退避勧告が解除されましたが本当に大丈夫?

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1不良中年
東海村事故現場半径10kmの退避勧告が解除されましたが本当に
安全なのでしょうか?
臨界状態は脱しても排気口から周辺に飛び散ったり風に流された放
射能は350m以内に留まっているとは考えられないと思います。
早く安全宣言を出して事故は大した事無かったという印象を与えて
いるような気がしてなりません。
所沢のダイオキシン問題もそうですが都合の良い調査データだけで
安全宣言を出すのは早すぎるような気がします。
2いまさら:1999/10/02(土) 12:16
もう十分、被ばくしたので関係ないんでしょう
3住民が:1999/10/02(土) 13:59
放射能の測定をしてもらっていますが、その結果は公表されないのでしょうか?
4不良中年:1999/10/02(土) 20:24
事故現場近くの小学校も今日から登校させていたようです。
ヨウ素剤の配布もおこなわれなかったようですし子供たちに
甲状腺ガンが発生しないことを祈ります。
放射能の測定結果も公表されないと思います。仮に公表され
たとしても都合の悪いデータは隠されるでしょう。
利権に群がる政治家や電力、原子力関連企業のために東海村
やその周辺の方々が犠牲になっています。
きっと事故原因も重傷の作業員になすりつけられて終わりで
しょう。
5不良中年:1999/10/02(土) 20:33
半径350m以内の避難勧告も解除されたようです
事故直後の報道では少なくとも現場周辺の土壌は汚染されているので
掘り返して処理する必要があると言っていた専門家の意見はどうなっ
たのでしょう?
6アマ:1999/10/02(土) 20:42
単純な疑問ですが決死隊が抜いた冷却水はどこへ行ったのでしょうか。
川や海だとまずいんじゃないんでしょうか?
どなたか教えてください。
7>6:1999/10/02(土) 21:20
土壌に吸収されて自然に返りました。
8>5:1999/10/02(土) 21:22
しばらく住めないね。
9というか:1999/10/02(土) 21:30
さっさと引っ越したほうが良いです。
客観的に見てこんなに危険な状態であたかも何も
無かったかのような発表をする事自体かなり異常です。
いったんこういう発表をしたからには政府はよほどの事が
無い限り知らぬ存ぜぬで通すのは確実です。
10今後、:1999/10/02(土) 21:56
事故現場周辺で、白血病やガン発病率が上昇しても、
「因果関係が認められない。」なんて言うんでしょうな政府は。
それより、その手の調査結果の公表を控えるとなんだかんだ
いわれるので、調査すらしないでしょう。
11ぽち:1999/10/02(土) 22:06
今子供で、将来結婚するときになって、事故現場にいたせいで、
破綻になったとしたら、、、、、。
12ぽち:1999/10/02(土) 22:08
おまけです。生殖器官(卵巣、精巣)は放射線にとっても弱いのです。
だって、ほら、胸のレントゲンとる時だって腰に鉛の重いベルト
巻くでしょ。
13うーん:1999/10/02(土) 22:23
やけに慌てて安全宣言をした印象がありますね。

政府高官(茨城県知事含む)の誰も現地に査察に行ってないのは、
やっぱりまだ危険だと思っているからでしょう。
14不良中年:1999/10/03(日) 19:50
野菜の安全宣言もでて明日から出荷されるそうです。
水道水も一時取水を止めた川から取水をはじめたようですし
とにかく施設外の放射能汚染が無かったというイメージを作
りたいのでしょう。そろそろ大臣が茨城のネギを食べてみせ
るのかな?でも真実を知っていたら食べないと思う。
放出された冷却水が地下水に浸透する頃には井戸水も安全と
いうことで飲んでしまうと思うと恐ろしくなります。
15東海村住民:1999/10/03(日) 19:56
村民は見捨てられたのです
16東海村役場って:1999/10/03(日) 20:05
でっかくていいね。
17東海村について教えて:1999/10/03(日) 20:07
東海村について教えて下さい
例えば、村の予算は年間いくらとか...
18教えて:1999/10/03(日) 21:07
ダイオキシン騒動の時には大手スーパーは埼玉産の
野菜を取り扱わなかったけど、今回の場合はどうなんだろう?
私はいくら安全だと言われても栃木の野菜は少なくともあと10年は
食べたくないのだが。
19>18:1999/10/03(日) 21:23
報道を信じるなら、放射性物質は漏れてないので危険はないよ。
たとえば、大量の中性子を浴びた野菜を食べても人体に影響はない。
危険なのは、放射性物質が漏れて、それが付着した野菜を食べて、
体内被曝する場合。
20原発原子力掲示板http://www.2ch.net/atom/index2.html:1999/10/03(日) 23:29
原発原子力掲示板http://www.2ch.net/atom/index2.html
21原発原子力掲示板http://www.2ch.net/atom/index2.html:1999/10/03(日) 23:35
原発原子力掲示板http://www.2ch.net/atom/index2.html
22不良中年:1999/10/04(月) 17:02
放射性ヨウ素やクリプトンなどのガス状の核分裂生成物が排気筒から
建屋外に大量に放出された疑いが強いことがわかったそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/tokaimura/19991004cp01.htm
大量とはどれくらいだったのでしょう?
このガスを吸ったら間違いなく甲状腺癌になりそうです。

23不良中年:1999/10/04(月) 19:26
グリーンピースの測定では自然界の3〜5倍の放射線が確認された
模様。さて政府とグリーンピースのどちらを信じますか?
http://news.yahoo.co.jp/headlines/mai/991004/dom/18530000_maidomc048.html
24>23:1999/10/04(月) 19:50

グリーンピース 1-0 NHK
25>23:1999/10/04(月) 22:01
政府を信頼してるわけじゃないけど、グリーンピースに対する
信頼も0だから判断不能。
26英語二桁%日共撲滅:1999/10/05(火) 02:35
>18
何で栃木?
東海村は茨城だよまさか栃木だと思ってた?
日本の地理も知らないの?
キャサ夫(ファミ通)と同類?
赤旗読んで寝でいいよ。
27名無しさん:1999/10/05(火) 03:35
林真須美のときは 周辺にやじうまがすごかったそうだけど
今回は どうですか?
28名無しさん:1999/10/05(火) 03:41
>27
近所でも見に行きたくないなぁ
じゃなくて、自分だったら逃げてるよ。少なくとも村外には
誰か、見に行ってくれる○○な方、いませんかね?
29>26:1999/10/05(火) 04:50
>キャサ夫(ファミ通)と同類?
>赤旗読んで寝でいいよ。
よく意味がわからないのですが。
30英語二桁%糞オタ撲滅:1999/10/05(火) 05:17
キャサ夫と同類=日本の地理も知らないドキュン
(栃木市と宇都宮市の区別が付かずに、招待したゲーセン関係者が
激怒していたらしい)
赤旗読んで寝で(=死んで)いいよ。ってこと。
#何でこんなのいちいち説明しなきゃならんの?>29
31>19:1999/10/05(火) 11:02
大量の中性子を浴びた生物の遺伝子は異常を起すと聞きました。
それを食べても大丈夫という保証はありません。
また中性子の測定は事故後、5時間半たってから行われたと報道
されていますが、近くには原子力研究所をはじめ多くの原子力関
連施設があるのでどこかで測定されていたはず。
きっと5時間半前の数値は公表できないくらい大きかったのでは?
32>31:1999/10/05(火) 13:20
中性子の測定は面倒です。
常時やっているところってあるかなあ。
33>30:1999/10/05(火) 13:31
そんなローカルな言葉が万人に通用するとでも思ってるのか。
ドキュンはてめえだ。
34中性子測定:1999/10/05(火) 14:15
常時やってる所なんてないのでわ
少なくとも所外での環境中性子を常時モニタしてる所はないでしょうね
やってたとしても実験の観測だろうから外から入ってこないようにしてるだろうし
35JCO、81年にもフッ素漏れ事故 周辺の野菜枯らす:1999/10/05(火) 16:41
36新聞を読もう:1999/10/05(火) 17:24
JCO周辺土壌から、放射性ヨウ素検出

 臨界事故を起こしたJCOの周辺から、自然界に存在しない放射性ヨウ素が検出された。
京都大原子炉実験所の小出裕章助手(原子力工学)らが4日、土壌や植物から検出した。
放射能濃度は、チェルノブイリ原発事故の際、厚生省が輸入食品の基準とした濃度の約
10分の1。専門家は「体に重大な影響をもたらす値ではない」としているが、放射線でなく
放射性物質そのものが地上に降り注いだことの証拠で、「科学技術庁などは、一刻も早く
詳細な調査結果を公表するべきだ」と指摘している。

 サンプルは同大学工学部の荻野晃也助手が事故2日後の今月2日、転換試験棟近くの
敷地境界から道路を挟んだ地点のヨモギの葉と土壌から採取。小出助手が、放射能検出
器で分析したところ、放射性物質のヨウ素131が1キログラム当たり23〜55ベクレル検
出された。放射性同位元素のヨウ素133も検出されている。

 ヨウ素131は、ウランの核分裂反応に伴って生成する放射性物質で、半減期は約8日。
チェルノブイリ原発事故の際は国際的にこの汚染が広がり、はるかに高濃度のものを体内
に取り込んだ小児らが甲状腺(せん)がんになった。

 同臨界事故では、これまで放射線量のレベルなどは公表されてきたが、事故によって
生成された放射性物質の種類などは公表されていない。科学技術庁防災環境対策室は
「放射性物質のデータはとりまとめ中で、いつ公表するかは分からない」としている。

 検出されたヨウ素131の濃度は、自然界の土壌などにあるカリウム40の放射能濃度の
約10分の1だが、性質から年間に摂取しても体に影響がないとされる限度は約10分の1
と厳しく、小出助手は「カリウム40とほぼ同じ危険性と考えるべき」としている。

 ◇安斎育郎・立命館大国際関係学部教授(放射線防護学)

 食品への影響がただちに大きな問題になるレベルではない。しかし、放射性物質その
ものが拡散した証拠として、極めて重要だ。事故時に爆発のような状況になって飛び
散ったことを示すのかもしれない。汚染の実態を国民に知らせるために、国のデータの
公表が重要だ。

(毎日新聞1999年10月5日東京朝刊から)
37ドキュン外人が大量発生!:1999/10/05(火) 18:07
 米国の著名ソプラノ歌手、バーバラ・ボニーさんが、茨城県東海村の臨界事故の影響を心配し、静岡市を皮切りに予定していた6日からの日本公演のうち、水戸市での公演を中止したことが、5日わかった。予定の3日になっても来日せず、日本公演の中止も懸念されたが、12日の水戸公演のみをキャンセルすることでボニーさんの合意が得られ、6日にも来日する。

 招へい元の梶本音楽事務所(東京都中央区)などによると、ボニーさんは静岡、水戸のほか、9日に東京、14日に大阪で公演する予定だった。だが、東海村での臨界事故を報道で知ったボニーさんが、「来日したくない」と言い出したという。

 一度は中止に傾いた日本公演だったが、同事務所の交渉で、水戸公演を中止して静岡公演を11日に延期することで合意し、3公演での来日が決まった。同事務所は「(水戸市は)安全であることを伝え、ぎりぎりまで説得したい」と話している。

 ボニーさんは1956年生まれ。ウィーン国立劇場、メトロポリタン・オペラなど世界の主要なオペラ劇場に定期出演するなど、世界トップクラスのソプラノ歌手として知られている。

 東海村の事故では、3日まで大阪市中央体育館で開かれていた第23回世界新体操選手権大阪大会で、放射能汚染を恐れたオーストリア人選手が途中帰国している。


[毎日新聞10月5日] ( 1999-10-05-11:52 )
38>37:1999/10/05(火) 20:18
事故後風下になっていた水戸は危ないと考えるのは当然。
歌っている最中に息継ぎで死の灰を吸い込んでしまったら
いやだもの。ワシもしばらくは茨城には行きたくない。
39英語二桁(ノック派):1999/10/06(水) 01:57
>33
はいはい。栃木の田舎者より自分が下だってことがわかって、うれしいでしょ?
40>39:1999/10/06(水) 08:44
ノック派? プークスクス
41>37:1999/10/06(水) 09:48
手当たり次第にドキュンにしないように。
非常にまともな反応です。もし反発遺伝子所有者なら、
事故が起きたと聞いて近寄っていくはずです。
42英語二桁(ノック派):1999/10/06(水) 12:34
>40
新日本婦人の会の人ですか(失笑)
43:1999/10/06(水) 12:51
>手当たり次第にドキュンにしないように。
もともと日本なんて地の果てに来たくなかったんだよ。
>非常にまともな反応です。
44現地(東海村)にしてからが:1999/10/06(水) 18:01
事故発生時、アナウンスが日本語ばかりで、在留の外人には
なかなか状況が分からなかったらしいですね。
日本側の配慮不足による情報欠落、英語などでの報道状況を考えるなら、
危機対策としては当然の反応だと僕も41さんと同じに思います>37@`43

日本語が通じない外国で、同じような状況になった時を考えればわかる。
その場合、他人事の日本では大げさに報道するであろう。
45やっぱり:1999/10/07(木) 10:12
46名無しさん:1999/10/07(木) 11:29
>45
安全意識の欠如ってのが評価にかかわるんだね。
被害の大きさだけの尺度じゃないんだ。
47不良中年:1999/10/07(木) 17:42
安全意識の欠如でレベル5というのは後から付け加えた言い訳
のような気がします。安全宣言を出すにはレベル5では都合悪
いですから。体内被曝の調査も終わっていませんから最終的な
被爆者の数はさらに増えるでしょう。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shibuya/gogai02.htm

48ある訴え(無断転載):1999/10/07(木) 21:36
事故直後から測定を開始した人たちは何故データを公表しないのでしょうか?
私は、マスコミ関係者に科技庁に行って膨大に蓄積しているはずのデータを
公開してもらうように頼んでもらいました。
それに対する答えは、データ整理中のため、公開しないとのことだったそうです。
事故後、ある時点で、350m以内の住民の退避、10km以内の住民の自宅退避が
勧告されましたが、何故そうした判断となったかの根拠は示されませんでした。
ついで、10km圏内の自宅退避が解除、350m圏内の避難の解除と続きましたが、
その時も何故そうなるのかの根拠は示されないままでした。
具体的なデータ、根拠を示さないまま、行動の指示をするというのは不当
なことだと私は思います。
できるかぎり速やかに、できるかぎり正確にデータを公表し、住民自身が
納得できる形で行動を選択できるようにしなければ、原子力発電所の事故
などが発生すれば、防災などは全くできなくなるものと思います。
49不良中年:1999/10/08(金) 15:32
やはり非難解除は早すぎたようです。http://gendai.net/contents.asp?c=010&id=266
50名無しさん:1999/10/08(金) 21:21
 某県警みたく、各地の原子力施設などで不祥事が明るみに出そうで、
怖いね。
51名無しさん:1999/10/09(土) 02:19
未整理生データでも、
出しちゃえば出来る人が寄ってたかって解析してくれて
早く済むだろうにねぇ。一種のオープンソース(笑)
52アホな質問かもしれませんが :1999/10/09(土) 04:54
海外へ郵便(エアメール)を出すときには、
どういう経路をたどるのでしょうか?
東海村からの出された物と混じるということは
ないのでしょうか?
どなたか知ってる方おられたら教えてください。
53不良中年:1999/10/13(水) 09:47
事故から2週間も換気口から放射性ガスが漏れていたそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/tokaimura/19991012cp01.htm
JCOや科学技術庁は人体に影響は無いと言っていますが発表さ
れた数値自体信用できません。ヨウ素131は甲状腺に蓄積され
ると癌を引き起こすそうですが微量とはいえ2週間も吸い続けた
ら健康への影響が無いはずがありません。
本当に安全ならいまさら窓に目張りをしたりしないでしょう。
換気扇を止めなかったJCOもいい加減ですが、それを放置した
科学技術庁の責任も大きいと思います。
54London Economist:1999/10/13(水) 19:57
科学 all over in a flash から。
A further 46 people were exposed to radiation as they sought to
contain the problem. Working in shifts of a few minutes at a time to
keep their exposure levels within the annual limit@` a maintenance crew
smashed the pipework on the precipitation tank to drain the water so
that neutron-absorbing boron compounds could be pumped into the
tank to bring the chain reaction under control. It was arrested at
around six o団lock on the morning of October 1st@` nearly 20 hours
after the blue flash.

その他アジア欄,科学欄に3本記事あり
55ごめ。間違えた:1999/10/13(水) 20:24
拾いたかったのはこっちのパラフレーズ。(どうも上手くいかんです)

But what of his government's sluggish response to the disaster ?
Mr Obuchi seems to have had some luck@` a virtue much coveted
by all prime ministers. The fall-out could have been much worse
had it not poured with rain in Tokaimura@` a town of 33@`000 people.
The rain diluted the contamination and prevented it from drifting
as a cloud across the surrounding countryside.
As it was@` the radiation level outside the uranium-processing plant
soared 4@`000-fold. About 80 local residents fled their homes and a
further 310@`000 in neighbouring communities were told to remain indoors
until the all-clear was given the following morning.

雨と共に東海村に落ちてなければ、放射性汚染物質は雲のように漂って
 更に周辺地域に拡がっていただろう・・という話になるんでしょうか。

他,科学欄ではイギリスBNFLで生産された日本向けMOXの規格検査逃れが
スキャンダルになりかけていた事など,例によって読み応えのある論文が
並んでます
56もうヤだ:1999/10/14(木) 05:04
原発もしょうがないと思ってたけど、あまりにもズサンすぎる。
よそも似たようなもんだろうな。
もはや日本は核アレルギーじゃないんだね。
57不良中年:1999/10/14(木) 09:48
密閉作業後もヨウ素が漏れ続けている。
http://www.yomiuri.co.jp/tokaimura/19991013cp22.htm
それにしても後手後手の対応ばかり>科学技術庁
フィルターが無いなら排気筒に蓋をしろ!>JCO
58別の計算方法:1999/10/20(水) 20:41
10/19(火)の朝日の夕刊には、加藤和明教授の
推定によれば、今回の臨界事故での放射性物質
の生成量はチェルノブイリ事故の放散量の約
100分の1という見出しが出ていて驚かされ
ました。
沈澱槽中の溶液から試料を取り出せればいずれ
わかることではありますが、納得のいかない
話なので、ご参考までに私の試算をお目にかけ
たいと思います。

核分裂の総数を10E18とします。
話をヨウ素131に限って、そのfission yield
= 0.028
すると I-131の生成量(N) =2.8E16 (個)
これをベクレルで表示すれば
λN =N/平均寿命=N×0.693/半減期
  =N×0.693/8.0×24×60×60
  =1.0E-6 N
= 2.8E10 (Bq)

一方、チェルノブイリの場合は、OECD/NEAが
出した Chernobyl; Ten Years on Radiological
and Health Impact (Nov. 1995) によれば
I-131に関しては
 Core inventory 3200 PBq
Total release during
the accident 〜1760 Pbq
と推定されています(P=peta=1E15)。

したがってチェルノブイリの放出量に対する
今回の事故での生成量の比は、I-131に関しては
 2.8E10/1760E15
 = 1.6E-8
つまりざっと1億分の1となります。
59まだまだ不安だ
1. 臨界事故ということを認識していながら、中性子検出器を準備できてい
なかったことは反省すべき点であると思います。
2. 約6km離れた事業所内でも風向により事故によって放出された希ガス等
の影響を受け、測定器に影響が出ました。防災の観点から、十分に離れた位
置にオフサイト緊急時センターを設置する等の措置が必要かもしれません。
3. サイクル機構では、昨年の10月から、敷地外のモニタリング・ステーシ
ョン3基、敷地内のモニタリング・ステーション及びポスト10基、気象
観測等のリアルタイムデータをインターネットで公開していますが、今回
の事故では9月30日から10月1日の間に約24万件のヒットがありまし
た。このような情報を一般に提供していくことも、無用な不安を打ち消す
意味からも重要と考えます。
4. 今回の事故に伴う体内放射能の測定には、鉄室(2mx2mx2m)内に設
置した2基のGe検出器を有する全身カウンタを用いました。
 平成9年3月のアスファルト施設での火災爆発事故そして今回の臨界事
故と対応した経験から、複数核種が混在する場での内部被ばく評価のため
には、分解能に優れたGe検出器を装備した全身カウンタでなければ実質
上は役に立たないということを強く感じました。
5. 今回、全国の電力会社から200名程度の要員派遣があり、住民サーベ
イや住宅のサーベイなどに活躍されました。
遠く青森の日本原燃や九州電力からもモニタリング車を派遣していただ
き、心強く感じました。
 東海・大洗地区には、各施設で放射線管理(環境監視や線量計測を含
む)に携わっている人間は500人以上いると思いますが、今回の事故
ではこの人員及びサーベイメータ類を総動員しても十分ではなく、日常
からの相互支援体制を整備しておくことが必要と感じました。