フジテレビの安田記者へ

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263ななしです
入社されてからのお話を聞かせてください。

安田 最初は外国ニュースの担当でした。それから警察事件担当を5年やりま
した。今は「スーパーニュース」という番組を中心に、報道番組の作成をする
仕事に携わっています。警察担当の時は1年中休みなしでした。ペルーでの日
本大使館占拠テロ事件の強行突入や、地下鉄サリン事件のときなど、現場で取
材したりしました。雪の降る中、上九一色村の第7サティアンの前で夜中張り
番ということもありました。

この仕事をされてよかったと感じられる時は。

安田 遺族の方たちへの取材や、被害者への取材は、取材する私たちのほうも
つらいのですが、その方たちから後でお礼の手紙をいただいたときです。また、
学校に行かずに繁華街にいる高校生たちの取材をして、そういう子たちが再び
学校へ行くようになったときでしょうか。今でもその子たちは電話をしてくれ
たりします。

受験生へのメッセージをお願いします。

安田 社会人になってみると、大学時代に自分が見たものや感じたことが強い
自信につながっていることが改めて感じられます。これは学生時代にも考えも
しなかったことなのですが、人間のつながりやものの見方などは決して単語や
公式などでは表せないもので、授業やゼミ、あるいはクラブを通じて体得した
ものだと思っています。大学の4年間の時間を無駄にせず、勉強でもクラブで
も資格取得でもあるいはアルバイトでも、「これだけはやったんだ!」と胸を
張っていえるものがある人は将来、何があってもおじけづかずに問題に対処し
ていく力を養うことになると思います。
みなさんのご活躍を期待しています。