<<狂牛病関連情報蓄積スレ その5>>

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356名無しさん@お腹いっぱい。
http://www.appliedbiosystems.co.jp/website/SilverStream/Pages/pg33A1.html?NTNEWSCONTENTSCD=37390

医学:英国の狂牛病犠牲者は200人? 潜伏期間は17年?

英国での変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者は、約200人にとどまるかもしれないことが、
新たな研究で示された1。この退行性の脳疾患は、牛海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)
になった牛の肉から、異常に折り畳まれたプリオンたんぱく質が感染して起こると考えられている。

一方、別の研究は、英国の羊に牛海綿状脳症の大流行が起ころうとしているかもしれないと警告して
いる。

フランスと英国の研究者のチームは、英国での変異型クロイツフェルト・ヤコブ病のまん延を予測す
る新しいモデルを作った。これは、患者の年齢分布がかたよっていることを考慮に入れた最初のモデ
ルである。変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者の平均年齢はわずか28歳なのである。

研究者たちは、もっとも発病しやすいのは15歳未満で、また、感染はすべて1980年から1989年
までに起こったと仮定した。当時、英国では約50万頭の牛が感染し、流通にのっていたからだ。
この結果、平均的な潜伏期間は約17年という結果が得られた。

さらに、このモデルによると、感染の広がりはすでにピークに達しており、まもなく衰え始めるという。

もっとも可能性の高い患者総数は約205人(現在、すでに111人が変異型クロイツフェルト・
ヤコブ病と診断されている)、患者が403人までである可能性は95%と見積もられた。

ロンドン大学のカレッジ「ロンドン・スクール・オブ・ハイジーン・アンド・トロピカル・メディス
ン(衛生・熱帯医学)」のSimon Cousensは「患者が400人を超えることはないだろうと、彼らが
それほどの確信を持って言えることに驚いている」と話す。Cousens の研究チームは最近、患者は数千
人になる可能性があると見積もった3。さらに以前のモデルでは、患者は数十万人にのぼるかもしれ
ないとしていた。

英国・ウォリック大学の疫学者Graham Medleyは「患者数の見積もりが減ることに驚きはない。
なぜなら、かつて予想されたほど報告される患者数が増えていなかったからだ。しかし、感染規模の
予測は慎重に行わなければならない。もととなるデータがあまりに少ないからだ。正確な予測を行う
ことは不可能だ」と警告した。

今回の研究は、流行が続くと年齢分布も変化することを初めて予測した。研究チームの一員である、
フランス国立健康・医学研究所(パリ)のAlain-Jacques Valleronは「もっと年齢の高い人の感染は、
これから明らかになるかもしれない」とほのめかした。

というのは、もし、年齢の高い人が感染しにくいとしたら、1980年代後半になるまで感染しなかっ
たかもしれないからだ。1980年代の後半には、同年代前半よりも、さらに多くの感染した牛肉が市
場に流通していた。 (つづく)