◆ 李登輝氏 訪日支援 外務省へ徹底抗議 4 ◆

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−台湾、首相後継をにらみ「今が好機」とも−

【台北13日=若山樹一朗】
台湾では今回、李登輝・前総統の訪日実現を求めるムードが強く、
日本の対応への不満が広がりつつある。十三日には与党・民進党の立法委員(国会議員)が
日本政府にビザ発給を求める公開書簡を与野党十六委員の連名で提出すると発表したほか、
「日本が拒否すれば、市民の間に日本への失望感が広まるだろう」(野党・国民党の立法委員)との
指摘が出るなど、日本の出方を注視している。
李氏の今回の訪日理由は、昨年十一月に手術した心臓の具合が思わしくなく、手術に立ち会った倉敷市の
医師の治療を受けるため。「私人」の「治療」目的の訪日であり、政治性が薄い、との理由で
今回こそ実現すべきだとの声が高い。
ただ、その一方で台湾内には「(李氏訪日には)森首相在任中の今が千載一隅の好機。
橋本竜太郎氏らが後継首相になれば可能性は薄くなる」(十一日聡合報)との見方もある。
李氏周辺では、橋本派を「親中派が主流」と位置付け、総裁選後の影響力拡大を懸念しているという。

(続く)