◆ 李登輝氏 訪日支援 外務省へ徹底抗議 4 ◆

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前台湾総統へのビザ発給、閣僚懇で容認論噴出
 13日の閣議後の閣僚懇談会で、台湾の李登輝前総統への訪日査証(ビザ)発給を求める意見が相次いだ。容認論を展開したのは平沼赳夫経済産業相、扇千景国土交通相、斉藤斗志二防衛庁長官、麻生太郎経済財政担当相、笹川堯科学技術担当相の5閣僚。「李氏の訪日は病気治療という人道問題であり発給を認めるべきだ」などと主張した。
 橋本龍太郎行政改革担当相は「慎重に検討してもらいたい」と述べ、河野洋平外相も「慎重に対処したい」と表明。これに平沼氏が「時間がない。すみやかに発給すべきだ」と反論するなど、閣内の対立が鮮明になったため、やりとりを公表しないことを申し合わせた。一方、同日の自民党総務会でも訪日容認論が噴出。原田義昭氏は「人道的な問題であり、人権を守る見地から自主的に判断すべきだ」と強調。「中国を気にして事なかれ主義でいるのはかえって信頼を失う」(奥野誠亮氏)、「台湾の人の気持ちを大事にするべきではないか」(山中貞則氏)などの意見が相次いだ。