<<狂牛病関連情報蓄積スレ その4>>

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336狂牛病汚染、感染源・経路は依然ナゾ
狂牛病汚染、感染源・経路は依然ナゾ
http://www.yomiuri.co.jp/04/20011121ic12.htm

 国内の狂牛病汚染がどの程度広がるか、予測は難しい。2頭目は8万
7800頭余りの全頭検査の末、見つかった。感染源は欧州産の肉骨粉
飼料の可能性が高いと考えられるが、感染経路は特定されていない。

 日本は96年に英国産肉骨粉の輸入を禁止したが、英国側には330
トンを対日輸出した記録がある。農水省は、鳥類が原料で量も166トンと
しているが、デンマーク、イタリアなどからも、昨年末までに計8万トン以上
が輸入された。

 96年には、牛に肉骨粉を与えることも行政指導で禁じられた。狂牛病
の潜伏期は5年前後で、国内の発生数は今年あたりを境に下降線に入る
とも考えられるが、実際には行政指導が行き届かず、5000頭以上の
牛に肉骨粉などが与えられていたことが判明している。

 EUの今年1―8月の実績によると、健康に見える牛が簡易検査で狂牛
病と判明した割合は、欧州全体で2万8000頭に1頭だった。外見から
感染を疑った例などを含めると、狂牛病の発生率は4600頭に1頭となる。
国際獣疫事務局アジア太平洋地域事務所の小沢義博顧問は、「2頭目で
今後を占うのは難しいが、国内で肉骨粉を作っていたことを考えると汚染が
広い範囲に拡大した可能性は否定できない」としている。

 ◆「安全性は確保」過剰反応を専門家懸念◆

 2頭目の狂牛病が確認されたが、食卓の安全は十分だろうか。

 狂牛病問題に詳しい山内一也・東大名誉教授は「(クロ判定の)牛は焼却
処分され、食卓にあがることはないのだから、安全性は保たれている」と、
過剰な反応を戒める。

 10月18日から始まった全頭検査は、食用の牛をすべて対象とする。欧州
でも、病原体プリオンの蓄積が少ないと考えられる比較的若い牛は検査が
義務付けられていない。専門家は「国際的に最も厳しい検査。これを通過
した牛は安全だ」と口をそろえる。

 全頭検査以前に流通した牛から作られた関連食品に不安を感じる消費者も
いるだろうが、食べた物から人に感染する危険性は極めて低いとされる。

 狂牛病との関係が疑われている変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の患者数
は、現在確認されているだけで英国107人、フランス3人、アイルランド1人。
小野寺節・東大教授によると、英国でも発症は500万人に1人程度という。

(11月21日14:02)