<<狂牛病関連情報蓄積スレ その6>>

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365神奈川新聞
▽「狂牛病の影響あり」9割超す (記事後半)
http://www.kanagawa-np.co.jp/news/nw01122722.html

◆利幅薄い豚と鶏
 売り上げ減の対応策をとったのは四十六事業所。牛肉の仕入れを減らし、豚肉や鶏肉にシフ
トさせた小売店も少なくない。ただ、こうした動きが相次いだため豚、鶏の仕入れ値が上昇。
しかも牛肉に比べて利幅は薄く、売り上げを好転させる材料にはなっていない。
 牛どん一杯が三百円を切る時代では、仕入れ値が上がったからといって簡単に値上げはしに
くい。西湘地区で調査に当たった指導員は、「小売店は家族経営が多いのでまだ続けられる。
人を雇っていたらとてもやっていけない」と話す。
 資金繰りが悪化したのは八割近い四十八事業所に上ったが、制度融資を受けたのは十四事業
所にとどまった。「改善の見通しが立たない段階で借金はしたくない」(県商工連)という経
営者心理がうかがえる。

◆特産品がカバー
 高座豚の産地を抱える県央地区の指導員は、「牛肉の減少を高座豚である程度カバーできた。
売上総額は落ちたが、他地区よりは被害が少ない」と分析した。
 特産品の有無などで影響にもばらつきがあるようだが、聞き取り調査した六十三事業所では、
懸命の努力もあって、経営が行き詰まった例はない。
 県商工連は「事態の改善には時間が必要」とするものの、「市場に出回っているのは検査済
みの安全な牛肉。消費者の理解を得るため各事業所とPR活動に取り組んでいきたい。国も明
確な安全宣言を出すなど、バックアップしてほしい」話している。