<<狂牛病関連情報蓄積スレ その3>>

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MRM(機械採取されたくず肉)について 英国BBCより

Q:MRMって何
A:機械によって骨に付着した肉を採取したくず肉のこと。
Q:MRMは何につかわれていたか
A:英国では過去において、ソーセージ、ミートパイ、安物のハンバーガ等につかわれた。
Q:MRMはなぜ使われたか
A:値段が普通の肉の1/10と格安だから。キロあたり37ペンス(約70円)。
Q:MRMはどれほどの量が使われてしまったか
A:不明
以上(1)をソースに作成

Q:なぜどの食品にMRMが含まれていたかしることが重要なのですか?
A:もし知っているならば、私達は、どの程度病気が蔓延するかについての
 いくつかの結論に達することができるでしょう。
 それは、フォーカスを狭めて、次にどんなステップを取るべきか決定することを可能にします。
Q:MRMがvCJDを蔓延させる最もありそうな感染ルートと考えますか?
A:食用とされる動物の部位のなかでは、MRMの感染性は他の多くの部位よりも多分に高いです。
 なぜならば、大半のMRMは脊髄に近いところか採取されているからです。
Q:MRMはまだ食品に入り込んでいますか?
A:わかりません。しかしもしそうなら、違法に行われているということになります。
以上(2)より抜粋

(1) MRMって何? BBC News 2001/8/9
http://news.bbc.co.uk/hi/english/health/newsid_1482000/1482140.stm
(2) Q&A 食肉のvCDJの危険性 BBC News
http://news.bbc.co.uk/hi/english/uk/newsid_1482000/1482611.stm
353MRMに関する英国の対応:01/10/28 15:30 ID:CJC5WysU
MRMに関する英国の対応 (The BSE Inquiry より)

1989年 英国(1)
 牛の特定の部位(SBO)を食用に用いることが禁止。
 これにより、MRMのメーカにはMRMにSBO(脊髄等)が混入しないことが要求された。
1995年 後半 (2)
 1995年下半期のSVSの監査結果で、
 いくつかの検体で、脊髄が完全には取り除かれていないことが示された。
1995年 11月頃 (2)
 上記監査結果をふまえて、農業省、厚生省を交えたMRMについての議論。
 脊髄を100%取り除かれることを保証するのは不可能。
 仮に100%取り除いたそしても、MRMに神経節(Dorsal root ganglia)が入り込む。
 MRMは食品の生産で広く用いられており大衆への影響が大きい
 MRMは1990〜1995年の人間への主な感染源と考えられる。
 等
 一方で、人間への感染は証明されていないとか。
 脊髄が100%取り除かれるならMRMは安全と言う意見もあった。
1995年12月 英国 (1)
 牛の脊柱から、機械で肉を採取することを禁止とした。
 このように採取した肉を人に食用にすることも禁止され、
 MRMの設備には農業省への登録が義務付けられた。

(1)
http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume13/chapteb4.htm
(2) SVSの監査結果がMRMの安全性の観点に与えた衝撃
http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume6/chapte64.htm#751226

ソース
The BSE Inquiry (英国狂牛病調査報告書)
http://www.bseinquiry.gov.uk/
354MRMに関するEUの対応:01/10/28 15:33 ID:CJC5WysU
MRMに関するEUの対応 (ソースは http://europa.eu.int/ )

欧州連合(EU) 委員会決定
Decision 2000/418/EC TSEのリスクがある材料の使用制限 (2000/6/29)
http://forum.europa.eu.int/irc/sanco/vets/info/data/oj/00418ec.pdf
Decision 2001/2/EC  2000/418/ECの改正 (2000/12/27)
http://forum.europa.eu.int/irc/sanco/vets/info/data/oj/012ec.pdf
「頭骨と脊柱からMRMを採取することを禁止」

EU Press Release (2001/2/7)
http://europa.eu.int/comm/dgs/health_consumer/library/press/press106_en.html
「頭部と脊柱からMRMを採取することはすでに禁止されている。しかしながら、
それ以外の部位と厳格に区別がなされていることを保証するには、管理の限界がある。
このような状況において、禁止を牛、羊、山羊類の全ての骨からのMRMの禁止へと
拡張することが提案される。」

Decision 2001/233/EC 2000/418/ECへの脊柱からのMBMに関する改正 (2001/03/14)
http://forum.europa.eu.int/irc/sanco/vets/info/data/oj/01233ec.pdf
「BSEから生じる人間への危険性は、主として、
頭骨と脊柱から機械で採取された肉の消費と関連していた。
これまでの、あらゆる年齢の、牛、羊、山羊類の頭骨、脊柱からのMBMの禁止令は、
管理上の理由により、それらの動物の全ての骨からのMBMの禁止へと拡張される。」
355..:01/10/28 16:52 ID:uU7i38g5
MRMについては、牛からの採取は禁止されていますが、豚などについては禁止されていないので、その中に牛が混じっているかどうかの検査は事実上不可能のようです。
MRMの採取方法を改善したAMRについてのBSEの危険性も指摘されています。