同社広報部によると、同センターは、米国から輸入した牛肉三・五トンを、取引先に売却し
て加工させた上で、再び購入し、国産牛として国の牛肉在庫緊急保管対策事業の対象牛として
国に申請した。この牛肉には現在、「国産牛」と表示し、すべて東京都大田区内の倉庫に保管
されているという。
県は二十九日、食品衛生法と農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律に基づき、
県春日部保健所と農林部経済流通課などによる同センターの立ち入り調査を三十日に実施す
ることを決めた。県農林部の北岡美明次長は「県外から来た牛がさいたま市の食肉処理場で狂
牛病とわかるなど、農家の不安が広がっている中で衝撃は大きい。関係者の消費回復への努力
が水の泡になり、憤りを感じる」と話した。
また、関東農政局畜産課も、農水省の指示で三十日にも、農畜産業振興事業団などとともに、
同センターの調査を行う。
県では、関西ミートセンターの偽装工作が発覚以降、関東ミートセンターに立ち入り調査を
実施してきたが、偽装工作を見抜くことが出来なかった。
県生活衛生課によると、県春日部保健所の職員が、同センターにある牛肉の伝票と、牛肉の
購入先である食肉加工業者にある伝票を照合する形で、牛肉が処理された食肉処理場の場所や
量などを確かめていった。
その結果、二十九日、同センターが買い取り申請をしていない六十一ケース分の牛肉計約
〇・七トンについては調査を終え、産地を偽っているとみられる牛肉は見つからなかったという。
一方、国に買い取り申請をしている牛肉があることは県も把握していたが、その分の調査は、
現在、継続しているところだった。
伝票の表示を偽った場合、食品衛生法の表示違反にあたるが、同法は、流通を目的に販売さ
れる食品を対象にしており、買い取り申請がなされている分については、同法は適用されない
という。
同工場のお客様相談室は「きょうでセンターの稼働はほぼ終わっている。お客さまからの苦
情はまだないが、申し訳なく思う」と話していた。
389 :
:02/01/30 15:13 ID:YtgWN7OG
▽1月30日 北陸雪印ハム 豚肉販売は継続(読売新聞・金沢支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news003.htm 「雪印食品」(本社・東京都中央区)がすべての食肉事業から撤退する方針を表明したが、
小松市の「北陸雪印ハム」(羽広隆夫社長)は二十九日、現在も操業している豚肉の加工・販
売は継続する方針であることを明らかにした。
同社では、豚肉については県内に五軒、福井県に一軒の直営農家があり、年間一万五千頭を
加工しているため、事業を停止すると「直営生産農家への影響が大きい」として、事業継続を
決めた。牛肉の生産再開については「食肉部長の処分問題もあり見通しがつかない」(羽広社
長)という。
また、ハム・ソーセージや牛肉加工品などの返品や自主回収品は同社の冷蔵庫分だけで約一
・五トン(三百万円相当)に上っており、きょう三十日から焼却処分を始める予定という。
一方、同社の対策委員会では、関西ミートセンターの仕入れ担当者が、北海道産牛肉のシー
ルを付け替え、産地を偽って出荷した問題が新たに発覚したため、食肉部長から引き続き、偽
造したシールの正確な数などの確認を行っている。これまでの内部調査や兵庫県警の事情聴取
に対し同部長は「シールを送ったのは初めて」と話しているという。内部調査の結果は来週に
も報告される。
390 :
:02/01/30 15:17 ID:YtgWN7OG
▽1月30日 学校給食 県内でも「雪印」排除加速(読売新聞・大津支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news001.htm ・担当者 「子供に不安与える」
雪印食品の相次ぐ「牛肉偽装」の発覚で二十九日までに、県内でも学校給食から雪印乳業を
含めた「スノーブランド」を排除する動きが広がっている。県教委は「企業モラルの問題」と
して特別な指導措置は検討していないが、排除を決定した学校給食担当者は「子供に不安を与
える恐れがある」と話し、〈雪印〉への信頼は地に落ちたかっこうだ。
野洲町の学校給食センターでは、児童や園児約三千百人分の給食を調理。二十八日に、雪印
乳業製のチーズやバターなどの乳製品の使用を二月から当面、取りやめることを決定し、別会
社の製品に急きょ取り換えた。同センターでは「相次ぐ問題が発覚した雪印食品の親会社で、
同じスノーブランド。安全性に関わる問題でもあるだけに信頼が持てるまでは……」と懸念を
示した。
竜王町では三十一日に出す予定だった雪印乳業のケーキを急きょ取りやめ、二月のチーズも
合わせて二食品をこの日、排除することを決定、他社食品に替えた。
伊吹町では、二〇〇〇年六月の雪印乳業の集団食中毒事件以来、同社の製品は使っていない
上、昨年の狂牛病問題で牛肉の使用も見合わせているという。二月のメニューから雪印乳業の
製品や牛肉の献立を“復活”させる予定だったが、「今回の問題で中止し、延期を検討せざる
を得ない」としている。
大津市や湖北町、志賀町など、食中毒事件以降、雪印製品を使っていないという自治体も多い。
一方、甲賀と永源寺、日野の三町では、県の入札で決まった雪印乳業製の牛乳を使っている
が、今後の影響も考慮して排除するかどうかを検討しているという。県では「必死で安全管理
に努めているが、幅広い意見を踏まえて協議していきたい」と話している。
391 :
:02/01/30 15:21 ID:YtgWN7OG
▽1月30日 肉骨粉焼却を受け入れ(読売新聞・松山支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news004.htm ・新居浜 磯浦連合自治会、県に報告
新居浜市磯浦町の県廃棄物処理センター東予事業所での肉骨粉の焼却について検討していた
磯浦連合自治会(大西彪会長)は、二十九日、受け入れを決めて県に報告した。県は二月八日
に県、市、自治会の三者で協定を結び、焼却を始める。
昨年十二月の試験焼却で、排ガスや臭気などへの影響を調べ、「平常時のデータと変わらな
い」との結果が出た。自治会はこれを受け、全戸に報告書を配布して意見を求めたが、反対意
見は出なかった。大西会長は「生産者の立場を考えると受け入れはやむを得ない。今後、県に
は他の市町村への受け入れ要請も続けてほしい」と話している。
392 :
ラッキー?:02/01/30 15:25 ID:YtgWN7OG
▽鹿県産牛流通会議が発足/鹿児島市(南日本新聞)
http://www.minaminippon.co.jp/2000picup/2002/01/picup_20020130_3.htm −安全性確保へ一丸
消費者が食肉などの安全性を確認できる体制づくりを目的とした「鹿児島県産牛流通会議」
の設立総会が29日、鹿児島市であった。生産、加工、流通、消費者など関係各界からなり、
会員らは「生産から販売まで、理解・安心できる過程を消費者に示す努力」を誓い合った。
同会議は、狂牛病(牛海綿状脳症=BSE)国内発生を機に、県肉用牛経営者会議が県議会
畜産振興議員連盟に働きかけ、両者が関係者や団体に呼びかけて昨年12月から準備。総会ま
でに42団体が加入した。
設立総会には約60人が出席。会議の趣旨を確認し、会則や役員を決めた。県肉用牛経営者
会議の北野賢蔵理事長が会長に選任され、「つくる側、加工する側、売る側に消費者も加わり
スクラムを組めたと感じている。(1)生産・加工過程の広報(2)牛の種類や国産、外国産
の表示徹底(3)行政など各界への要請行動−に力を入れたい」とあいさつした。
鹿児島大学医学部の納光弘教授による「牛海綿状脳症の正しい知識 牛肉はなぜ安全なのか」
と題した記念講演もあり、約350人が聴講。納教授は自身の研究や学説を紹介しながら
「(BSEの原因とされる)異常プリオンは、大変な時間とラッキーな状況が重ならなければ
できない」「万が一、感染した牛の精肉を食べたとしても、なかなか発症しない」と語った。
393 :
:02/01/30 15:54 ID:YtgWN7OG
▽社説=雪印の偽装 食品への信頼を損ねる(信濃毎日新聞)
http://www.shinmai.co.jp/news/2002/01/30/007.htm 雪印食品が国産牛肉についても産地を偽って出荷していた問題は、生産者や消費者、取引先
に対する二重三重の裏切りである。一連の経過をはっきりさせ、食品企業の責任を厳しく追及
しなくてはならない。
発端となった関西ミートセンターによる狂牛病(牛海綿状脳症)対策の悪用をめぐっては、
詐欺容疑で捜査中の兵庫県警が雪印食品本社幹部の聴取に乗り出した。オーストラリア産牛
肉を国産と見せ掛け、税金をだまし取ったとすればまさに悪質だ。供述のようにセンター長
の一存でできるのか、組織的関与はないのか―。警察による厳正な解明が待たれる。
これまでに明らかになった幾つかの事実を見るだけでも、不正の誘惑に弱い体質が随所に見
受けられる。オーストラリア産牛肉の偽装用ラベルの作製では、子会社の北陸雪印ハムを巻き
込んでいる。箱の詰め替えの際に、従業員が疑問を呈した様子はうかがえない。買い取り対象
となる国産牛肉の本社への報告が、倉庫会社の在庫証明書を上回っていると分かるや、偽装分
を追加し、つじつまを合わせる―といった具合である。そこに新たに、国産牛肉の問題が浮上
した。手口の安易さは変わらない。狂牛病が発生した北海道産が販売不振に陥ったことから、
引き合いが期待される熊本産のラベルに張り替えたという。
雪印食品の社内調査によると、こうしたやり方は関西ミートセンター以外でも、またほかの
食品に関しても行われていた。偽装行為を厳然と戒める空気が乏しいのはどうしたことだろう。
食品企業、それも大手である。自分の首を絞めるに等しい。健康や食物の安全に人々の関心が
高まるにつれ、おのずと産地や栽培方法、加工成分などに多くの消費者の目が向く。中でも産
地は購入の大きな動機づけとなる。
生産者にしても産地の評価が高まるのはありがたい。一定の銘柄となるよう努力を続けてい
る。なのに全く見えないところで意図的にゆがめられては、元も子もない。生産、流通、消費
の信頼をつなぐ仕組みが表示制度である。そこが今回、揺らぎかねない。モラルや法令を無視
し、利益に走ると必ずしっぺ返しがある。市場が相手にしなくなる。雪印食品だけのケースに
とどまらない。重い教訓と受け止めたい。
394 :
:02/01/30 16:52 ID:YtgWN7OG
▽熊本産へ偽装で信用失墜、経済連関係団体が雪印食品提訴(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0130/017.html 雪印食品の偽装牛肉事件で、熊本県経済農協連合会は30日、「熊本産」のラベルを北海道
産の牛肉に張り替えられたことで信用を失墜させられたとして、同県経済連などが出資する熊
本畜産流通センターが同社に損害賠償を求めて提訴することを決めた。同日開いた緊急理事会
で決定した。
同県経済連は偽装事件発覚後、県内のJAグループが運営するAコープすべての店舗からの
同社製品の返品と、無期限の入荷停止も決めていた。雪印乳業の製品についても31日から返
品する方針だ。
米ケ田研男・県経済連会長は「狂牛病の発生以来、県内の畜産業界が危機的状況にある中で、
利益追求のためだけの雪印食品の詐欺的行為はモラル以前の問題だ。食肉業界から撤退するだ
けで済む話ではない」と話した。 (13:23)
395 :
:02/01/30 20:37 ID:cZX/oMz0
▽道産牛肉の産地明示 道、偽装防止へ検討 2002/01/30 16:03(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?j=0030 雪印食品の産地偽装問題で道は30日、道内産牛肉の産地や農場、種類などの情報をバー
コードなどを利用して店頭でも明確にできるようにする生産情報明示システムを構築する検討に
入った。また、牛海綿状脳症(BSE、狂牛病)の感染牛を出した農家の経営支援制度も新設する。
新年度予算案に盛り込む方向で最終調整している。
雪印食品の産地偽装問題が明るみに出たことで、消費者の商品への店頭表示に対する信頼
喪失が懸念されている。このため、道は、全道の牛の個体情報をデータベース化し、店頭で生産
情報を明示できるシステムを開発し、道産牛の差別化を図る。
また、感染牛を出した農家は、同居牛が疑似患畜として処分されるため、新たな牛を導入しなけ
ればならない。牛の購入費については、国から八割の手当金が出るが、その後の育成にかかる
投資は農家負担。道は、子牛が成牛になるまでの生産費を支援する。こうした制度は全国でも初。
このほか、農家経営を支援する肉用牛肥育経営安定対策事業で、農家の積立金を立て替え払
いする制度を新設。BSE対策で、各支庁ごとにイベント開催などの消費拡大キャンペーンを展開
する。これらの事業の予算総額は七、八億円規模になる見通し。
396 :
:02/01/30 22:43 ID:6WG+pkoH
▽雪印食品牛肉偽装、ねつ造ラベル使用か(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20020130COCI013030.html 雪印食品による国産牛肉偽装問題で、同社の関西ミートセンター(兵庫県伊丹市)が国産に
偽装した牛肉の箱に張られていラベルのうち、熊本県の食肉加工会社のラベルがねつ造されて
いた疑いの強いことが30日、分かった。この会社は2年前に社名を変更したのにラベルには旧
社名が印刷され、旧社名時の表示内容も異なる。同センターでは偽装工作が常態化、大量のね
つ造ラベルが使用された可能性も出てきた。
一連の偽装工作を詐欺容疑で捜査している兵庫県警捜査二課は、近く雪印食品本社の家宅捜
索を含む強制捜査に乗り出し、在庫牛肉の買い上げ申請を統括したミート営業調達部長ら本社
幹部の工作への関与について解明を進める。
関係者によると、ねつ造された疑いあるラベルは同センターが国産に偽装した輸入肉約13.8
トン708箱のうち、買い上げ申請時には存在せず、センター長らが後日、センターの倉庫で詰
め替え作業を行い、兵庫県西宮市の倉庫会社に運び込んだ約1.4トン分の86箱に張られていた。
397 :
:02/01/30 22:46 ID:6WG+pkoH
<東証>雪印が4日続落・雪印食の不正続発で見切り売り続く(日経新聞)
http://markets.nikkei.co.jp/stockjp/jpnote/jpnoteCh.cfm?id=ds0i067030&date=20020130&ref=1 (9時55分、コード2262)4営業日続落。一時前日比6円安の131円まで下げた。子会社の雪
印食品(2287)が輸入牛肉を国内産と偽装していた問題に続いて、連日で新たな不正が明らか
となっている。29日には問題となっていた関西ミートセンター以外でも、東京本社など関東2
カ所で輸入牛を国産牛と偽っていたことが判明。さらに輸入豚を国産豚として販売していた可
能性があることが分かった。「雪印」ブランドの信用失墜の度合いが深刻化するにつれ、見切
り売りが続いているもよう。
「騒動が落ち着くまでは押し目買いも入れにくい雰囲気がある」(中堅証券株式部)と、ひ
とまず成り行きを静観する向きが多いようだ。主な売り手口は大和、日興、野村、メリルリン
チなど。買い手口は大和SMBC、大和、バークレイズ、東洋など。
398 :
:02/01/30 23:06 ID:6WG+pkoH
▽食肉市況、底入れ遠のく(上)牛肉、狂牛病に「雪印問題」
牛肉需要が再び縮小し始めた。狂牛病(牛海綿状脳症)問題の影響で落ち込んだ消費は年末
年始には一時回復の兆しを見せたが、デフレの進行で個人消費が一段と低迷。雪印食品による
牛肉の詰め替え偽装問題の発覚が市況低迷の追い打ちをかけている。
雪印問題が発生して最初の休日の27日。都内の大手スーパーでは「すき焼き用の販売量が前
の週に比べ1割程度減った」という。週明けの28日には、東京都中央卸売市場食肉市場(東京
・港)の枝肉価格は和牛去勢A4規格で1キロ1158円で年初比33%安。昨年12月の問題発生以
来の最安値(1155円)と同水準にまで落ち込んだ。不需要期の2月を控え、牛肉需要は当面一
段と収縮する見通しだ。
焼き肉店では今月の売り上げが前年同月の半分程度に落ち込んだところが多い。それでも、
一部には焼き肉店チェーン「牛角」を運営するレインズインターナショナルのように今月の売
り上げが同13%程度の減少にとどまる見通しのところもある。
同社は過去に狂牛病が発生していない米国産の牛肉を使い、値引きセールを実施。消費者の
不安感を打ち消したうえ、デフレに対応した価格設定をした点が奏功した。ただ雪印問題はこ
うした努力などで徐々に薄れつつあった牛肉への不安感を再燃しかねない。
牛肉買い取り制度を悪用した雪印の行為が業界への不信を増幅。昨年10月の全頭検査開始前
の牛肉が市場に流通しているのではないかとの疑念を消費者に植え付ける可能性もある。雪印
食品が北海道産を熊本産と偽る新たな工作も発覚している。
「(雪印問題のような)後ろ向きの問題が発生すると、前に進むのに三倍の労力がかかる」
(農畜産業振興事業団の菱沼毅副理事長)。牛肉市況底入れへの道のりは険しい。
399 :
:02/01/31 00:18 ID:l3JbsvB8
400 :
:02/01/31 00:33 ID:l3JbsvB8
▽雪印食品、保健所に虚偽報告(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20020130CCCI131030.html 雪印食品の関東ミートセンター(埼玉県春日部市)が、輸入牛肉3.5トンを国産牛肉と偽って
いた問題で、同センターの責任者が保健所に対し、虚偽の報告を行っていたことが30日、
埼玉県の調べで分かった。
埼玉県によると、関東ミートセンター長は28日、関西ミートセンター(兵庫県伊丹市)での
不祥事に対する謝罪のため、自主的に春日部保健所を訪れた。その際、保健所長に対し、
「関東は一切関与していない」と説明した。しかし関東ミートセンター長は、これより前の25日に
は雪印食品の社内調査委員会に、偽装の内容を報告していたという。
同社の社内調査委は29日、同センターが輸入牛肉3.5トンを偽装していたと発表。県と保健所が
調査委の結果をもとに30日、同センターの立ち入り検査を実施した結果、輸入牛肉を国産
牛肉と偽装した事実を確認した。
埼玉県は、センター長が保健所に虚偽の報告を行った経緯などについて、雪印食品に詳しい
報告を求める方針だ。
401 :
:02/01/31 00:45 ID:l3JbsvB8
▽牛内臓:「不正に抜き取り販売」と食肉組合理事長を提訴 岡山
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200201/30/20020131k0000m040122000c.html 岡山県営食肉地方卸売市場(岡山市)で解体処理される牛の内臓の処理・販売を担当する同
県食肉市場関連企業組合の岡田隆雄理事長(56)が、処理途中の内臓を抜き取り不正に販売
したとして、土居輝美・前理事長(60)ら3人が30日、岡田理事長を相手に総額373万
円を組合に返還するよう求める訴訟を岡山地裁に起こした。土居前理事長は「(抜き取りは、
昨年10月18日に始まった)狂牛病の全頭検査以降も続けられており、検査結果が出る前に
内臓が市場に出回った可能性もある」と話している。
訴状などによると、岡田理事長は、市場に出すものと廃棄するものとを判定する岡山市食肉
衛生検査所の検査員らを抱き込み、検査員の代わりに親族の組合員が判定。昨年3月15日〜
10月26日、本来なら市場に回す内臓を「廃棄分」として抜き取り、約2トンを不正に販売、
373万円を得た、としている。前理事長らは30日、岡田理事長を窃盗と業務上横領容疑
で岡山東署に告発した。
同検査所の歳森潔所長は「検査に第三者が入る余地はない。また、全頭検査中の肉や内臓は
処理途中も含め、数量や保管状況をチェックしている」と否定している。同卸売市場が処理し
た牛は、全頭検査ですべてシロと判定されている。 【柿沼秀行、駒崎秀樹】
■岡田理事長の話 全く身に覚えがない。検査員による検査は厳格に行われ、不正ができるわけがない。
[毎日新聞1月30日] ( 2002-01-30-21:26 )
402 :
:02/01/31 00:55 ID:l3JbsvB8
▽「廃棄偽装し牛の内臓販売」=食肉組合員が理事長を提訴−岡山 (時事通信)
http://news.lycos.co.jp/topics/science/epidemic.html?d=30jijiX165 岡山県営食肉地方卸売市場(岡山市)で食肉解体処理に当たる食肉市場関連企業組合の理事
長(56)が、牛の正常な内臓を独断で廃棄処分とした後、業者に販売していたとして、同組
合の組合員3人が30日、理事長を相手取り、組合に370万円支払うよう求める損害賠償訴
訟を岡山地裁に起こした。
原告の1人は「不正販売は現在も続いている。廃棄分は狂牛病検査の対象外で、検査を受け
ていない牛の内臓が市民の口に入ることもある」と主張している。原告らは同日、横領などの
容疑に当たるとして理事長を岡山東署に刑事告発した。
403 :
:02/01/31 00:58 ID:l3JbsvB8
▽「狂牛病対策強化」国へ訴え 偽装の雪印に抗議も 中国地区酪農民代表者大会
http://www.sanyo.oni.co.jp/news/55.html 中国地区酪農民代表者大会(中国地区酪農政治連盟協議会主催)が二十九日、岡山市内のホ
テルで開かれ、生産者乳価の引き上げや狂牛病問題への対策強化などを国に求めることを決議。
雪印食品の牛肉偽装問題に関して、親会社の雪印乳業に抗議する緊急動議も採択した。
中国地方の酪農家や同協議会の関係者約三十人が参加。同協議会の有元富雄会長が「BSE
(牛海綿状脳症=狂牛病)や牛肉の偽装問題が、酪農の根幹を揺るがす事態を起こしている。
生産者が団結して国に対策を働きかけたい」とあいさつした。
二〇〇二年度の生産者乳価の引き上げ運動の展開をはじめ、狂牛病問題の影響で流通が滞っ
ている乳廃牛の買い上げ、子牛価格の暴落に対しての補てんを国に要請するなどの決議案を全
会一致で採択した。
参加した酪農家からは、「売れない乳廃牛から搾乳し続けているため、牛乳の品質が悪くな
っている」「親しい消費者からも強い不信感を持たれ、やり切れない」など厳しい現状を訴え
る声も多く出された。
雪印食品の牛肉偽装問題では、大会後、有元会長ら二十人が雪印乳業の倉敷工場(倉敷市片
島町)を訪れ、小谷田邦芳工場長に抗議書を手渡した。
404 :
:02/01/31 01:00 ID:l3JbsvB8
▽雪印食品不祥事 「何を信用したら」−−憤る「食の安全講座」参加者 /山梨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020130-00000004-mai-l19 「もう、何も信用できない」――。雪印食品の事件を機に、「食」を扱う企業側のモラルが
問題になる中、甲府市の県総合女性センターで29日に開かれた食の安全講座(市民生協やま
なし主催)では、参加者からこうした憤りの声が相次いだ。
「ここ数日、私はとても不機嫌です」。狂牛病の現状と牛肉の安全性について報告した県衛
生薬務課の川井司郎課長の第一声は雪印食品の事件に対する怒りだった。「食品とは楽しく食
べるもの。不安を持って食べるものではないはずだ」と強調した。
岩手県安代町から「産地は今」と題して報告した北口明さん(28)は、牛の価格が通常の
4分の1にまで下落するなど、苦しい経営状況を説明。「私たちは本当にまじめにやっている。
我々は皆さんのような食に関心のある消費者を求めている。皆さんも私たちのようにまじめな
生産者を選んで、必要としてほしい」とアピールした。
行政と生産者の報告を聞き終えた男性は「雪印食品の事件は行政や生産者の必死の努力を無
にする行為だ。何を信用して良いか分からない」と意見を述べ、流通段階での不正を防止する
法整備など、新たな対策を講じるよう求めた。【三沢耕平】(毎日新聞)
405 :
:02/01/31 01:01 ID:l3JbsvB8
▽狂牛病感染問題 子牛価格の下落で、県議会常任委「安全性もっとPRを」 /宮崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020130-00000001-mai-l45 ◇子牛価格の下落続く 県内家畜市場、昨年比28%減−−「安全性もっとPRを」
県内の家畜市場で今月取り引きされた子牛の平均価格は30万4386円(27日現在)と、
昨年11、12月の取引価格より1・6%(約5000円)低下し、狂牛病(牛海綿状脳症)
による下落傾向が続いていることがわかった。昨年1月に比べ28・1%(約11万890
0円)も落ち込んでいる。県が29日の県議会農林水産常任委員会で報告し、議員から農家の
窮状を訴える声が出た。
県によると、各市場(28、29日開催の延岡を除く)の取引価格は、南那珂が27万62
65円と12月1、2日より20・7%(7万1922円)下落したのをはじめ、児湯も29
万550円と、昨年11月27〜29日の価格より20・2%(7万3383円)ダウンした。
高千穂も34万7189円で、11月25、26日より10・4%(4万202円)下がっ
た。昨年1月の価格からは各市場とも9〜14万落ち込んでいる。
農林水産委員会では、議員から「高額取引はごく一部。多くの牛が平均より低い値段で取り
引きされている」との主張や「牛肉の安全性をもっとPRしてほしい」の意見が出された。
JA都城の福丸浩一・和牛生産課長は「牛肉消費が多い冬場は、子牛も40万円前後で取引
されるのが普通。このままでは農家の生産意欲は失われる」と懸念する。
【奥田伸一、石田宗久】(毎日新聞)
406 :
:02/01/31 01:02 ID:l3JbsvB8
▽狂牛病感染問題 生産者など、県産牛振興へスクラム−−流通会議結成 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020130-00000001-mai-l46 ◇生産者・販売業者・消費者、流通会議結成
狂牛病(牛海綿状脳症)で苦境にある県産牛を、生産者から販売業者、消費者までが協力し
て流通を振興しようと「県産牛流通会議」の結成総会が29日、鹿児島市のJA県会館であった。
畜産団体や食肉処理業者の他、スーパーマーケットなど小売業者、消費者団体など約40団
体が参加した。県肉用牛経営者会議の理事長で生産牛農家の北野賢蔵さんが会長に選出され、
「生産者だけではどうしても問題を解決できない。つくる側、加工する側、売る側がスクラム
を組もう」とあいさつした。
会議では、廃用牛問題について「国は早く対策を」という意見が相次いだ。また、雪印食品
が輸入牛肉を国産牛肉と偽っていた問題について「畜産農家の努力に傷をつけた」「どこの誰
がどうやって育てた牛か、消費者に明確に説明する必要がある」などという声も出ていた。
【須藤孝】(毎日新聞)
407 :
:02/01/31 01:03 ID:l3JbsvB8
408 :
:02/01/31 01:03 ID:l3JbsvB8
▽加工日偽装を業者に指示=「やって」と強引に−買い取り対象狙う・雪印食品
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020130-00000191-jij-soci 雪印食品関東ミートセンター(埼玉県春日部市)による輸入牛の国産偽装問題で、同センター
の担当者が昨年11月、偽装申請直前に米国産牛の加工を依頼した業者に対し、箱に張るラ
ベルの加工日を8月にするよう指示していたことが30日、分かった。業者は理由を尋ねたが、
「やってください」と押し切られたという。
狂牛病対策の買い取り対象は10月18日より前に加工された国産牛で、取引業者を巻き込
み強引に不正を働いた実態が浮かび上がった。
東京都や千葉県もこの日、大田区にある雪印食品の倉庫で、この偽装牛肉約3.5トンを確認。
食品衛生法(虚偽表示)違反の疑いがあるとみて調べている。
問題の米国産牛は昨年11月1日から4日にかけ、同センター長が主導して偽装工作を実施。
国産か輸入か判然としない「牛正肉」とラベルが張られ、6日に買い取り申請された。
(時事通信)
409 :
:02/01/31 01:04 ID:l3JbsvB8
▽関西センター長、会議で詰め替え指示=偽ラベルは2業者の700枚−兵庫県に報告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020130-00000171-jij-soci 雪印食品関西ミートセンター(兵庫県伊丹市)が豪州産牛を国産牛と偽装していた問題で、
同社のセンター長(47)が従業員に偽装工作を指示したのは詰め替え作業の4、5日前の会
議だったことが30日、同社が県に提出した経過報告書で分かった。また、詰め替えた箱に張
った偽の表示ラベルは、北陸雪印ハム(石川県小松市)と奈良県内の加工業者にそれぞれ約3
50枚送らせていたことも判明した。
報告書によると、センター長は昨年10月26日か27日に開かれた同センターのミート営
業課会議の席上、従業員に対し「10月31日に西宮冷蔵(兵庫県西宮市)で実施する」と伝
えた。センター側は26日以前に、狂牛病対策の買い取り事業の概要について、本社ミート営
業調達部から連絡を受けていたという。 (時事通信)
410 :
:02/01/31 07:29 ID:l3JbsvB8
▽農民連、狂牛病被害補償を国に請求へ 21億円余(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0131/006.html 農民運動全国連合会(農民連)は30日、全国の畜産農家に呼びかけて実施した狂牛病
(牛海綿状脳症、略称BSE)の損害調査をまとめた。損害額は16道県で583戸、約21億
6400万円にのぼり、1戸あたり平均約370万円となっている。農民連はこれらの補償を
国に求め、請求書として31日に武部勤農水相に提出する予定。補償されない場合、宮城の
グループは国家賠償訴訟も辞さないとしている。
北海道、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、長野、静岡、
兵庫、広島、鹿児島の畜産農家らのグループが各地域の損害をまとめ、農民連が集計した。
国内で狂牛病が見つかった昨年9月以降に販売した牛の価格の暴落や出荷停止で増大した
飼料代などから算出している。
農民連の石黒昌孝BSE対策事務局長は「狂牛病問題は政府に責任があるのは明らかだ。
国内の畜産業を守るためにも、被害農家への全額補償を求めたい」と話している。(07:24)
411 :
:02/01/31 07:31 ID:l3JbsvB8
▽都の検査すり抜ける 雪印食品関東センターの偽装輸入肉(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0130/030.html 雪印食品の偽装牛肉事件で、関東ミートセンター(埼玉県春日部市)による工作は千葉県内
の食品加工会社で、同センター社員が立ち会う中で行われたことが30日、明らかになった。
この工作で、輸入ものから国産に偽装された肉3.5トンは同日の東京都の立ち入り検査で、
東京都大田区にある雪印食品の倉庫で見つかった。都の検査は2度目で、前日にも調べていた
が、結果的に偽装を見逃していた。
埼玉県などによると、偽装されたのはアメリカ産の牛肩ロース(ブロック肉)。昨年11月
1、2両日に同ミートセンターから千葉県内の食品加工会社「木内(きない)商事」(木内勝
広社長)に持ち込まれ、ここで牛正肉という形に処理された。
そのうえで4日までかけて、計352の箱に小分けした。この現場には同センターの担当者
が立ち会った。
その際、加工日の日付を、国の買い取り対象となる10月18日より前の日付を記したシー
ルが張られた。シールは雪印食品側が、事前に食品加工会社に準備させておいたという。原産
地表示はしなかった。
雪印食品は工作の終わった5日、関西ミートセンター、本社ミート調達部の分と合わせ、国
が買い取りを委託している日本ハム・ソーセージ工業協同組合に買い取りを申請したという。
都衛生局によると、これらの肉は大田区内の倉庫で見つかった。茶色の10キロ詰め段ボー
ル箱に入れられ、いずれも「牛正肉」「加工日01.8.6」「品質保持期限02.8.6」
と書いたラベルが張ってあった。千葉県の加工業者名も記されていた。箱の中は5〜10個に
切られた牛肉が、薄いピンク色のビニールにくるまれていた。
都は24日から同倉庫の検査に入っており、問題の352箱は29日に調べていた。
倉庫内の箱の大半は、雪印食品のマークが印刷された20キロ詰めの白い段ボール箱で、偽
装肉の箱とは色も大きさも異なっていた。牛肉のパックも違っていたが、29日の調査後、都
の担当者は「不正の疑いは見られなかった」と話していた。
この点について都は30日、「加工者に照合する必要があった」と説明したが、千葉県への
確認依頼は29日にはしていなかった。
一方、偽装現場となった木内商事には30日になって千葉県が立ち入り検査した。
木内社長は「雪印食品から加工日を変えるように言われた。『どうして』と聞き返したが、
『いいからやってくれ』と言われ、大口の取引先なので断り切れなかった。(事件発覚後)
うちが納めたものは大丈夫か、と電話した時は『大丈夫』と言われたのに」と言葉を詰まらせた。
(23:04)
412 :
:02/01/31 07:53 ID:l3JbsvB8
▽「許せない」県内畜産農家に怒り 雪印牛肉偽装 (熊本日日新聞)
http://www.kumanichi.co.jp/usi/kiji/20020129.2.html 雪印食品の関西ミートセンターが北海道産牛肉に熊本産のシールを張っていたことが発覚。
県内の畜産農家や関係者の間には怒りと同時に、「牛肉のイメージがまた、悪くなる」との懸
念が広がった。
県畜産農協連合会の府内哲熊会長は「突然の話でショックだ。(狂牛病=牛海綿状脳症=の
発生以来)県内の牛生産農家らは、畜産の再生を目指して踏ん張っているのに、よりによって
熊本産と偽るとは。これは人権問題だ。国は雪印に対して、刑事罰も含め厳しく対処してほし
い」と興奮気味に話した。
菊池郡大津町の肥育農家の上田誠さん(51)も「生産者をバカにした話」と怒りを隠さな
い。上田さんは昨年十二月、肉牛十頭の出荷を予定したが、狂牛病の影響で売れたのは三頭だ
け。「生産者も安全性のPRに努力していたのに、こんなことをされては熊本産のイメージダ
ウンを招く。まじめにやっとるもんは怒りのぶつけようがない」と吐き捨てた。
阿蘇郡産山村であか牛の親七頭と子牛四頭を飼育する一貫経営農家の西村宅一さん(74)
は「熊本産と偽ったこと自体は、熊本の牛肉に安全なイメージがある証拠」と受け止めながら
も、「せっかく狂牛病問題が下火になりつつある時に、雪印は牛肉のイメージをまた悪くした。
許せない。あんな大企業が不正をするなんて憤りを感じる」と話した。
熊本日日新聞2002年1月29日朝刊
413 :
:02/01/31 07:54 ID:l3JbsvB8
▽「熊本産ラベル」毎月注文 平均20〜30枚再発行 雪印牛肉偽装
http://www.kumanichi.co.jp/usi/kiji/20020129.1.html 雪印食品の関西ミートセンターが北海道産牛肉に熊本産のラベルを張っていた問題で、同セ
ンターに牛肉を出荷していた菊池郡七城町の民間の食肉加工工場の常務(52)は二十八日、
「言われるまま(ラベルを)月一回程度、平均二十〜三十枚再発行した。不審に感じたことも
あったが、お客さまを問い詰めることはできなかった」と話し、ラベル再発行の注文が日常的
にあったことを明らかにした。
常務によると、同センターの担当者から電話などで出荷済みの牛肉について「箱が汚れた」
「出荷先のスーパーを変更する」などとして、これら牛肉の製造番号などを基にラベルの再発
行を依頼された。同工場は、出荷先スーパーの名前などを書き換えたラベルを、次に出荷する
牛肉と一緒に送っていたという。
同工場は、雪印食品と約二十年前から取引。雪印食品の関東と関西のミートセンターに出荷
していたが、再発行の依頼は関西だけだったという。ラベルの再発行は以前からあったが、数
年前からは一カ月に二十〜三十枚程度となり、昨年九月には五十枚も依頼。理由は「仕向け先
(出荷先)のスーパーの変更」と説明されたという。
常務は、こうした再発行を「少し多いなとは思った」といい「狂牛病で生産者が苦しんでい
るのに張り替えていたとすれば、許されない」と憤る。同工場の別の関係者は同センターから
の再発行の依頼は「数年前から増えたと思う」と、話している。
同工場は、平成十一年から熊本畜産流通センターの委託を受け、枝肉から部分肉にカットす
る作業を同センター内でしていた。 熊本日日新聞2002年1月29日朝刊
414 :
:02/01/31 07:56 ID:l3JbsvB8
▽雪印食、段ボールとラベルで産地偽装(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20020131CCCI140030.html 国による買い取り制度を悪用した雪印食品の一連の牛肉偽装問題で、北海道の食肉加工会社
で行われた偽装工作には雪印食品のラベルや段ボールが使われ、ラベルは東京本社の社員が持
ち込んでいたことが30日、分かった。同社の担当者らは、輸入牛肉を国産牛肉と偽っているこ
とを農水省の検品で見破られないよう牛肉の形状を加工しており、数々の偽装作業の周到さが
浮き彫りになってきた。
関係者らによると、偽装作業が行われたのは昨年11月3日。約12.6トンのオーストラリア、
米国産の輸入牛肉が大型トラックで北海道の加工会社に運び込まれ、雪印食品東京本社の社員
2人と現地スタッフ1人が作業をしたという。
社員らは一見して牛肉の産地が分からないよう、細かくぶつ切りにした上で、10キロずつ袋
詰めし、雪印食品のマークが入った段ボール箱に2袋ずつ詰めたという。段ボールに張られた
ラベルは社員が東京本社から持参したもので、社員が段ボールごとに重量などを記した一覧表
を加工会社の担当者に渡して、ラベルに印字をさせていた。
415 :
:02/01/31 07:58 ID:l3JbsvB8
▽雪印食品牛肉偽装、業界団体が被害届(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20020131CCCI145030.html 雪印食品の一連の牛肉偽装問題で、同社から牛肉を買い取った業界団体の日本ハム・ソーセ
ージ工業協同組合(東京・渋谷)は30日、買い上げ資金をだまし取られたとして、兵庫県警に
被害届を提出した。被害届は関西ミートセンター(兵庫県伊丹市)が詰め替えた約13.8トン分
に関するものとみられる。
近畿農政局の同センターに対する調査も最終段階に入っており、県警は告発を待って強制捜
査に踏み切る方針。
雪印食品などによると、同社は関西ミートセンター長や東京本社の課長らが指示し、豪州産
牛肉など計約30トンの輸入牛肉を国産牛肉用の箱に詰め替える偽装工作を行っていた。
雪印食品は昨年11月6日、関西ミートセンターや東京本社のミート営業調達部などが偽装し
た輸入牛肉計約30トンを含む計約280トンを国産牛肉として、同組合に買い上げ対象として申請。
同組合は今月、買い上げ代金の一部として、偽装分の計約2100万円を含む計約1億9600万円を
同社に支払った。
416 :
:
▽担当部長が独断で決裁 雪印食品社内規定に違反(中国新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/20020131KIIASA49000.html 雪印食品(東京)が輸入牛肉を国産牛と偽った問題で、狂牛病(牛海綿状脳症)対策の在庫牛
肉買い取り制度に基づく申請について、本社ミート営業調達部長が社内規定に違反し、取締役
会の決裁を経ずに、独断で約3億1000万円を申請していたことが30日、分かった。
雪印食品は買い取り制度に基づき、これまで計約280トン(買い取り価格約3億1000万
円)を申請しているが、うち約30トン(同約3300万円)は外国産の偽装牛肉であること
が社内調査で判明している。同部長は当時、偽装の報告を受けながら黙認したことも判明して
おり、組織的な関与の可能性もあるとみて、警視庁も情報収集に乗り出した。