野良猫、赤ん坊救う=氷点下で数時間温める−ロシア
【モスクワAFP=時事】ロシア南西部カルーガ州オブニンスクで、アパートの廊下に置き去りにされた
赤ん坊を野良猫が温め、凍死の危機から救う出来事があった。地元テレビが15日報じた。
アパートの住人が10日、「苦しんでいるような猫の鳴き声」を聞いてドアを開けたところ、赤ん坊が
置き去りにされ、そばに寄り添った猫がなめたり、温めたりしているのを見つけた。
その日の気温は氷点下。赤ん坊は数時間にわたり放置されていたらしく、住人らは、猫が世話を
しなければ助からなかっただろうと話している。駆け付けた救急隊員が赤ん坊を搬送する際、
猫は心配そうな様子でついていったという。
赤ん坊は生後2〜3カ月とみられ、健康に問題はなかった。警察が親の行方を捜している。
猫は「マーシャ」と名付けられ、玄関ホールの段ボール箱に住むことが認められた。(2015/01/16-06:18)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015011600076