また韓国が

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704日韓関係の早期修復期待 韓国大統領が本社社長と懇談
韓国の金大中大統領は3日、ソウルでの第26期囲碁名人戦主催のため訪韓している朝日新聞社の箱島信一社長、秋山耿太郎・
東京本社編集局長らと大統領府で懇談し、日本の歴史教科書問題や小泉純一郎首相の靖国神社参拝などで冷え込んでいる日韓
関係について「一日も早く懸案を円満に解決したい」と語った。同時に「日本側が率先して解決を図らなければならない」とも述べ、小
泉首相が望む早期訪韓と首脳会談開催には、日本政府による環境づくりがまず重要だとの認識を示した。

 金大統領は「小泉首相とは、両国関係の根本を考えれば、会わなければならない」としつつ、会談前に教科書や靖国問題で韓国
民が納得できる日本政府の措置が必要だとの考えが韓国内にあることを紹介。「『時すでに遅し』となる恐れもある」として日本政府
の素早い善処を促した。

 大統領は、韓国が問題視した「新しい歴史教科書をつくる会」主導の教科書の採択率が極めて低いことを「多数の日本人の良識」
と評価した。だが日韓関係の冷え込みについて「問題は日本側で生じた」と指摘したうえで、「日本を動かす政治にはいまだに懸念を
持っている」と、日本政府が主体的に関係修復に向けた対応策を示さないことに不満を表明した。