韓国！北方領土沖でサンマ漁操業開始！

読売新聞社説
http://www.yomiuri.co.jp/08/20010802ig91.htm

　韓国のサンマ漁船二十六隻が日本政府の再三の中止要請にもかかわらず、日本固有の
領土である北方四島周辺の排他的経済水域で操業を開始した。
　日本の四島への主権と、日本の排他的経済水域での、いわゆる主権的権利を侵害する
ものだ。
　韓国に操業許可を与えたロシアと、日本の許可なしで自国漁船に操業させた韓国の両
国に対し、政府が厳重に抗議したのは当然である。
　韓露両国は昨年暮れ、四島水域でのサンマ漁に合意した。今回の操業は、韓国政府が
ロシア政府の操業許可を得る形での政府間合意に基づいた操業である。
　もはや単なる漁業問題ではなく、日本の国家主権にかかわる領土問題であることは明
白だ。
　ロシアのプーチン大統領は先に、小泉首相に対し、「政治的問題にはしたくない」と
の考えを表明した。
　だが、韓国政府に操業許可を与えたこと自体、日本の四島への主権を否定するものだ。
ロシアは「日露平和条約交渉に影響を与える意思はない」と言うが、交渉での日本の立
場をないがしろにしている点で、既に政治問題化させているのではないか。