金子氏を利用した虚構を暴こう。
彼はさほど他の専門家と大きく見解は違わない。
ただ、他の専門家よりも細かくリスクを説明してくれるわけだ。
そして、彼はこのようなことを言う。
情報を自分で得て、自分自身で判断せよ、と。
これは正論。というか当たり前のことで自分の食べるものは自分で決める
のは当然である。
ところが!これが信者によるとこのような意見に変質する。
「やはり、牛肉は危険!食うな!安全などと言う奴は・・・(以下自粛)」
なんでやねんとツッコミの一つも入れたいが(藁)言ってる本人大真面目。
彼の発言の一部を抜き出して危険を示すのは簡単。
だって、リスクがあるのは当然だからである。
本来、そのリスクをどのくらいと見積もるかが問題なのに・・・
彼は危険性ばかりを言ってるわけではない。
当然である。学者として中立的にリスクを誠実に説明しているのだから
信者に都合の良いことばかり言ってるわけではない。(つづく)
(つづき)
彼は危険性ばかりを言ってるわけではない。
当然である。学者として中立的にリスクを誠実に説明しているのだから
信者に都合の良いことばかり言ってるわけではない。
例をいくつか挙げよう。
“消費者が牛肉や牛乳を避ける必要はない”
“牛の脳などを食べてヤコブ病を発症する確率は、金子部長が「あくまでも目安」
として多めに試算した数字でも、約1億7000万人に1人。年間で1人の患者
が出るか出ないかといったところ”
“基本的には、牛と人には種の壁があるので、牛の異常プリオンが原因で人がヤコ
ブ病にかかる確率は極めて低いのです”
“人には異常プリオンを一定量までは排出する能力が備わっているということ。
『ちょっとでも異常プリオンを口にしてしまったらどんどんたまる一方』と思って
いる人が多いようですが、そうではないんです”
おそらく、信者の情報源であるページでも同じような発言はあるのではないかな?
彼らは一部だけ抜き出して大袈裟にする傾向があるので逆のことをやっておく。
今、文春と新潮が記事を巡って対立している。
実は金子氏は両方に専門家として出てきている。
金子氏はあくまでも中立、学者として誠実に取材を受けているのだろう。
しかし、彼に苦言を呈したい。
第三者が関われば意見は良い所取りされる恐れがある。
慎重に発言しないと消費者は逆に混乱しかねない。
おそらく、忙しくてそれどころではないのだろうが、金子氏自ら情報を発信した
方が良いのでは?
少なくとも発言を捻じ曲げる輩は、たくさんいるようなのだから。
金子氏は言う。
「消費者の方々が牛を食べないとか、牛乳を飲まないとかする必要はありません」
※道新Today11月号より