<<狂牛病関連情報蓄積スレ その8>>

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▽1月29日 牛の耳に“背番号”県内でも装着開始(読売新聞・東北総局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news005.htm

・狂牛病緊急対策
 狂牛病への緊急対策として農水省の進める耳標の装着事業が県内でも二十八日から始まっ
た。三月末までに県内で飼われている全乳牛、肉牛約四万五千頭に装着される見込み。
 耳標は牛の“背番号制”といえるもの。十けたの数字が記載されたタグで、牛の両耳に取り
付ける。これにより、牛の生年月日、性別、品種、出生地、移動歴、死亡年月日を、一頭一頭、
識別可能になる。このため、狂牛病の疑いのある牛が発見された際の牛の生産情報が簡単に
追跡できる。
 さらに、個々の牛の身元を明確にすることによって、信頼性の高い牛肉の流通を可能にする。
また、将来的には、これまでに各農業団体などで管理してきた血統、疾病歴などの情報も、
個々の番号で集中管理されるようになる。
 これらの牛の個体データは県畜産会(堀口真平会長)を通じ、最終的には、独立行政法人家
畜改良センターで、全国のすべての牛のデータをとりまとめる。
 県熊谷家畜保健衛生所はこの日、加須市、吉田、騎西、北川辺各町の計七軒の畜産農家で飼
育されている牛に、ホチキスのような装着器具で耳標を取り付ける作業を行った。
 北川辺町小野袋の農家田口長正さん(43)方では、識別番号つきの“イヤリング”が、六
頭の黒毛和牛に付けられた。田口さんは「子牛登記などで出生などは分かるから、わざわざ耳
標を付ける必要があるのかな」と話していた。
 また、鳩山町奥田の畜産農家戸口松五郎さん(69)方には、県川越家畜保健衛生所の職員
三人が訪れた。
 職員が、牛舎の牛二十頭に耳標を取り付けようとすると、牛が暴れるため、戸口さんらが牛
を押さえながらの作業となった。牛が牛舎から逃げ出し、戸口さんらが追いかける一幕もあった。
 戸口さんは「これをしないと牛が飼えないから仕方ない。早く騒ぎが収まるといいのだが」
と苦笑いしていた。