▽1月14日 低調、子牛の初セリ 狂牛病影響、昨年比12万安く(読売新聞・東北総局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news005.htm 和牛子牛の初セリが十四日、小牛田町北浦のみやぎ総合家畜市場で開かれ、栗原、桃生
両郡の畜産農家から約四百頭の子牛がセリにかけられた。この日の平均価格は三十万二千
六百二十九円。BSE(牛海綿状脳症=狂牛病)の影響を受け、昨年の初セリを約十二万千円
下回るスタートとなった。
初セリの開場にあたり、大森芳弥JA全農みやぎ副本部長は「厳しい環境にあるが、自らが
消費者に対して安全性を訴えていこう」とあいさつした。遠く佐賀県や茨城、群馬からの参加
も含め、約二百五十人の買参人がセリに臨んだ。
セリに入場した子牛の平均体重は二百八十七キロ。一キロ当たり千五十二円で取り引きは
終わった。
同市場では「BSEの影響で、今後のセリ値もあまり変動なく推移するのでは」という見通しを
示しており、築館町の畜産農家(60)は「このような先が見えない状態でBSE騒ぎの度に
振り回されてかなわない」と不安を訴えていた。