<<狂牛病関連情報蓄積スレ その6>>

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▼ニューズウィーク日本版 12月19日号(先週号)
アメリカの牛肉は本当に安全なのか 予防は徹底、だが検査体制に批判も
千葉香代子、ジュリー・スケルフォ、アダム・ロジャーズ、アンドルー・マー
http://www.nwj.ne.jp/public/toppage/20011219articles/SR_sef3.html

●工場で肉骨粉が飼料に混入

 懐疑派の懸念は、米政府のチェック体制が十分でないようにみえることだ。市民
団体パブリック・シチズンのピーター・ルーリーは、飼料に関する食品医薬品局(
FDA)の規制は穴だらけだと批判する。
 今年1月、畜産会社バケロス・オブ・テキサスの飼育牛が新たに搬入されたエサ
を食べはじめたときのこと。飼料を製造したピュリーナ社から緊急の電話が入った。
工場のミスで、牛の肉骨粉を使った原料が飼料に混入していたというのだ。
 アメリカでは、牛の肉骨粉を牛に与えることは97年から禁止されているが、豚や
鶏には与えてもかまわない。ピュリーナの工場では豚と鶏向けの飼料も製造してい
たため、事故が起きた。FDAの最新の調査によれば、肉骨粉を扱う全米の飼料工場
のうち、混入を防ぐ体制を整えているのは13%にすぎない。
 狂牛病の感染検査が、神経症状などを示した牛に限られている点にも批判が強い。
 「本当に確認したいなら、1年間だけでもヨーロッパや日本並みにたくさん調べ
るべきだ」と、牛肉の安全性についての著書があるハワード・ライマンは言う。「
今の検査頻度で狂牛病を発見できる確率は、ウサマ・ビンラディンと朝飯を食べら
れる確率より低いはずだ」