北部同盟ドスタム将軍、元国王シャー氏と接触

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米、北部同盟を本格支援へ

米ブッシュ政権は、アフガニスタン・タリバン体制と対立する武装勢力「北部同盟」を本格支援する方針を固めた。ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)、ラムズフェルド国防長官が23日のテレビ番組で語った。

 ライス補佐官は「タリバンとの戦いに加わりたい者は大勢いるはずだ。我々は(彼らと)協力できる、多くの選択肢を探っている」と指摘。長年のゲリラ戦を通じて国内の地形を熟知している北部同盟に対し、武器供与や資金援助を行う用意があることを示唆した。

 また、イタリアに亡命中のザヒル・シャー元国王についても、「反タリバン攻勢を考えている1人」として注目していることを明らかにした。

 一方、ラムズフェルド長官は「タリバンの中にも、もう指導部にはついていけない、という人が出てくるかもしれない」と述べるとともに、タリバン内部のこうした離反勢力を北部同盟とともに、ポスト・タリバン政権の一翼を担わせる構想があることを示唆した。