58 :
うさみみ:
足下に風 光が舞った
日常にだけ 積もったぶんの奇跡が
見上げれば雲 遠くへの帰路
幼い日の自分よりも 早く
雪解けを待っていた子供のように
走る 光る滴 飛び跳ねている
明日の出会いさえ 気づかずにいる
季節たちの中で 輝いているよ
世界中にはどんな想いも 叶う日がくる
ずっと旅をしてゆく僕らに
小さな精たち 舞い降りる
出会った場所を 緑をなして
夕焼け雲 流れる時にゆだねて
遙かに仰ぐ 町並みの路地
幼い日の自分がまだ駆ける
あの遊歩道から 聞こえてくる
木々の声や日々の ざわめきに似た
奇跡の足音に気づいたら
こんなにまた強くなれる二人だね
世界中あふれる想いに 風が吹いてる
ずっとこんな事繰り返して
さよならのない旅をする
世界中にはどんな想いも 叶う日が来る
ずっと旅をしてゆく僕らに
小さな精たち 舞い降りる