▽1月12日 学校給食の牛肉使用「控えている」48市町村(読売新聞・さいたま支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news002.htm ・依然半数以上
県教育局が県内の市町村教委に対し、学校給食における牛肉の使用状況を調査したところ、
半数以上に当たる四十八市町村が、依然として「使用を控えている」と回答していることが十
一日、分かった。調査は同日、電話で行われた。
同局健康教育課によると、「牛肉の使用自粛を解除した」と回答したのは十市町村で、「解
除を検討している」は二十六市町村、「もともと使用していない」は六市町村だった。
同様の調査は昨年十一月二十六日にも行われており、この時は「解除した」が十一市町村、
「検討している」が二十七市町村、「使用を控えている」が四十六市町村で、二か月ほど前に
比べて、使用制限をしている市町村が増えていた。
本県では、同月三十日に、群馬県宮城村から食肉処理場に持ち込まれた牛が狂牛病検査で陽
性反応を示し、国内三頭目の狂牛病感染牛に認定されている。こうした経緯もあり、使用を控
えている市町村の中には、「保護者の理解が得られない」とする自治体もあったという。これ
まで同課は、学校給食で牛肉の使用を促すよう求める文部科学省からの通知や、農水省や県農
林部が出している国産牛肉の安全宣言をPRする文書を、各教委に流してきた。同課は「牛肉
の使用は各教委の判断」としながらも、「今後も、できるだけ正確な情報を伝えて、(各教委
が)的確な判断ができるようにしたい」としている。