◆ 李登輝氏 訪日支援 外務省へ徹底抗議 4 ◆

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■対立の構図
そもそも今回のビザ申請をめぐっては、森首相が河野外相にビザ発給を
検討するように指示し、河野外相が九日、河島裕次官、槙田邦彦アジア大洋州局長の
二人と協議した。その際、槙田氏は一貫して拒否する構えを崩さず、
河野氏も結論を先送りしたという。
李氏が十日にビザ発給を申請するのに先立ち、外務省は申請窓口となる
台湾の交流協会事務所に申請を受理しないように支持する訓令を発している。
槙田氏も同事務所に「慎重な対応」をするように電話した。
福田長官が、記者会見で「申請を受けてないし受理もしていない」と
繰り返した背景には、こうした事情がある。
積極派は論拠として@李氏は現在、民間人だA心臓病の緊急治療を希望している
B日本の主権の問題で、対中関係の悪化を必要以上に懸念することはない
・・・・・・・等の点を挙げている。
「人道上の問題」を掲げているだけに、対中関係の悪化を懸念する
慎重派も表立っては反論していない。
首相を支える福田氏らが慎重論に回っている理由の一つは、中国とのトラブルが起きた場合、
それに対処しなければならないのは新政権であり、無責任な対応は出来ないという理屈だ。
そういう意味で今回のビザ問題は、従来の親台湾派と親中国派の対立の図式とは
性格を異にしている。

(続く)

※リアルタイムで打っているので、全て書くまでにもう少し時間がかかります。スマソ。