【狂牛】廃棄した牛が飼料に!農水省死ねpart10

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910飼料通信全文の2
狂牛病問題の行政の情報公開の疑問 (飼料通信9/14)
 狂牛病問題が波紋を広げている。米国で起きた多発テロの大ニュ
ースが発生したことから若干影に隠れた(幸い?)感はあるが,直接
消費者に影響がある?問題だけに関心は強い様である。
 行政当局も風説の流布による間違った情報が伝わらない様にと
努力し牛乳,牛肉を食べても影響が無いと言う面を強調し情報公開
を積極的に行っている様である。しかし,やり方に若干問題がある
ようで,消費者に情報を公開するのは良いが生産現場での混乱に拍車
を掛ける結果も生んでいる。
 現状は,まだ,狂牛病の疑いのある乳用牛が見つかったと言う段階
であり,原因が飼料である肉骨粉であることも特定出来ていない。
この様な状況の中で早々と千葉の酪農家へ配合飼料を供給していた
メーカーを公表し,その工場に時間を置かず立入り検査を行うと言う
御丁寧な対応である。また,保育時は北海道と言うと今度は北海道の
2社が配合飼料を供給したと発表した。配合飼料メーカーは既に96年
には反すう動物への肉骨粉使用を禁止,今年はコンタミを含め肉骨粉
の使用をガイドラインを出し対応してきたのに,あたかも配合飼料に
原因があるかのような対応である。指摘されたメーカーは早速全飼料
からの肉骨粉使用中止を発表した。最大手の発表だけに他社の追随も
必至である。この結果は,肉骨粉の中止が畜産残滓処理業界にも波及
し畜産リサイクルの崩壊を招く懸念もある。行政当局は,原因も特定
出来ない段階での過剰情報が畜産基盤を揺るがすことになることを
考えているのであろうか。