朝日新聞社説が2ちゃんから文章引用!!

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1名無しさん23
今日の朝日新聞の社説に2ちゃんねるからの引用がありました。 引用されたのは議員選挙板の
「やっぱり僕らは民主党政権をつくる必要があるんだね」スレッドhttp://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=giin&key=974605075
の1の文から。
朝日の論説委員も2ちゃんねらーなのね。それにしても朝日の社説が2ちゃんから文章引用したのはすごい。

引用されたと思われる部分

>政治に失望してはいけない。僕達は自民党に失望すべきなのだ。

引用して書いたと思われる個所。
>「政治に失望してはいけない。自民党に失望すべきなのだ」
> この政局を通じ、インターネット上では驚くほど多くの人々が実に活発な議論を交わしていた。

(朝日社説全文)
不信任案否決――それでも民意は動いた
 「改革は政治家だけでできるものではありません。国民である皆さん自身が改革の必要性を自覚したとき、初めて世の中は変わっていきます」
 これは、加藤紘一氏のホームページの冒頭に掲げられた国民への呼びかけである。
 無党派層が最大勢力となった今日、党派を超えた民意の広がりを背景に政治を進めなければ、改革は成就できない。加藤氏の言葉を読み替えれば、そんなことにもなるだろう。
 派閥力学や党内基盤をにらみながら、無難に政界を泳いでいく政治家ばかりではだめだ、といった含意も読みとれる。
 この時代認識は正しい。今回、森喜朗政権への造反劇を起こした加藤氏のもとに膨大な数の激励のメールが寄せられたのも、そんな姿勢が共感を呼んだからにほかならない。
 加藤氏らの決起が、有権者のなかで眠っていた政治意識を、揺り起こす起爆剤になったような気配すら感じられた。
 加藤氏が最後の最後に翻意したのは、結局のところ、こうした新たな民意のうねりを信頼し切ることができなかったからである。
 自らがよって立つ基盤は、やはり党内で積み上げてきた「数」の足場だという思い込みが勝ったのか、政治の変化を望む有権者の期待に背いて、永田町の論理を選んだ。
 すべてが終わってから、「国民からの信頼を深く深く傷つけた」などと謝罪しても、後の祭りとしか言いようがない。
 しかし、今回の騒動後、何事もなかったかのように自民党政治が息を吹き返し、今後も安んじて生き延びていくとは考えられない。
 政策や政治手法をめぐり、様々な潮流が同居している自民党の支持層は幅広い。「保守本流」を自任する加藤氏がいればこそ自民党を応援してきた、という人々も少なくない。
 そういった有権者は、加藤氏らの今回の迷走に愛想を尽かし、自民党への支持をやめるかもしれない。あるいはまた、主流派のなりふり構わない締め付けぶりにうんざりして、自民党を離れる人々も出るだろう。
 民意との関係でいえば、加藤氏の決起を腰砕けに終わらせたにもかかわらず、自民党全体としての損得勘定は赤字なのではないか。
 われわれ有権者としては、腰砕けに終わったからこそと、ここは積極的にとらえ直すべきときである。
 加藤氏の筋の通らない行動がわれわれにもたらした後ろ向きの感情を、今度こそ本当に政治を変える前向きのエネルギーに変えていくことだ。
 「次回の参院選で国民の怒りを知れ」「政治に失望してはいけない。自民党に失望すべきなのだ」
 この政局を通じ、インターネット上では驚くほど多くの人々が実に活発な議論を交わしていた。加藤氏らへの期待が盛り上がり、その反動として怒りが噴き出し、しかし最後は選挙での1票の行使に望みをつなぐ。ネットを見ていると、そんな有権者の健全な意識の流れが手に取るようだった。
 民意は確かに動いたのだ。あとはお互い、志を持続することを心がければいい。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html