ネパール国王含む王族12人射殺さる!その2

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374名無しさん
一方、ここは元水資源相(ラナ家)のやしき。
ばあや「お嬢様!大変です! 結婚を反対されたディペンドラ皇太子殿下がご乱心、両陛下を殺害されたとのことです。」
デビヤニ姫「なんですって! そんなこと。ありえない!」
 駆け込んでくるラナ夫人。
ラナ夫人「デビヤニ。両陛下が殺害されました。これはギャネンドラ殿下の陰謀です。あなたはすぐにここを抜け出し、インドへ発つのです。」
デビヤニ姫「ではディペンドラさまは!?」
ラナ夫人「皇太子殿下の消息は依然として不明です。しかし、ぐずぐずしてはいられません。ここにはもうギャネンドラの手のものが迫っています。」
デビヤニ姫「でも、お父様、お母様は!?」
ラナ夫人「私たちのことは心配要りません。これでも十九世紀から約百年間、国政の実権を握ってきたラナ家の末裔です。自分のことは自分で出来ます。それよりあなたは、インドに赴き、この者を訪ねるのです。きっとあなたの力になってくれるでしょう。」
 デビヤニ姫の手にメモを握らせるラナ夫人。
ばあや「さあ。これを。」
 ばあやはデビヤニ姫を村娘の服装に着替えさせる。書棚の横のレバーを引くと書棚が回転し、隠し通路の入り口が現れる。
ラナ夫人「さあ、ここを通って行けば、森の入り口に出ます。そこに馬が用意してありますから、一気に国境までかけるのです。」
デビヤニ姫「お母様!」
ラナ夫人「さあ! 早く!」
 デビヤニ姫を通路に押し込み、入り口を閉じるばあやとラナ夫人。その直後、屋敷にはギャネンドラ殿下の配下が乱入してきた。
 館から遠く離れた森の入り口にたどり着いたデビヤニ姫。森の向こうで炎上する館が見える。
デビヤニ姫「ディペンドラさま。お父様。お母様。デビヤニはきっとこの敵は討ちます。」
 エンディングテーマ
つづく