広島:26歳美人教師一家・神隠し

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>>316

救命ボートが船に残されたままだったというのは
コナン・ドイルの創作。実際には、救命ボートは切り離されていた。
だから、船員たちが救命ボートで船を脱出したと考えるのが妥当。
では、なぜ母船を離れ、なおかつ戻らなかったのか。

マリーセレスト号の積荷は原料アルコールで、
厳格なピューリタンだった船長にとってはじめての経験。
アルコールの樽は、ニューヨークとアゾレス諸島の温度の差や
スコールによる揺れで不安定になり、徐々に樽内の圧力が高まる。
やがて、ついにいくつかの樽の蓋が吹き飛び、
船倉からハッチを甲板へ吹き飛ばす(ハッチの破壊は確認ずみ)。

この現象自体は大して危険ではないが、
未経験の船長は船全体が爆発寸前と思いこみ、救命ボートでの脱出を決意。
ところが、あまりに慌てていたため、ケーブルでボートを母船につなぐのを忘れる。
ボートを海面に下ろしたときは海は凪いでおり(航海日誌による)、
母船の帆は張られたままだった(発見時に帆が吹き千切れている)。

母船爆発の危険がないと分かったとき、既に風が吹き始めており、
必死にオールをこぐ救命ボートと母船の距離は広がるばかり。
彼らの行く手には全滅の悲劇しか待っていなかった・・・・。


 もちろん、これもあくまで一つの推理だけど、オウムも連れて行っているとか、
争った痕跡がないとか、いかにも急いで離船しているとか、
大体すべての「謎」は説明できていると思うが、どう?