◆ 李登輝氏 訪日支援 外務省へ徹底抗議 4 ◆

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277がんばれ!安部副長官
産経新聞(有料版)一部コピペ
■水平垂直 李登輝氏ビザ申請問題
政権末期、下せぬ決断


≪官邸≫次期首相に配慮、意見不一致

 森首相は今月四日、李氏への査証発給を検討するよう、河野外相に電話で“指示
”した。しかし、官邸内部での意見不一致と、次期首相への配慮が、明確な態度を示す
ことを阻んでいる。 「査証の申請および受理がなされたという事実はない」
福田康夫官房長官は李氏から査証申請書の提出があった十日以降、一貫して
事実関係を否定してきた。中学歴史教科書問題や米中軍用機接触事件で中国を
取り巻く環境が不透明で、新たな摩擦を起こしたくないとの思惑に加え、対応が
一本化されていない外務省の判断を見守る考えだ。
 一方、官邸内では安倍晋三官房副長官が李氏訪日に積極的とみられており、
首相から河野外相への“指示”も、衛藤征士郎外務副大臣の連絡を受けた安倍副長官
からの要請といわれる。このため、福田長官は安倍副長官に言動を控えるよう強く注意
した。退陣を目前に控えた首相にとって官邸内部の動きに加えて、次期首相に与える
影響も無視できない。十三日の閣僚懇談会では平沼赳夫経済産業相、扇千景国土
交通相らが査証発給に前向きの発言をしたものの、閣内不一致が露呈することを
恐れて「なかったことになっている」(政府首脳)と公表を控えた。
 首相が河野外相に改めて情報収集を指示したのも、決断へのためらいを反映した
ものといえそうだ。