武部農林水産大臣年頭訓辞要旨 (平成14年1月8日(火)11:00〜11:15 於:7階講堂)
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/020108daijinK.htm もう一つ、農林水産行政について申し上げておかなければならないことがございます。
昨年、BSE問題に対応していく中で、職員の危機管理意識の甘さに私は非常に驚きました。
職員の危機管理意識の徹底、このためにはコミュニケーションということがいかに重要かとい
うことの認識をあらたにいたしました。
農林水産行政の推進に当たりましては、国民各階各層とりわけ消費者とのコミュニケーショ
ン、円滑な仕事を行う上での立法府と行政、役所間、役所内、上司と部下とのコミュニケーシ
ョン、また生産者や消費者とのコミュニケーションに心掛けることが非常に大事だと思ってお
ります。私自身の反省を含めまして、コミュニケーションということを今年のキーワードにし
て参りたいと考えておりますので、農林水産行政の改革に国民からの信頼回復に向けて共に頑
張って頂きますように皆さんにお願いを申し上げたいと思います。
遠藤副大臣も引き続き副大臣、留任といいますか、ということに相成りました。野間副大臣
ともども、私ども責任をしっかり感じながら微力でありますけれども、力を合わせて、皆さん
方の先頭に立ちたいと思っております。岩永峯一政務官は、諫早湾干拓事業の見直しのために
大変な功労を尽くされましたが、今回退任されまして、宮腰政務官が決まりました。参議院の
岩永浩美政務官ともども今後皆さんとともに力を合わせて農林水産行政の大改革、そして国民
の皆さんがたの信頼回復のために、全力を尽くそうではありませんか。
お集まりの皆さん方にとりまして最後に一言、やはり健康が第一です。健康にお互い留意い
たしましょう。心身共に健康であってこそ、良い仕事が出来るものと、私はこのように常々考
えて参りました。お集まりの皆さんと共に、有意義な農林水産省の2002年を邁進出来ます
ことを心からお願いし、皆さん方のご活躍を御祈念申し上げまして、大臣としてのご挨拶に代
えさせて頂きます。どうぞこの1年間共に頑張りましょう。ありがとうございました。
−以上−