<<狂牛病関連情報蓄積スレ その7>>

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▽化粧品各社、狂牛病対策の製品回収費が利益圧迫

 大手化粧品メーカー各社の今期は、狂牛病対策で進めた製品回収費用が収益を圧迫する。資
生堂が285品目の自主回収で約40億円の特別損失計上を見込んでいるほか、コーセーやカネボ
ウなども数億―十数億円分の製品を回収しており、償却負担が膨らむ見通しだ。
 化粧品メーカーは牛の危険部位を使った可能性のある製品などを回収。2000年末の厚生労働
省の通達に従って、牛を原料とする成分処方を変更しており、回収したのはそれ以前に出荷し
た製品だ。
 資生堂は昨年11月末までに厚生労働省が指導する製品回収を終えた。対象は基礎化粧品や
メーク化粧品、育毛剤などで、出荷ベースでの金額は公表していないが、回収・償却費用として
2002年3月期に40億円を計上する見通し。コーセーは192品目の回収を昨年末までにほぼ終了。
回収したのは出荷ベース額で約15億円分。「ブランドイメージの問題もあるので、優先度の最
も低い製品も回収した」(IR推進室)という。特損計上はしない見通し。カネボウも昨年1
2月中旬までに54品目、出荷額6億円分の製品回収を終了したほか、花王も22品目の製品回収を
終えた。花王の回収した製品は出荷ベースでは1億円未満で、回収にかかったコストは計2億―
3億円とみられる。 [2002/1/5 日本経済新聞]