<<狂牛病関連情報蓄積スレ その7>>

このエントリーをはてなブックマークに追加
216
▽肉骨粉再利用、八戸セメント申請 (東奥日報)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2002/0111/nto0111_9.html

 狂牛病(牛海綿状脳症)問題にかかわる肉骨粉の焼却処理で、八戸セメント(八戸市)は十
日までに、肉骨粉をセメントの原材料として再生利用するために必要な「再生利用認定」の申
請を環境省へ提出した。三菱マテリアル青森工場(東通村)も申請の検討を進めている。一方、
東北農政局は同日から、肉骨粉処理の実現に向けて、両工場との本格的な協議に入った。
 肉骨粉は現在、国が牛のえさの原料などとして使うことを禁じており、全国的に大量に保管
されたままになっている。この処理対策の一環として、国は肉骨粉をセメント原材料として焼
却処理する検討を進め、セメント協会(東京都)に協力を要請してきた。
 同協会によると、全国の三十六工場が基本的に受け入れる方向で検討を進めており、昨年十
二月には太平洋セメント津久見工場(大分県)が環境省から認定を受けた。同省によると、こ
れまでに津久見工場のほかに六工場から認定申請が出ており、審査中。八戸セメントからは一
月八日に申請が提出された。
 肉骨粉の焼却処理の実施に向けては、認定手続きのほかにも国や関係自治体、地元住民、肉
骨粉製造業者との調整や焼却技術面の課題などを詰めることが必要とされる。このため東北農
政局は十日から、各セメント工場との本格的な協議に着手。十日は同農政局や県の担当職員ら
が三菱マテリアル青森工場を訪れ、施設を視察した後、焼却実現への協力を要請した。十一日
には、八戸セメントや肉骨粉製造業者を訪問する予定という。
 同農政局畜産課の鈴木和志畜産環境対策官は「具体的にいつごろから処理を始められるかは、
まだ何とも言えない段階。地元住民や工場の人たちに不安がないよう十分に対策を考慮してい
く」と話していた。