▽農相に不満集中 北海道猿払村の酪農家ら直談判(日本農業新聞)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/flash/flash01122802.html 武部勤農相は二十七日、国内二頭目の牛海綿状脳症(BSE)感染牛が見つかった北海道
猿払村を訪れ、酪農家らと意見交換した。農相は前日の訪問地、中標津町で「感染源が解明
されないことは、そんなに大きな問題か」と発言し物議をかもしたことを、「感染ルートの特定に
は時間がかかるから、安全対策とは分けて考えるべきだという意味だ」と釈明。酪農家たちは
BSEを発生させた国の無責任さに怒りをぶつけた。
意見交換は、農相がBSE発生牧場の関係者を激励したあと、地元の行政、JA関係者を含め
約五十人が参加して猿払村役場で行われた。
酪農家たちは、「うちの牧場でも感染牛がいつ出てもおかしくない」と募るBSE発生不安を
農相に直訴。「国は肉骨粉を輸入してきた責任を認めるべきだ」「疑似患畜として殺処分される
牛の補償をきちんとしてほしい」などと求めた。
また、BSE発生牧場の同居牛の殺処分中止を求める嘆願書を首相、農相らに出していた
酪農家有志らは、「牛は家族と同じだ。同居牛を殺さないでほしい」などと迫った。